朝靄の釧網本線に乗って
3日間有効の「秋の乗り放題パス」を利用して、3日間かけて東京から釧路までやってきた。
改めて、秋の乗り放題パスを購入し、今日と明日は釧路湿原と別寒辺牛湿原を散策、明後日は普通列車で釧路から滝川、さらに旭川まで向かうことにしている。
今日は釧網本線の塘路駅からサルボ展望台へ上がり、釧路湿原の眺めを楽しみたい。
釧路から塘路へ
2017年10月20日。
釧路6時05分発の網走行き普通列車に乗る。平日なので車内には高校生が多い。
花咲線と分かれる東釧路をすぎると、深い霧に包まれた釧路湿原を列車は走行し、6時37分に塘路駅に着いた。
天気予報はよかったので、視界が晴れるのを期待して、サルボ展望台へ向かう。
塘路駅からサルボ展望台へ
右に塘路湖、左に湖沼群を見ながら、国道391号線を歩いていくが、霧が濃い。
塘路駅から15分ほど歩くとサルボ入口に着いた。本来の道は崖崩れか何かで通行禁止になっており、迂回路を登るように記されている。この周辺で、今年の4月にヒグマの被害に遭った人がいるそうだ。念のため、クマ除けの鈴は持ってきている。
道標には、サルボ入口からサルボ展望台へは350m、サルルン展望台へは640mとなっている。遊歩道に入ると白樺だろうか、紅葉が綺麗だ。
7時20分頃に列車がくるので、よい写真が撮れそうなサルルン展望台へ、まずは行ってみる。緩やかな遊歩道を15分ほど登るとサルルン展望台に着いた。斜面に立てられた、高さ1mほどの階段状の展望台である。
川湯温泉始発で塘路に7時23分に着く列車を撮る。しばらく待つとカタンカタンと線路を走る列車の音が響いてきた。とても絵になるので、視界がスッキリしているときにもう一度、来てみたいと思う。
写真を撮った後は、770m先にあるサルボ展望台へ向かう。10分ほど紅葉の森を歩くとサルボ展望台に着いた。想像していたよりも立派な展望台である。
紅葉の向こうに塘路湖が見え、その奥の町はモヤで霞んでいる。
次は釧路湿原の細岡駅へ向かうので、列車の時間に合わせてゆっくり下る。塘路駅に戻ると、ようやく霧が晴れてきた。この駅では運がよければ丹頂が見られるという。
塘路発9時27分の普通列車で細岡駅へ向かい、釧路湿原の細岡展望台へ歩くことにしている。
(つづく)
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