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「会社で役に立つランクマッチにおける考え方」

初めまして。

ゲーマー社会人のnoteへようこそ。

今回紹介するのは「会社で役に立つランクマッチにおける考え方」について。チーム戦好きゲーマーかつ会社員の方がもし居たら、是非見て行ってほしい。それでは解説していこう。

1.ランクマッチとは

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まずランクマッチについて説明する。eスポーツ等の競技性が高いチームゲームには、ほとんどの場合「ランクマッチ」と言われる自分の実力に応じて対戦相手が強くなる仕様が存在する。最初は初心者同士の戦闘から始まり、対戦に勝つごとに自分の強さを表すランクが少しずつ上がり、今度はそのランクに近い(同じくらいの強さの)人と対戦で当たるようになるマッチングシステムだ。主にブロンズ、シルバー、ゴールド、ダイヤなどとランク帯の名称が決まっており、プレイヤーは出来るだけ高いランクを目指して日々ランクマッチに挑んでいる。もちろん私もその1人だ。

2.ランクマッチにおける心構え

次にランクマッチにおいて大事な心構えについて話そう。どのチームゲームでもランクを上げるために重要になってくる考え方が存在する。それは「現ランクにおける自分の立場を考えて行動する」と言うことだ。そのランク帯で自分はどのぐらい強いのか、その試合で自分はどのぐらい活躍できるのかという考え方は、とても重要だが深く考えていないプレイヤーが多い。ゲーマー諸君なら「味方が雑魚いから負けた」「この味方じゃなければ勝てた」というようなセリフを見かけたことがあるかもしれない。これは先ほど述べた自分の立場を理解していない証拠だ。もし自分の方がうまい、自分ならもっと上のランクに行けると思っているのであればそれ相応の対応をしなければならない。

例えば、チーム対戦ゲームをしていて、自分がもしそのランク帯よりも強いと思っていた場合、どのような立ち回りをするべきだろうか。敵を蹴散らし味方を勝利に導くもよし、弱い味方のフォローに回るのもよし。この時重要なのは、「弱い味方を責めるのではなく、当たり前だと認識して行動すること」である。よく味方に対し「よくそんな実力でゲームしてるな」「なんでそんなミス出来るんだ?」と罵倒しているシーンをゲーム内やTwitterで見るが、それは的外れな指摘である。前述したとおり実力が伴っていれば現ランクの味方が弱いのは当たり前だし、味方に期待していてはランクは上がらない。もし自分の実力が不足していたとしても、弱い味方を抱えて勝つ努力をしないといつまで経っても上達することは無いだろう。

さて、察しの良い人ならこの辺で会社にも役立ちそうだなと考えているかもしれない。そう、このランクマッチにおける考え方は会社でも十分に同じ事が言える。

3.会社内でのチーム結成システム

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会社によってチームの作られ方は異なるだろう。ここでは一般例として私の会社を例に挙げて説明する。私はシステムエンジニア、システムインテグレーターと言われる職業に就いている。会社の中には様々なプロジェクトが存在し、航空、警察、銀行、テレビ、様々な分野の案件ごとにチームが作られる。そのチームの中には、リーダー、副リーダー、マネージャー等様々な役割の人が存在し、各々自分に割り当てられた仕事をこなす事でプロジェクトを完了させる。大体の場合プロジェクトのメンバーは会社が選ぶため、本人の意思に関係なくチームが結成されることになる。ゲームの言い方で言う所のマッチングシステムが、会社の意思による目分量で行われると言う事だ。

4.会社で役に立つランクマッチの考え方

先日、こんなやり取りをリーダー、副リーダーのおじさん2人が行っていた。

「あの係長は本当にミスが多いね。言った事は覚えないのに、自分のやり方で進めようとするから修正が手遅れになる」

実は似たような愚痴、ぼやきをプロジェクトに配属されてから何度も聞いてきた。あの係長は何年も仕事をこなしてきて、このプロジェクトももう何年も経験しているのに覚えてない仕事が多い。もう新人の僕に正しい知識を新しく覚えてもらった方が何倍もありがたい。誰とは言わないけどプロジェクトで悪い影響出している人が居るよね。等である。

恐らくどこの会社でも見られるような一般的な愚痴だろう。しかし、出来れば日々ランクマッチで激闘しているゲーマー諸君には、この意見に素直に同意しないでほしい。先ほど話した「ランクマッチにおける心構え」をこの例に応用するのであれば、「プロジェクトメンバーの中に自分より出来ない人が居て当然だ、このメンバーを抱えて自分はどう行動し成功すればいいのだろうか」と考える事が重要なのである。

前述した通り、もし自分が周りより(批判対象より)優れているのであれば、その人をフォローするなり、その人に適したポジションを見つけるなり、その人を抱えて勝つための行動を選択すべきなのである。上のレートに昇る(会社でいうと昇進する)ためには、出来ない人を抱えて勝つ必要があることを理解してほしい。

5.新人側の考え方

この考え方は、「出来る側の人間にのみ当てはまることなんじゃないか」と思われがちだが、実は新人等の出来ない側の人間でも重要になる考え方である。新人はどちらかというとプロジェクトメンバーの中ではレート(実力)が低い、お荷物的な存在だ。上で述べた考え方で言えば、フォローされたり、出来る人が代わりに仕事をしてあげなきゃいけない存在ということになる。その事実を踏まえた上で「チームが自分を抱えた状態で勝つ(プロジェクトが成功する)ためにはどうすればいよいか」を考える必要がある。上司は教える時間を取られるわけだし、一度言っても分からないような人材ならプロジェクトに貢献することはかなり厳しい状態だろう。

ランクマッチの考え方を応用した場合の具体例を挙げると、もちろん知識を確実に身に着けるためにメモを取ることなども必要だが、仕事が出来る上司の仕事時間を延ばす必要があるなどのことが思いつくはずだ。レートが高い人が活躍する事が試合に勝つことの条件に必然的になるのだから、なるべくその強い人(会社でいうと上司)が動きやすくしてあげる事は効果的になるだろう。ファイル整理や試験などの単純作業は、新人でも十分に行うことが出来る。実は、上司の世間話を仕事中に聞いてあげたり、愚痴を聞いてあげたりすることも活躍してもらうために効果的だったりする。(これは余談だが、社員の雑談は科学的に見ても会社の成長に重要だというデータがある)。余裕があれば、自分が成長した時にチーム内でどのように振舞えばよいかまでをイメージして成長していければ申し分ないだろう。

まとめ

さて、今回は「会社で役に立つランクマッチにおける考え方」について説明したが、いかがだっただろうか。私は少々ゲーム脳に染まっているので、新人の頃からこんなことを考えながら作業していたのだが、他の新人は愚痴ばかり話していたのをよく覚えている。それ自体が全て悪い事だとは思わないが、今回の記事を読んだゲーマー諸君にはぜひ、ランクマッチ、仕事どちらでも上位を目指して上手に立ち回っていってほしい。

※最近は仕事において昇進を目指さない考え方も主流になってきている。この件については別記事で考えたいと思っているので、公開されたら是非そちらも見てもらいたい。

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