ギタリスト列伝 : 9 ライトニン・ホプキンス
結局、ブルースマンから取り上げることが多い「ギタリスト列伝」ですが、今回は、これまたテキサス・ブルースマンのライトニン・ホプキンスでいってみます。
若い頃に影響を受けた人から、何となく書いていくと、どうしてもブルースマンが多くなってしまいますが、他にもいろいろ書いてみるつもりです。
で、話を戻すと、彼はいわゆるギタリストタイプのギタリストではなく、シンガー兼ギタリストですが、彼のギターは大好きでしたね。
豪快なリズムといい、よくいわれるちょっと不良ぽい空気感といい、何とも言えずライトニンでしたね(よくわからんが)。
彼は、自分の周りでも人気もありましたね。あの豪快な感じの雰囲気も人気の要因だったんだろうなと思います。
彼のギターは、なんだかんだとコピーしまくりましたね。
アコギでブルースをやると、伴奏の部分とか、フレーズとか、無意識に彼のフレーズが出て来るくらいは影響を強く受けた感じではありますね。
特に、個人的にはブギー調の曲が好きでしたね。
シャッフルも突っかかり気味のシャッフルなのもかっこいいですね。
彼の場合、バンドサウンドもいいですけど、弾き語りが多いからか、結構、強引に演奏するので、これは周りは合わせるのは大変だろうなと思います。
いきなりコード進行を変えたりとかが多いので(スリーコードのコードの循環パターンを、気分によって変えることがあるという意味です)、ああいうのは、合わせるほうは大変なんですよね(笑)。
まぁ、でも、俺様キャラですから、周りが合わせるしかないでしょうけどね。
雰囲気からバリバリ自由奔放で型破りな感じが出てますよね。
ギタリスト視点でいえば、
映像を見ると、サムピック派であることがわかりますね。
基本リズムは、ネック寄りのところで、親指と人差し指で刻み、
リズムの変化を与える場合とか、コードを鳴らしに行くときは、ネックの上で、手全体で弾いてますね。これは癖なんでしょうね。
音的なことよりも、リズムの取り方として、彼の中では、これが自然ということで、こうなったのかなとは思いますが。
後は、とりあえず、指が長い(笑)。こればかりは「真似」は出来かねます。
フレーズとかも、聞けばすぐにわかる彼のフレーズが多いですね。
以前に紹介したT-Boneのような意味での、難しいことをやっているわけではないですが、このリズム自体が簡単ではないところはありますね。
特に、突っ込みフレーズとか。まぁ、豪快ですね。
ライトニンの場合、シカゴ・ブルースの完成形的なフレーズよりは、聞き取りやすいですし、ギター一本でやっているといっても、ロバジョンのような意味でのテクニカルな弾き方ではないので(一本なのに二本で弾いてるのかと言ってしまいそうな感じとまではいかないので)、まだ、コピーはしやすい方かもしれません。
といっても、やはり黒人特有のリズムは、ある意味、真似は無理ですね。
昔では考えられませんが、昔のライブの映像があるので、それらをはっておきます。
ライトニンは、私はLPで買って、後からCDもあつめたくちですが、彼のアルバムって、ジャケットがかっこいいのが多いんですよね。
それは映像の後に貼っておきます。
では、映像いきます。
これはかっこいいですね。パート1と2に分かれてますが、貴重なライブ映像です。若い頃に、少しは映像を持ってましたが、これではなかったかな。
とにかく、当時は、ブルースマンの映像は貴重でした。
前に紹介したハウンド・ドッグ・テイラーも、あの有名な映像を持っていましたが、なかなか入手できませんでしたね(笑)。しかも、コピーされまくったやつなので、画質がほんとにひどかった。
こちらはバンド形態での演奏ですが、うわぁーーヤバイって感じの演奏ですね。
これをYouTubeで見つけたときは感動しましたよw
ギターは何を使っても、この人の音になってますね。
いや、それでこそブルースマンだわ。
以下、ジャケットです。
これ、たしかオールマンブラザーズのメリッサをやったときに、背景に映っていたなw
メリッサとライトニンでは、まったくミスマッチだったような。
こいつは10代の頃に買ったのをLPで未だに持ってますね。
ということで、今回は、ライトニンでいってみました。
ギタリスト列伝シリーズ、今日は、気分が乗って、少し時間もあったので、合計3、4つ記事や下書を書きましたので、順次公開していきまーす
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