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実は20年間ギターをやめていた件 その再開と練習法(その1)
若いころ楽器をやっていて、その後、復活を目指す人もいますから、ちょっと書いてみようかなという趣旨の記事です(別ブログからの移植記事です)。
他人にとってはどうでもよいことなんですが、実は私、1995年くらいから2017年くらいまでの、ほぼ20年間、ほとんどギターを弾いていませんでした。「年に数回くらいは、ちょっと触ったりする」こともあったかもしれませんが、普段はまったく弾いていませんでした(ごくまれに「レコーディングやライブを頼まれたとき」に、その時だけちょっと練習して弾くこともありましたが)。
楽器をされる方ならわかってもらえるでしょうが、期間が短ければともかく20年のブランクは長いですよね(笑)。
まず、初めに言えることは、20年間やめていて、演奏を再開したときに苦労したのは、とにかく指が思ったように動かないことでしたね。
これにはもう参りました。
そして、何をやったかというと、
1. 基礎トレーニングを毎日続ける。
2. 自分の演奏で気づいたことをワードにメモする。
簡単に言えば、この二つですね。これを繰り返しました。
若いころの経験から、自分にどの程度の曲までなら弾けるかはわかっている点もあったので、それが思うようにできないのは、結局、指が動かないからだなと。
そして、それには二つ理由があって、一つは、単に筋肉というか、フィジカル的な部分ですよね。そして、もう一つは脳というか、考えていることとやれることがコネクトしてない感じの違和感。
これができた上で、最終的に音楽的表現としてまとめる「耳」や「感性」の問題があると思うんですが、今回は、この一つ目の筋肉系、フィジカル系のところを書いてみます。
基礎トレーニングの内容は
自分で考えた運指フレーズとか、弾けないていないと思える演奏テクニックをエクセルで表にして自己確認しながら少しずつ幅を広げていきました(もっともこれは半年くらいは使いましたが、ギター練習が習慣化されてからは、使うのはやめましたが)。
そして、もう一つは、ワードにもう少し具体的に気づいたことや、運指のメモをしてウィークポイントを詰めていきました。これは最終的には6ページ分くらいになりました(笑)。
今回はこの方法を導入したことで、効率よく練習ができるようになりましたし、これは便利でしたね。
ということで、このワードにメモしていくのはなかなかお勧めです。たとえばこんな感じです。
◎すばやい離弦 押弦は意識しやすいが離弦は意識しないとわすれがち。
◎ラン奏法 三通りくらいのタイミングで、、。 突っ込み系やもたらせ系 えぐい系など
◎三連と8分や4分の混在フレーズ これを練習してフレーズ内のリズム変化に素早く対応できるようにする(フレーズ内でリズムが崩れないための練習にもなる気がする)
◎グリッサンド 素早い系やゆっくり系 音のインターバル 短いもの(ブルースでよくあるような半音から①1音程度のもの) 長いもの(ラリーカールトン的な長いの)ギターによってフレットの高さや種類が違うので、意識して弾き分けられるようにしておく。
◎Pulling off / Hammering on 高速系 複合系 トリッキー系 整理分類して取り組むこと
◎垂直押弦と指寝かし系の使い分け 正確な押弦のためのトレーニング(握りこみとネック裏親指支柱系の使い分け)
※メトロノームを使うこと
というような感じです。こういうのをみっちり隙間なく6ページくらいメモをしました。
ギターの練習は人それぞれかと思いますが、私の場合、独学でしたので、きまった手法はありません。ただ、その分、逆に、自分なりに工夫していろいろ追求してきましたが、今回も、自分なりにこういうことをしてみました。
余談ながら、曲の練習はほぼしませんでした。曲はレコーディングの時や収録の時に弾くのみです。それは今でも同じです。よほど弾けない曲があった場合はたまにはフレーズ練習とかしますが、普段は基礎トレーニングのみです。
それも私の場合はですが、スカパーとかで、何か差しさわりのない番組を見ながら、淡々と毎日1-2時間程度基礎トレーニングを続けたという感じです。音楽だと、曲がながれているわけで、かえってやりにくいので。
ただ、練習そのものは、本当は集中してやるほうが絶対にいいと思います。これは私が単に、それだと飽きるからというだけのことなので(笑)。
余談ながら、私個人は独学派です。日本には習い事文化もありますし、今は、オンラインギター教室などもありますし、それもよいのかもしれませんが、「教室の場合どうしても標準的な弾き方」みたいなことに偏りがちなところもあるように感じることもあります。もちろん、これはもう人によるのかなと思う部分もありますので、何とも言えませんが。
いずれにせよ、ひとつだけ確実に言えることは、楽器の練習は、結局は自分次第であることには変わりはないと思います。
ですので、「独学」、「習う」、どっちを選択するにしても、自分なりの工夫は絶対にあったほうが良いと思います。
続く、、、、。
復活後の成果は以下のYouTubeチャンネルにて(笑)