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ヘリコプターの体験操縦とLA遊覧飛行の動画
過去に、何度か、飛行機ネタで記事を書いたことがあるんですが、今回は、ヘリコプターネタで記事を書いてみます。
まぁ、興味がない人にとっては、面白い記事ではないでしょうが、たまには変化球ということで(笑)。
Lonesome Cowboyさんの記事を読んでいて、「私が初めてハリウッド界隈を訪れたのは空からの訪問でした」という話をコメント欄に書いたことから、ヘリの話題になり、動画を見て下さると言うことで、コメント欄のところにURLを貼らせて頂いたのですが、せっかくなので、記事にしてみました。
そうなんです。私、初めてLAに行ったときは、到着後、直ぐにトーランスの方に移動し、そこをベースにあちこちの空港には言っていたものの、この時点では、ハリウッドには訪れたことがなく、この記事の時に、初めてハリウッド周辺を訪れた(というか通過したというべきか)感じでした。
この後、自分で運転して、車でも行ったんですが。
といっても、飛行機と違って、私は、ヘリの免許は持っていません。
ですので、遊覧と体験操縦した時の動画になります。
経緯としては、私はこの頃、アメリカで飛行機の免許を取る訓練をしていたんですが、実は、ヘリもずっとやってみたかったのもあり、気分転換を兼ねて、一日だけ、訓練を休んで、近くにあったヘリの遊覧飛行と操縦訓練をしている会社にお邪魔したんです。
で、ちょっと事情を説明したところ「あぁ、そういうことでしたら、全然オッケーですし、今日は予定が詰まっていないので、良かったら今から飛びますか」と言われ、「はい」ということで、すぐに飛ぶことになりました。
で、「せっかくなので遊覧だけではなく、操縦もしてみますか」と言ってくださったので、操縦もすることができました。
今回の記事は、そのときの記録です。
こんなことを書くと、凄くお金持ちのように誤解されそうですが、全然、そんなことはなく、ただ、好きなのと、好奇心が強いというだけのことです。
後は、家族の理解があるからやれる範囲でやっているだけです。
まぁ、飛行機を持てるくらいの経済力を持てるようになりたいですけどね。
個人的には「夢は大きく!」「やりたいことのためには努力は惜しまず」なので(笑)。
余談ながら、この体験操縦は、1時間2万くらいでしたので、私にとっては、全然、価値あることだなって感じで、飛びつきました(笑)。
パイロットは、日本人女性でしたので、会話も日本語だったので楽でしたね(当時、訓練はアメリカ人とやっていて、当然、英語でしたので)
動画はGo Proで撮影していたので、動画もあるので、貼っておきます。エンジン始動後は、エンジン音にかき消されて機内の会話は聞こえないですが。
当時、直ぐに動画編集して、YouTubeに「限定公開」でアップした動画が残っていたので、それを貼っておきます(2017年以前に公開した「限定公開」は、勝手に「非公開扱い」に移行されていたようでしたので、設定変更しておきましたので、多分、見れるはずです)。
私自身は、飛行機はやってましたが、ヘリはこの時初体験でした。ただ、ヘリの操縦は、シミュレーターでやっていたので、操縦方法は知っていましたし、離陸後、数分後には、教官の指示の下、自分で操縦していました。
ヘリは、この時点でもシミュレーターを数百時間はやっていたので、それもあってか、割と違和感なく操縦することができました。むしろ、ヘリに関して言えば、体感がある分、実機の方が感覚的にはわかりやすい面もありました。もちろん、安全に飛ぶには、各種訓練や経験がいりますので、あくまで体験操縦の範囲内での話ですけど。
後、覚えているのは、このヘリ、横窓が撤去されていたので、撮影は楽でした(高所恐怖症が強い方だと、これだけでも怖いかもしれませんが…笑)
風が強かったんで、ブレないように撮影するのに慣れがいりましたね(望遠の長いレンズを外に向けると、風圧が強く、カメラを落とさないようにかなり注意を払って撮影しました。もちろん、首に紐でかけていたので、落とすことはないんですが)。後は、上着はジッパー付きので乗り込んだので、落としそうなものは、そこに入れて落とさない様にしておきましたw
物を落としてしまったら、下手をしたら殺人事件になりかねませんからね。
飛んだコースはこんな感じです。当日のフライトのログを取っていたのでアップしておきます。多分、1時間弱くらいのフライトでしたかね。
![](https://assets.st-note.com/img/1726251594-k27GMdQSx9V61pmNfATyul3t.jpg?width=1200)
では、動画行きます。
URLをクリックすると動画が開きます(限定公開だからか、いつもの方法で貼れなかったので、こうしておきました)。
KTOA R22 Part:1 Robinson R22 KTOA⇒Santa Monica
離陸から操縦開始し海岸沿いを飛行
離陸してからすぐに、操縦説明を受けながら、空港から海岸線に達したあたりから、自分で操縦をさせてもらいました。
https://youtu.be/mbppiigSkAQ
KTOA R22 Part:2 Santa Monica⇒Hollywood
海岸から内陸部へ 色々名所が空から見れます。
動画始まりから7分くらいまでは私が操縦してます。
その後は、名所辺りなので、写真やってます。その辺りは教官が操縦です。
ローレルキャニオンの辺りも、ちらっとは映っていたような気はしますが。
https://youtu.be/H_T0bzhFYgQ
KTOA R22 Part:3 Griffith Park⇒Downtown⇒KLAX
グリフィス・パークからロスアンゼルス国際空港へ。LAX上空に入る際に、ちょうど、就航したばかりであった747-800が空港に着陸するところだったので、操縦を代わってもらって撮影したのを覚えています。
https://youtu.be/tQXYNaR9v48
KTOA R22 Part:4 KLAX⇒KTOA
ロスアンゼルス国際空港上空を通過し、そのまま南下しトーランスへもどりました。「着陸は次に取っておきましょう」ということで、着陸の操作はしませんでした。でも、楽しい体験操縦でした。
https://youtu.be/4LhP50vmlH0
と、こんな感じでした。
このヘリは飛行機と違って前方の窓が広く、下も見えるので、動画的にはなかなかな感じですね。飛行機ですと、前面一面がパネルですので、ダッシュボードの上にカメラを設置しないと、動画にすると、画面半分が計器になってしまい、見た目はあまり良くないんですよね。ただ、ダッシュボードの上に置いてしまうと、操作しているのが見えないので、ただの空からの風景同課になってしまうんですよね(笑)。
その点、こいつは外が良く見えてます。何しろ、足元まで見えますので。これは飛行機とは違っていていい感じでしたね。
ちなみにヘリは、ほとんどがタービンエンジン(わかりやすく言えばジェット機と同じエンジン)なんですが、こいつはレシプロなので、経済的なヘリです(レシプロエンジンは小型プロペラ機でよく使われているエンジン種です。ちなみにエアラインで使っているような旅客機のプロペラ機のエンジンはプロペラ機でもエンジンはタービンなのでジェット機と同じです)
ヘリですが、基本的には、操縦は、4つの操作で飛ばします。
・サイクリックスティック (右手で操作) 前後左右の制御
・コレクティブコントロール(左手で操作) 高度の制御
・スロットル(左手で操作 このヘリは基本的には自動なので微調整のみ)
※車のサイドブレーキみたいな位置にあり、握り手のところがスロットル
・ラダー(方向舵) 機体の向きを制御
足で操作します。車のアクセルとブレーキの位置にあります。
を操作して行います。
KTOA R22 Part:0 R-22 諸説明~EngineStart
操縦方法の説明の動画です。エンジン始動までは、会話は聴けますので、操縦方法はこれで聞けます。初体験のわくわく感でやや興奮気味ですが、楽しそうにしてますね私(笑)。
https://youtu.be/w1hv3ZlkS20
速度の制御は、これらの釣り合いの総合と書けばいいのかな。
サイクリックを前に倒したら、速度も同時につきますが、その際、微妙に、コレクティブで操作をしないと、機体が沈みますので、コレクティブを少し引いて、、、。みたいな感じでの微調整は要る感じですかね。
飛行機でも旋回時は、機体を倒すと揚力が少しだけ失われるので、ヨークを少しだけ引きますが、同じような感じだった気がします。
この辺りは、高度計と昇降計を参考にしつつ、必要な操作をした気がするので、上手く言葉では言えないですね。そこまでの経験もないので、言葉で説明するのは難しいですが、一応、高度や針路は指示された通りにはやれていたと思います。
まぁ、ただ、間違いないのは、ヘリは、飛行機より感覚的な部分が多く、繊細な乗り物だということですね。
その意味では、飛行機と感覚はだいぶ違っています。
まず、操作頻度、微調整の頻度が多い感じですかね。
操作は各制御装置のバランスが大事な感じはしましたね。
大枠の感覚は飛行機と共通するところも多いので、飛行機をやっている人であれば、ある程度の応用は効くように感じました。
後、機長席と副操縦席のシートが、飛行機とは逆です。
飛行機では、機長が左、副操縦士が右で、ヘリでは機長が右です。
だからといって、特に違和感はありませんでしたが(車で逆になると、慣れないと怖いですが)。
その他、感じたことは、微調整頻度が高いので、長時間の操縦になると、飛行機より疲労度は高い気がしますね。
私の感覚で言い換えれば、生き物の様でしたね。
そういえば、ちょうど、来週「航空身体検査」の予約を入れたところでした。今でも、いつだって操縦はしたいので、身体検査は毎年受けています。
ヘリも、また機会があれば、操縦してみたいですね。
ほんとに楽しいので。
ついでなので、最後に、当日、撮影した写真たちもアップしておきます。
話題のもとになったローレルキャニオンの写真は、反対側であったので、見はしたんですが、撮影はできませんでしたので、写真はありませんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1726253125-iB4JXjhR7IEdQ59lyMAcqsUW.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1726253147-cN0F3ZeUSMnAxC5tm6OiVIp1.jpg?width=1200)
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![](https://assets.st-note.com/img/1726253298-4g7Ai2nTxZIFQrlcS1B0JEqj.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1726253325-GL3E2eBb7mndW9tAFNUYfRjp.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1726253336-jmUH3wa8i47QK5sg2ZLyPAoM.jpg?width=1200)
最後に、一応、書いておきますが、違法なことはしていません。
日本だと、訓練許可証とかがいるのですが、アメリカは、多分、要らないのと、私自身が、当時は、訓練をしていましたから、その辺りは、合法であることを確認したうえでのことでした(当然、パイロットは教官免許を持っていますし)。
日本では、こういうことって「危ない」とか、「人に迷惑をかけるから」とかで、ネガティブに言われることが多いですが、まぁ、そうかもしれませんが「危ないことをしなければ空の世界だからと言って危ないわけではない」です。危なくならないために訓練します。車だって同じですしね。
たしかに、事故をしたら被害が大きくなることもありますからね、その分、責任をもってやらないといけないでしょうが、車とかだって、同じです。
とはいえ、何のリスクもない世界などはありえませんから、それを最小化するように努めることが大事だと思いますね。
私は、元々プロドライバー歴10年以上ですし、乗り物に関しての安全意識はかなり高い方だと思います(今でも、もう10年以上ゴールドカードです)。
余談ながら、飛行機はエンジンが止まれば、発動機なしのグライダーになるだけですし、ヘリですら、仮にエンジンがとまっても、オートローテーションと言って、一応、着陸はできます(不時着に近い感じというべきかもしれませんが)。まぁ、悪ければ、そりゃ死にますけど、条件が良く、上手く扱えば、ちゃんと降りれますし、骨折位で済むと思います。
個人的には、むき出しであるバイクの方がよほど怖いです(笑)。
まぁ、私もライト兄弟の頃の飛行機とかであれば、ちょっと遠慮したいですけどね。
ということで、今回は、ヘリコプターネタでした。
まぁ、これは私にとっては、憧れの世界だったんですw
若い頃、トラックの運転手をやっていた時、渋滞とかにはまっている時とかなんかに、飛行機が飛んでいるのを見るたびに「あぁ、飛行機はいいよなー」とは、心の中つぶやいていたんです。
それに、うちの家は、自宅の上が飛行機の航路なので、毎日飛行機は見てきましたしね。
なので、空の世界は、私にとってはなじみある世界であると同時に、憧れの世界でした。
念願かなって、空の世界の仲間になれたことは、今でも、自分にとってはほんとうにありがたいことだなと思っております。
なんにせよ、空の世界って、やはり楽しいものなんですよ(笑)。