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使っている機材などについて ニア小規模商用スタジオのDAW(DTM)機材

以前、The Shine Light Respectのブログ用に書いた記事を一部修正してアップしました。

バンドのブログの記事について、「何かアイディアあります?」と聞いてみたところ、バンド内の声として、「使っている機材の紹介とか書けばいいんじゃないか」という意見がありました。

ということで、楽器とカメラはちょっと横に置くとして、今回は、音関係の機材について書いてみます。なんとなく総論的な記事です。

これまた、暗号的な記事になってしまいましたが、最近はDTMも流行ってますし、ちょっと書いてみました。
ただ、初心者の方向けの記事ではありませんし、使い方の説明はないので、参考になるかわかりません。どちらかというと掛かり的な位置づけの記事になるかと思います。

ですので、何かご質問などありましたら、コメント欄に書いていただけましたら、私でわかることなら、お返事いたします。

詳しいところまでになると、リスト化でもしないとむりなので、よく使っているものの概要だけ書きました。長年蓄積してきた機材たちではありますので、規模的には、一般的な宅録機材の量というよりは小規模商用スタジオ位の分量になっているかと思います。

では、マイクから行きます。

[Microphone]

マイクは『Peluso(ペルーソ)』の 2247 LEを使うことが多いです。RODEなどもあるのですが、やはりファーストチョイスはこのマイクです。このマイクは音がシルキーですね。これは『Neumann U47』の復刻的な意味合いで製造されているマイクです。


とても音楽的でお気に入りのマイクです。値段が高騰してえらいことになってますね。私が買ったときは、ここまではしませんでした。

ペルーソは、知り合いのプロの作曲家の方が、お勧めしくれたんですが、その際、デモ機を借り、テストをして、そのなかからこれを選びました(一般的にはデモ機の貸し出しをしているのかわかりませんが、うちの場合、会社の取引先を通じて借りました)。

ペルーソは他にも87や67の復刻もありますが、2247LEはほんとに素晴らしい出来ですね。購入時に67の復刻モデルと、2247のほかのシリーズも試してみましたが、2247LEが良かったですね。

U47 はビートルズが主にメインで使ってたマイクですが、うちのバンドで録音する曲の年代的にもフィットしているかなと思いますし。

このマイクは真空管マイクですが、やはりキチンと作られた真空管マイクは良い音がしますね。

私は、マイク・マニアではありませんが、仕事柄、マイク自体は、数十種類いろいろ試す機会もありましたが、最近のマイクは解像度やスピード感が特徴なので、うちでやっているような音楽との相性はあまりよくありません。

私的な表現でいえば、このマイクはいわゆる音楽的なマイクですね。

最近のマイクはほんと、解像度が高すぎて、ボーカルのごまかしが利かないというか、そういうところもあまりうちには向いてませんね。現代的なカチッとしたボーカルスタイルの人になら合いそうですけどね。

ただ、このクラスのコンデンサーマイクとなると、収録する環境への配慮は必須ですね。普通に録音すると、当然、同時に環境音的なノイズも拾ってしまうので、宅録に向いているかと言えば、環境は選ぶマイクだと思います。

うちのYouTubeチャンネルの動画は、海外の人とのコラボは別として、それ以外は、ほぼ、このマイクを使ってます。

ただ、アコギはRODE NT2やAKG C451Bを使うことが多いですね。シルキーな分、角が取れたマイルドな音によってしますので、私のアコギの弾き方だと、ちょっと合わないので。

この辺りについては、また機会があればマイクだけで記事を書きたいなと思っています。

[Mixer]

Mixer は Yamaha DM1000を使っています。このミキサーの音は、Yamahaのデジタルミキサーらしいクリアな音ですね。
もう、だいぶ設計的には古くなりましたが、まだまだ使えます。うちには、これが二台あります。一つは液晶がだめになってきてますが、機能的には問題なく稼働しています。

うちではPCやMacと接続して遠隔操作して使っています。


放送局とかで使われている小規模商用スタジオ向けのミキサーです。
DAWとの相性は悪くありませんね。だいぶ古くなりましたがまだまだ現役です。

で、このミキサーの内部ルーティングを作って、ダイレクトアウトでそのままAudio I/Fにつないでいますので、ちょっともったいない使い方ではありますね。

ダイレクトアウトでプリフェーダーで使えば、音的に途中でかむのはGainだけです。つまりヘッドアンプだけはヤマハのデジタルミキサーのサウンドになっているということになります。ヤマハのデジタルミキサーはほぼ、全部の型番を使ったことがありますがSR(PA用)系のLSシリーズや現行のTFシリーズは録音では音が悪すぎて無理ですが、それ以外のものは、使えますね。

たまには、別の機材とつないでやってみたいのですが、あまり贅沢は言えませんし、なにより、このやり方でDAWに音を直接送れるのは便利です。
Audio I/Fのミキサー機能は基本的にはおまけですからね。
こののやり方ですと、レイテンシーの問題はそもそもゼロですしね。
それに、ダイレクトアウトを使っているので、別出力でモニターには「録り音への影響なしに、モニターにはReverbやコンプ、イコライザーで音を作っておいて」ということもできますので、まぁ、歌物ではあまりやってませんが、Acoustic Guitarではたまに重宝します。

規格はA-DATを利用していますので、同時に32chとか、録音できるんですが、うちの環境では、複数チャンネルは使ったとしても、3-4くらいまでなので、ほんとはA-DATである必要はありません(A-DAT自体は一本で8chですが、それ×4だと32とかになりますので、機能的にはできます)。

ちなみにA-DATは配線的には楽なんですが、たまにデジタルノイズがはいることがあります。まぁ、ごくまれになんですが。

音的にはAES/EBUとかMADIの方が優れてますが、AES/EBUは一度に送れるチャンネルが少ないことが多いのと、MADIは高いですから使ってません。

いずれにせよ、うちには、今のところうちにはマイクプリがないのですが、まぁ、つかいがってはよいので当面はこれでよいかなと(笑)。

余談ながら、今ではデジタルミキサーもいろんなメーカーから発売されていますが、このミキサーが発売された当時はデジタルミキサーといえばYamahaでしたね。

他、YamahaのデジタルミキサーはO1VやO2Rも所持していますが、宅録ということでいえばやはりDM1000が私には使いやすいですね。

他、録音で使えそうなものといえばアナログミキサーではSound CraftのGB8なども持ってますが大きすぎて自宅では使えません(笑)。それにこいつはどっちかというとPA用ですかね。

その他、アナログではMACKIEなどもありますが、録音では使っていませんね。

[Audio I/F]

Audio I/F は RME Digital Faceを使ってますが、これは購入から、もう十数年経ちますが、壊れずに動いてくれているのでありがたいですね。一時期、Audio I/Fには凝っていて、いろんなメーカーのものを使ってきましたが壊れずにずっと稼働している点ではRMEはコスパがよいかもしれませんね(今は、この記事を書いたときから、次のマックに移行したため、そちらではこのモデルが使えず、新しい方のDigital Faceに乗り換えましたが、二十年弱、最後まで故障なく稼働してました。すごい!)。

他、Audio I/F自体はMOTUの828esとか、複数使っています。最近はあまり買わなくなりましたが、一時期は、いろんなメーカーのを買い集めてました(笑)。

[DAW]

DAWはCubaseを使っています。今はCubase 12ですね。Pro ToolsデジタルパフォーマーSamplitudeなど、その他、いろいろ持ってはいるのですが、SX時代から使っているCubaseが使い慣れていますので、これがメインです。

録音とMixだけであればプロツールズもいいんですけど、Cubaseの場合、VSTを使いつつ、録音もする場合はシームレスな印象がありますしね。
プロツールズは商用スタジオなどとデータをやり取りする場合には便利かもしれませんが、今は、それもしないので、もう使っていません。
今は仕事で使うわけではないので、あのサブスク仕様なのが「やってられない」ので、Cubaseをつかっているのもあります。

[VST Plug In]

プラグインは最近はUADを使うことが多いです。一昔前まではWavesもよく使いましたが、最近はUADのものを利用する機会が多いです。ほかにも、いろいろありますが、こまかいことをかいてもあれなんで(笑)

私の場合「Satellite」のオクトコア2台で使っているので、まずまずつかいやすいですね。やはり、マシンのパワーを分散させられるのはいいですし、何より、音がそれっぽいなと(笑)。
コンプ、マイクプリ、イコライザー、テープシミュレーターなどは必須ですね。後はReverbもUADのを使うことが多いです。
コンプやテープシミュレーターは質感の制御をしたい場合などにほんとに重宝するものが多いですね。

今後にも期待ですね(最近は、方向性を変えてきましたが、、)。

[VST Instruments]
たくさんあるので、書ききれませんが、最近は、楽器は自分で演奏することが多くなってきたので、必ずつかうのはドラム(BDFやSuperior drummer、AddictiveDrums2などが多い)くらいですかね。ドラムはV-ドラムで実際に演奏しておいて、DAW側はMIDIで記録しておいて、これらの音源に差し替えています。

後は、キーボードやピアノ、ホーンセクションなどはいろんなのをそのときそのときで使い分けて使っています。

[Monitor SP or Headphone]

Monitor SPはもともとはYamahaのMSP5とかAdamのA7などを使っていましたが、今は、特にMonitor SPはつかっていません。基本はHeadphoneでミックスしておいて、仕上がってきたら確認のために、リスニング用のB&Wの805S&アンプSONY TA DR1aの環境でやってます。

HeadphoneはテクニカのATH-M70xを使ってます。むかしは定番のSonyのMDR CD9000STを使っていたのですが、あの音は、もう飽きたし、あのいかにもMonitorライクな音は、長時間使用の場合、ちょっと疲れますし、仕事で使うのでなければもういいかなと(笑)。

ATH-M70xはケーブルを分離できるのもいいですね(ただ、出張時にその部分が何度も故障して何度も修理に出しているという点はデメリットですが)。絡まらないですしね。ただ、このヘッドホン、ボーカルが若干奥に引っ込む印象があって、その音の印象のままMixすると、ほかのもので聞いたら相対的にボーカルが大きく聞こえることもあるので、そこら辺は、差分で差し引いてMixするようにしてます。まぁ、これは私の環境、感想にすぎませんが、良いHeadphoneだとは思います。

[Guitar Equipment]

ギター系では、『Fractal Audio Axe FX2 XL』を使っています。これを買うときずいぶん悩みましたが、買ってよかったですね。

マルチエフェクターという位置づけの様ですが、私はアンプ&キャビネットシミュレーター的な感じで使っています。フェンダーでもマーシャルでもなんでもあるのでほんとに多様な音が出せます。

前に別で記事に書いたことがありますが、こいつのおかげで、またギターを再開したという経緯があります(笑)。

もちろんほんものにはかなわないとは思うのですが、普通のギターアンプをある程度、良い音で鳴らせるほどの音量で使うことは、日本の環境では簡単ではありませんし、そもそも、数多くの種類のアンプを買うなどということはできるものではありませんしね。こいつはセッティングを保存できるという点でほんとに楽ですね。仮に数年前の設定で録音したくなってもデータさえあれば同じ状態でやれますからね。

それで、これに出会ったときは、「真空管アンプの感触がでてるじゃないか」ということで、悩んだ末に買いました。

バンドをやろうと思ったのも、これらの機材を手に入れたことも関係してるかもしれません。


最後に余談になりますが、
うちはこの部屋は機材熱で、ほかの部屋より、常に室温が5度くらい高いんです(笑)。冬は暖房があまりいりませんが、夏はやばいです(笑)。使わないときは電源を切ってはいるんですが、全部は切れないので、結果的にそうなっています(笑)

それと、部屋内にすごい数の配線があるので、それらの隠ぺい処理はしてますが、なかなかすごいです。

こう考えると、スタジオ兼リスニングルームで生活しているような感じですかね。まぁ、自分の中では普通になってしまっていますし、私にとっては理想的ではあるんですが、普通の人が観たら「ひくレベル」かもしれません(笑)。

ちなみに、この部屋は2階にあるんですが、グリーンスクリーンで撮影する場合の部屋とドラムは1階にあるので、そこまでの配線もすごいことに。壁や床にもいろいろ穴をあけて、パイプで加工して、通線しています(笑)。

外から見たら、「街の中の古びた普通の一軒屋」なんですけど、内部は、もう完全に「ワールド」化してるといえるかと思います。なんだか、こうして改めて書くと、ちょっと異常なのかもしれませんね(笑)

と、最後にそれらを使って録音している何かはっておこうかなと思います。雨がひどいのでこの曲にしておきます。

もう一曲!


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