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Roland D-70のメンテと修理と昨日あった偶然の重なり

<シンセサイザー>のメンテ中に内部データを飛ばす&キーボード全てが音が出ない>

最近、倉庫にしまっていたのを引っ張り出して使っているRolandのD-70の話です。人によっては懐かしい型番のシンセかもしれませんが、90年代の初期のシンセです。

記事は、もしかしたら同じことで困っている人がいるかもなので、書いてみました。

次にアップする曲で、先日、これを使ったんですが、撮影の数日後、色々メンテをしていて、「そろそろ内部のボタン電池を変えておこうかな」と思い、分解して、電池を交換したら、内部データがすべて飛んでしまって、音が出なくなってしまいました。

これです。

普通は、内部電池を変えても、「設定が消える」「内部に保存した固有のデータが消える」程度ですが、こいつ、やっかいなことに、こうなると、音も出ないし、なにもできなくなってしまうような仕様だったようで、、、、。

普段なら「ゆっくり直せばいいかな」という話なんですが、今週、別の曲で、キーボーディストをお呼びして、撮影する予定なので、「これはこまったな」と。

「こりゃ何とかしないといけない」ということで、期せず緊急事態になってしまいました。で、ネットでマニュアルをダウンロードして、色々調べて、仕組みを理解した瞬間、「あぁ、これなら、そうなるわな」と、納得。

Rolandはこういうもまだ公開してくれているんです。ただ、スキャナーしてPDFにしているのでワード検索は使えないので、読むしかないんですよね。220ページあるマニュアルを一気読みしました。そこには今は使わないような懐かしい言葉がいっぱいでてきて、そこはうれしかったですね。

要するに、SlotのRAMカードにデータを保存しておいて、そこから読みこまないと元データが復元できないんですよね。しかし、そんな拡張用のカードとか保存用のRAMカードなんて持っていない(M-256Eというやつだった)。

D-70 ですが、90年位の製品ですが、私は、中古で2000何年かに買ったもの
で、じつは、二台所有しています(いたはず)。

別件で用事があったので、倉庫に行ったついでに探したら、そのもう一台があったので、それを持ちかえってためしてみたところ、電源は入るが音が出ない。しかし、こっちは、内部データは生きていることは確認。

こうなったら、この2台のいいとこどりで、分解して生きてる部品を組み合わせて1台だけでも使えるようにレストアしようかなとも考えたのですが、それはそれでリスクもあるし、なにより時間もかかる。
ならば、中古のRAMカードを探して、それを入手して直すほうがいいかなと思い、ネットで探したら幸い、状態の良さそうなのがあったので、それを購入。

昨日、それが届き、RAMでデータを移植してみたんですが、内部データは復元できているのに、やはり音が出ない。
具体的には鍵盤を押しても全く音が出ない。ただ、他のシンセにMIDIでつないだところアフタータッチは出力されている様子。

これが解決のヒントになりました。「部分的に出る」とか、「部分的に出ない」ないならわかるんですが、全部だめだし、かつ、アフタータッチとかはでているとなると、これは、内部設定が怪しいなと思い始めてました。

ただ、そこまでやったところで、出かけないといけなくなり、、、、。

で、戻ってきてから、消去法で原因を探り、1時間ほどあれこれ試して、原因を探り当てて、何とか復元しました!

結局、内部の設定でした。ただ、イニシャライズしても直らなかったので、もう、総当たりで、あやしそうなところ色々試して原因を判別しました。

具体的に書けば、システムセットアップの「Local SW」がオフになっていた。これをオフにすると、キーボード入力を受け付けなくなるようですね。
そういれば、こういうのがあった気もしますが、もう忘れているし、名称的にもわかりにくい。これはわからなかったですね。
しかし、こんなところは触った記憶もないしなぁ。

後で確認したら、マニュアルには記載はあったんですが、ダウンロードしたマニュアルはスキャナーしたものなのでPDF検索も使えなかったので、実物でためすしかなかったので、余計に時間がかかりました。

この時代のシンセは、いまのほど、操作がしやすいわけではないので、なかなか大変でした。

しかし、慌てましたねw。他にも鍵盤があるシンセはあるんですが、61鍵なので、ピアニストには若干使いずらいので。

もう一台の方の不調原因も、内部をこまごま確認していった際に、理由が分かったので、こちらも直すことができたので、意図せず2台を完全復帰させることができました。

結果的にではあるんですが、おかげで二台ともが完全復帰できたので、かえってよかったなと。

既に30年物ですが、これで、「何もなければ、後、10年は使える」かなと。
私は、鍵盤弾きではないので、それほどは使わないですから、まだ、まだ持つかなと思っています。

<Roland D-70>

このRolandのD-70ですが、音源としてはLA音源と銘打っていますが、PCM音源の「はしり」のようなやつですね。その後主流になったPCMともSampler系とも違っているのが好きなんですよね。後は76鍵なのもいいし、重くもないけど、MIDIキーボードほど軽くもない。サイズ感的にも使いやすい。奥行きもそれほどなく、邪魔にもならない。

DAW時代になってからはMIDIキーボードも使ってきたんですが、あれは軽いし、軽いと演奏中に動くというのと、MIDIキーボードは結構すぐに壊れるので、半分使い捨ての設計コンセプトなのかと思います。

シンセのことはあまり書いたことがありませんが、うちには、実は、80年代、90年代の面白いシンセが色々あるんです。いつか記事にしてみようかなとも思っています。

まだ、どれも稼働するはずです。

過去に直したと言えば、コルグのWaveStationの液晶が消えてしまったので、液晶パネルの素材を買ってきて、自分で加工して取り付けて復活させたりしたこともあります。古いシンセのメンテは、普段はやらないんですけど、状態は悪くないと思います。不調を発見したら、その都度直してきてます。

この辺りの年代の製品となると、もはやメーカーでは修理ができないので、できる限りのことは自分で直すか、そういうのを専門で修理しているお店があるので、そこでなおすしかないんですよね。

<昨日起きた偶然の話>

昨日は、奥さんが知人からもらった、某芸術大学のクラシックコンサートに行く日だったので、それにも行きました。

ただ、これを直している途中に時間切れになり焦りました。作業をやりかけで辞めるのはなかなか気合が要るんですよねw 
トライ・アンド・エラーでやる種類の作業なので、途中で作業を止めると、何をどこまでやったのかがわからないくなりますからね。

特に、こういう結果の予想がつかないようなことをやっている時は、気が気ではなくなると言うかw

でも、切り替えてコンサートには行きました。
コンサートから戻ってから、また作業をして、昨日無事に直しました。

で、そこで起きたことのお話しです、まぁ、ほんとに余談なんですが、、。

そのコンサートに行った際、会場で、夕飯食べる時間ないから「コンビニでおにぎりでも買ってきて食べるかな」と、歩いていたら、まったく予期せぬ友人に、「こんなところで会うか?」という会い方をしたんです。
会場の中とかであればまだ理解はできるんですが。

その彼は、たまにしか会わないんですけど20代のころからとても仲の良い友人なんです。ピアニストで音楽仲間です。彼は、その芸大のOBなんですが、来てるとは思ってませんでしたし、また、会った場所が場所だったんですよね。うちの奥さんと向こうの奥さんも仲良しなので「うぁ、こんなところであうか?--」みたいな感じで盛り上がりました。お互い、独身時代からしっていて、お互いの結婚式にも出ているような仲なんです。

彼らとは、コンサートの休憩時間と終了後にもあって、雑談して解散しました。コンサートとは別のところで、良い夜になったなと。

で、そういうことがあって、驚いていたら、その1分後、それとは別に、この2人とも、音楽とも関係ない知人ともばったりあってしまったという。

こちらは会場近くを歩いている時にばったりで、驚いていたら、なんでも、このビルが職場だったそうで「今から帰るとこ」だったそうです。
「今、驚いていたのに、また、なんでーー」みたいな(笑)

私、たまにこういうことあるんですよね。でも、両者共に、通勤時にたくさん人がいる中で遭遇するって、ほんとに驚きでした。

そういえば、むかし、「羽田のエスカレーターでお客さんに」、「羽田のバス乗り場では知り合いにあった(この方は飛行機関係の知人なんですが、言別に羽田に働いているわけでもなくなのでこれも驚き)」(しかも、この方とは、数年後、同じ場所でまた遭遇した、、、)ことがあるんですよね。

全部、近所とか、地元の駅とかではないし、他にも人が一杯いたし、30秒ずれていたらお互い気づきもしなかったような状況だったので、びっくりですよね。

明日か、明後日、新しい曲をアップ予定です!

今日は、ストーンズのライブの新譜が届いたので、今から観ますかね。


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