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Jimi HendrixからPurple Hazeを海外ミュージシャンとやってみました。
今回は、前回に続き、ジミ・ヘンドリックスをやってみました。前回の選曲は、ややマイナーな選曲(マイナーでもないので「やや」w)でしたので、今回は、Jimiど真ん中の曲にしようと思い、The Jimi Hendrix Experienceから「Purple Haze」にしてみました。ボーカルは、久しぶりにStuに歌ってもらいました。
なんでこの曲かというと、この間Jimiやったわけですが、この曲は、若いころから好きで、よくコピーしてたんで、今回、久々にやってみたくなったんです。ただ、それだけのことです。
<曲のこと>
しかし、この曲のイントロは「破壊的な何か」を秘めているし、衝撃的なイントロだなといつも思います。
そして、この曲でJimiは、Hendrix chord と呼ばれる7♯9 chordを使っています。これはとてもインパクトに残る音ですよね。彼のサウンドはブルースやジャズの流れをくむのであり、また、そのファズのサウンドは時代を象徴するものであり、サイケデリックの象徴であるともいえると思います。
<Stuのボーカル>
彼はとにかく早い、仮テイクのバックトラックを作って送ったら、たいていの場合、「翌日」に歌のデータが返ってくる!(笑)。
仕事は引退しているとはいえ、「早い」です。
今回、これをStuに頼んだ理由は、最近、一緒にやれてなかったからというのが一つ。後は、「Woo♪ Ah♪のところを歌えそうなのは誰??」と、イメージした時に、「あぁ、これはStuだな」となり、Stuにお願いしました。
そのごにょごにょしている部分をStuは「Jiberish(ジェベリッシュ)」という言葉で表現していました。この単語は知りませんでした。
Stuはこういうの、とてもうまいんですよね。こういうのって歌がうまいだけではやれないので、いつも感心しております。
Stuは私が日本人でネイティブイングリッシュスピーカーではないということを理解してないような表現でメールを送ってきます(笑)。とても勉強になってます
<ギターについて(ベース)>
これソロが意外に難しいんですよね。
一つは、タイミング!
一つは変な運指にならざるを得ないフレーズ。
ソロの最後のところのフレーズは、あそこだけはなかなか難しかったです。
なんというか縦軸に対して正確に弾こうとアプローチするとうまくいかないタイプのソロだと思います。これは流れで弾くソロですね。
アレンジはしてませんが、原曲はフェードアウトでしたが、ライブ版みたいな感じで、最後の部分を付け足して、普通に終わるようにしてみました。
ギターは、Fender USA Stratocaster AmericanVintage 57 Model で、
アンプは、 Fractal AxeFX2XLのMarshall SLP1959 Treble 1を使いました。
ファズは、 Fractal AxeFX2XLのFace Fuzを使ってます。
それともう一つ後から全体的に60年代のフェイザーぽい効果を足しました。
これは、コンパクトエフェクターのフェイザーではなく、ADTを利用したフェイザーでやってます。その方が60年代ぽくなるかなとおもったので。
具体的には、WavesのADTのを使っています。原曲のソロは、あまり歪んでいず、結構生音ぽい感じの音なんですが、撮影で一発録りでやる場合は、コンパクトエフェクターを使わない私なので、途中で切り替えられないので、もう、そのまま行ってます。
ただ、バッキングのところは、ヴォリューム7で、メインフレーズやソロのところは10にして、歪み具合は調整しています。
後半の効果音的なギターは、原曲ではテープの早回しをやってそうですが、あれをやるには、色々計算がめんどうだったので、手軽に似た感じにやるなら、「スライドを使ってPUの上のあたりでやるのでもよいかな」と思ったので、その方法を採用しました。
あの部分は
1.PUの上あたりでスライドをやる(当たり前ですが、音階はあるので、精度は必要ですが、あそこの辺りでも演奏できるんです)。
2.ハイポジションで普通に連続フレーズを弾く。
3.ヘッドのところの弦をかき鳴らす。
という三つを組み合わせて、それっぽくしてみました。
<撮影>
いつもは、土曜か日曜に撮影するんですが、
今回は、平日の夜23時位から撮影しました。
ギターとベースを2-3テイクずつ撮影して、それぞれ、そのなかから選びました。後、エンディング前のところでオーバーダビングしたギターの部分を撮影して、さっと撮影して、1時間ちょっとで終わらせました。
今回は、ギターもベースもテイク3を使いました(どうでもよいですがw)。
平日だと、それ以上は無理(笑)。
カメラは、シンプルにそれぞれ2台で撮影しています。
今回は、ドラムは打ち込みでやりました。このドラムは自分には無理です!
<ミックス>
この曲は、確か、オリンピックスタジオで録音したんだったはずです。
いきさつを知っている人も多いかと思いますので省略しますが、アメリカではなくイギリスロンドンなのが面白いですよね。
で、Jimiのこの辺りのアルバムは、全体的にジャズぽいというか、ルームリバーブが多めなものが多いので、そこは、そっち寄りに寄せました。
いわゆるライブ/デッドで言えば「ライブなサウンド」。
ですので、今回は、うーすくですが、ドラム全体とベースにもルームリバーブを加えています。
Stuのボーカルには、アナログディレイ系のかけてます。
ただ、ステレオのパンニングは、原曲とは変えています(原曲は、ギターがまんなかで、ボーカルとドラムが左右に振ってあるという60年代ぽいパンなので)。
私のギターには、先に書いた通りADT処理をしています。
<おまけ>
余談ながら、前回、「背中弾き」をやってみましたが、これの元祖は、私の知りうる限りでは、T・ボーン・ウォーカー。この人も、ロックをやっている人は間接的にであれば、100%影響を受けている人だと思います。
これを書くをの忘れていたので、ここで追加しておきます。
そういえば、この間、知り合いのライブで、この「背中弾き」を、生のライブでやってきましたが、大うけでした(笑)。
Stuには、今、リトルフィートのSkin it backを頼んでいます。今週は何か用事があって歌えないそうなので、歌を録音したのが戻ってきたらこれもやってみるつもりです。
フィートは私の大好きなバンドなので、前からやりたかったんですが、フィートはほんとに難しいんですよね。全てが難しいんです(笑)
今は、ローウェルのスライドギターの採譜をしています。これがほんとにむつかしい。なので、いつ完成するかわかりませんが。