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Gibson Custom Shop Les Paul Historic Collection 58's Model 2014年製 レス・ポール

今回は、Les Paul を紹介します。
Les Paul は若い頃に、国内メーカーのLes Paul を一本持っていたんですが、友人に貸し出して、そのまま返って来なくなりまして(笑)。

この年齢になったし、まぁ、音楽の歴史を担ってきたギターでもありますし、買ってみようと思い、数年前に購入した一本です。

プレイヤー、発明家としてのLes Paul氏のことは、ほんとに尊敬しておりますし、ギターとしてもほんとに素晴らしいギターなんですが、私はLes Paul Modelとは、昔からあまり相性がよくありません。

それもあって、若いときに一時持っていただけで、その後、所持したことはありませんでした。

ただ、このギターでしか出せない音もありますから、人生で一度はLes Paul を買おうとは思っていました。

Fender派な私が、Les Paul が苦手な理由は

・まず、重い!
・パワーがありすぎて持て余し気味になる(ハムバッカーなのにさらにギタ ー本体でパワーをつけ、さらにサスティーンが長いように創られている!)
・座ったときに弾きずらい(座りが悪い)
 いわゆる正式な?Les Paul の持ち方はしずらい(笑)

 足を組んで膝に乗せる構え方を一部の方はそのように言っている(いや、ささやいている程度か)

購入検討時に考えたことは
まず、Les Paul ユーザーの知人やショップの方から言われたのは「GibsonLes Paul を買うなら、カスタムショップのヒスコレにすべきだ」ということでした。「そうでないともったいない」と言われました。

Les Paul については、当たり個体とか、好みや、目利きができるほどの経験が無かったので、そこはアドバイスに従って、そのラインナップのなかから選ぼうと思いました。Fender派ユーザーであるにも関わらず、Fenderはカスタムショップ製を持っていないくせにです(笑)。

一瞬、ゴールドトップのP90(シングルPU)搭載のLes Paul も脳裏に浮かびましたが、それでは、いわゆる一般的なLes Paul を弾きこなすようにはなれないだろうと思い、それはは除外することに。

ただ、新品は高すぎるので、中古から選ぶことに(いや、中古も高すぎですが、それなりのものは高いものですし、そこは仕方ありません。私も音楽業界の一員ですし、音楽業界、楽器業界への貢献と尊敬の念をもって購入…笑)。

後は、持っているギターで使っていないギターを下取りに出して購入しようと思いました。

ですので、このLes Paul 購入時はあれこれ試さずに、その店にあった(十分すぎる数がありましたが)中古から選びました。

58Modelのヒスコレの特徴は、同年モデルを模したことによって、まず、ネックが太いです。

結構太いですが、かといって、弾けないほどでもないです。

買ってから思ったことは、まったく個人的なことではあるんですが、
・とにかくニュアンスがだしずらい。
 心の声としては「ピッキングの強弱が感じられないぞ」
 
「音の粒が全部そろったようになってしまう」ような感じといえばよいでしょうか。そんな感じでしたね。
・全てその(この)ギターの音になってしまう(あくまでも私の主観)ということで、「うわ、やっぱLes Paul は自分にはあわん」ということ
でした(笑)。

高いギターですから、使わないなら、これはもう手放すべきかと考えましたが、その前に、ひとつだけ試して見ようと思ったことが、PUの交換でした。

元々のも、ヒスコレ用なので、オールドPAFとかのイメージに近い物なんだとは思うんですが、それにしても、持て余してしまうパワーでした(笑)。

それでいろいろ物色し、ネット上での書き込みを参考にしつつ、見つけたのがVintage ManiacsさんのPAF Model
それがこちら下の写真のです。
オールドPAF系のなかでは、価格が安いのもありがたい!

購入時には、Vintage Maniacsのショップ(輸入代理店)のE氏には良きアドバイスをたくさんいただきました。

とても信頼できる方でした。

そして、これに代えたおかげで、やっと私でも使えそうなギターになりました。これはほんとにありがたかったですね。

何が変わったかといえば、
・これならニュアンスがだせる
・バイト感がでた。食いつきがよい!
・パワーもこれくらいなら持て余さない!

というところでしたね。

客観的な音はそこまで変わっていないのかもしれませんが、ただ、私の演奏上の肌感覚はもう別物のギターの如く変わりました。

そこからは、Les Paul を弾きこなすために、Fractalでいろんなアンプと組み合わせてみて、色々試して見ました(笑)。

まぁ、ギターに教えられることって結構ありますが、Les Paul からもいろいろ、学びました。

結論として

・パワーコードを弾く時は気持ちいい!
 このギター特有のパワーが気持ちいい。
・Slideギターで、Les Paul 使用した時のあの音が出せる。
・ギター自体のパワーを応用すれば、楽に音が出せる。

というポジティブな感想も出てくるようになりました(笑)。

やっぱり、Les Paul でしか出ない音はありますから、それを自分の手で利用できるようになったのは良かったです(そのために買ったわけですし)。

ということで、元々Fender弾きだった私も、今では、ある程度は、使いこなせるようになってきたと感じていますし、それなりにLes Paul の音の出し方もわかってきた気はします。そのためにLes Paul を弾く時には、少しピッキングの仕方も変えました

その成果はこちら

まずは、AdamとやったCreamのWhite Room。これのソロは仮撮りしたのを、アダムに送ったら、彼が気に入って、そのまま使ったので、完コピではありませんが、まぁ、Les Paul な音ですね。原曲はSGかLes Paulをつかってるんでしょうかね。 

こちらはJamesさんとやったビートルズのジェントリーウィープス。これもクラプトンからですね(笑)。

こちらはアラン・パーソンズ・プロジェクトからSiriusとEye in the sky。これはドラムのマイクさんも良いです。

後は、これもアダムとやった、レイナードスキナードのシンプルマン。Stratocasterのコーナーでも紹介しましたが。これは組み合わせとしても音が気に入ってます。ソロではサザンロックな音の再現を試みています!


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