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ジミ・ヘンドリックスが手掛けた「エレクトリック・レディ・スタジオ」のドキュメンタリー映像。

今回は、スタジオのはなし。といっても、最近、発売されたJIMIのアルバムに入っていたドキュメンタリー映像と絡めての記事です。

これ、最近発売されたんですが、内容的には、アウトトラック集とスタジオのドキュメンタリーが入ってるので、買ったんですが、なかなか面白かったです。

ジミヘンからは、影響も受けましたし、かなり好きではあるんですが、凄く詳しいという訳でもないという感じなんですが、このスタジオは、生前、JIMIが作ったことで有名なスタジオでもありますし、前から、興味はありました。

元々は、ライブハウスだったところを買い上げて、スタジオにしたとのことで、ここで録音したのは、遺作になった、未完成アルバムCry of Loveとして聴くことができますし、その収録曲の大半は、ここで録音されています。

このアルバムは、未完成であったものを、関係者で仕上げて発売したものでではあるのですが、なかなか完成度が高く、個人的には好きでした(こういうのって、失敗することが多いんですが、これは成功例と言ってよいと思います)。

Freedomとか、EasyRiderとかAngelとか名曲が結構入ってますし、なにより脱サイケという部分もあり、ファズも使ってないし、この先も聞いてみたかったなと思わざるを得ないアルバムでもありますね。

この辺りの曲は、既にほぼ仕上がってきていたのかなと思います。ただ、それ以外の曲も、違和感はほぼないと言ってよいと思います。

JIMIは、ファーストは凄く好きですし、ライブも好きなのが多いんですが、このアルバムの前の辺りのスタジオ版は、曲によるという感じなんですけど、このアルバムは、まとまりもよく、「JIMIが死ぬことなく、完成していたら、どんな感じだったんだろうか」と考えることはありますね(本来は2枚組を予定していたらしいですが)。

アルバムについては、話が逸れるのでこのくらいにしますが、このアルバムの曲の大半がJIMIが完成を待ち望んでいた、このスタジオで録音されたものと言うこともあり、色々、興味があった感じではありました。

というようなこともあって、私の目当ては、どちらかというドキュメンタリー映像。30分もあればいい方かなと思っていたら、なんだかかんだ90分くらいあり、少し中だるみもあるものの、なかなか充実した内容でした。

ドキュメンタリー映像と一緒に入っていた、5.1サラウンド・サウンド・ミックスの20曲もなかなか面白かったですね。私は、5.1にはあまり興味がないんですけど、これは面白かったです。アウトトラック集は、まだ、それほど聞いてないので、何とも言えませんが、そちらは現段階では、そこまで興味はないかなという感じです(笑)。

出演者は、当時の関係者たち。主に出てくるのはエディ・クレイマー。
まぁ、この人は、有名なエンジアですから、名前を知ってる人も多いかと思います。

エンジニアといっても、プロデューサーとしても敏腕で、JIMIとの相性もよかったようですね。今回、それが改めて分かる内容でもありましたね。

こんな記事からも、興味深いことが読み取れますね。

私は、両方持っていますが、どっちかというと、下のUADの方を使うことが多いです。こうしたテープシミュレーターはクラシックロック的な音を再現するには必須ですね。まぁ、いわゆる汚し系ではありますが、音にまとまり、パンチ、温かみが出ます。

うちのチャンネルのカバー曲たちは、ほぼ、これらを使って仕上げています。

で、話を戻すと、こんなStudioです。JIMIの死後も、結構、色んな人が使ってますし、名前を聞いたことのある人も多いかもしれません。

まぁ、こういうスタジオものとかって、需要的には低いかもしれませんが、スタジオに興味がある私にとっては、なかなか貴重なドキュメンタリー映像でした。

欲を言えば、上のリンクのような感じで、当時使っていた機材とかのことをもっと、語ってほしいところなんですけど、そこは、そこそこって感じではありました。まぁ、その辺のことを話題にしたところで、もっと狭くなってしまいますから、しょうがないとは思いますが(笑)。

今日から、出張ですが、今週は日曜に新しい曲を撮影したので、はやければ、今週末には公開できると思います。

今回は、DavidさんとStuとやったジョージ・ハリソンのソロの曲です。

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