"Someone to Lay Down Beside Me" 44年の時を超えたコラボ(海外ミュージシャンとのコラボ編)
今回は、カナダのプロの女性シンガーソングライターのスーさん(Sue Claytonさん)とのコラボです。曲は、Karla BonoffからSomeone to Lay Down Beside Me(これって、確か、リンダも歌っていましたよね)。
元の音源はお二人が1978年に録音したもので、44年の時をまたいでのコラボレーションです。
余談ながら、女性とのコラボは初ですね(うちの奥さんは、バンドメンバーですので)。スーさんは、プロのシンガーで、作曲家でもあり、CDも出している人です。
そんな彼女ですが、スーさんは日本に半年ほど(だったといっていたかな)滞在していた経験もある人です。色々まわったと言っていましたが、確か、私の住んでいる大阪とか、後、高知が好きだとおっしゃってました。と言っても、YouTubeで知り合ったので、今のところ、直接会ったことがあるわけではありませんが(笑)。
<いきさつ>
彼女は私がYouTubeを始めた頃から、うちのチャンネルにコメントを書いてくれており、私も彼女のチャンネルに行って、コメントを書いたりしていました。
スーさんは、マリア・マルダーなどの曲も取り上げていて、お互いに、好きな曲やミュージシャンの好みが似ているのもあって、彼女からは以前から、「一緒にやりたいねー」という話を何度も頂いておりました。
ただ、彼女は機材を扱えないので、最近の録音はなく、YouTubeも全て過去の作品、いわゆる「蔵出し」でして、コラボは前からやりたいと言ってくれてたんですが、そのままになっていました。
で、先月だったかに、スーさんから「昔のをアップしているのに上からオーバーダビングすればできない?。動画が無いけど、写真とかで代用すればいいと思うので、どう?」と聞かれ、「スーさんがよければ私はできますよ」ということになり、こういう流れこうなりました(彼女のは割と作品として完成してるので、上から私の演奏を足そうとかは、自分からは思わなかったので…笑)。
候補は3つほど、その一曲目がこの曲になります。
<元データは78年のコンサート録音>
元のデータは、彼女が当時の相棒のRichard Harrow(Acoustic Guitarとコーラス担当)さんと、カルガリーのプリンス島というところで、ライブコンサートで演奏した際に録音したものとのことで、スーさんの歌とギター、そして、このRichardさんのギターとコーラスがとても良い。
それにしても、Richardさんのギターは相当なセンスですね。左Channelから聞こえるAcoustic Guitarがそれですが、分散和音の入れ方が、スーさんのギターに対してハーモニーになっていたりと、なんとも言えないセンスで、聞きほれてしまうし「自分のギター入れる必要ある?」と思いましたが(笑)。
しかも、78年にしては音も良いし、コンプもかかってるし、Mixもちゃんとしているので、「これは録音したのはプロだなって」思って聞いたところ、このリチャードさんは、当時からRecording Engineerでスタジオも持っていたそうです(今もスタジオは稼働中のようです)たしかにHPもありました。
<映像について>
映像が無いので、基本は写真を元にしましたが、彼女が70年代にカナダの番組に出演した際の映像も使いました。といっても、曲が違う曲ですので、リップシンクはあってませんが。
ということで、今回は、どっちかというとイメージ映像的な感じでまとめました。初めて採用した手法などもあり、すこし雑ですが、まぁ、今回は善しとします。次回は、もう少しうまくまとめることができると思いますし、完璧主義にならずにってところで完成としました(笑)。
<アレンジについて>
私は、スライドギターとベースと、ドラムを担当しました。私の演奏を加える前のオリジナルも下にリンクを貼っておきましたので、興味がある方はビフォーアフターを聞き比べてみてください(笑)
で、アレンジですが、元は、アコギ2本にボーカルとコーラスという状態でしたので、さてどうしようかと考え、
まず、浮かんだのはスライドギターを使うことでした。
後は、お二人のもっている美意識とか静けさみたいなのは残しつつ、その上に、情感を引き立てるような感じのアレンジが良いかなと。ただ、私が楽器を足す以上、元よりは厚みがでることになりますし、コラボですから、あまりバックバンド的にするのもあれなんで、それで、スライドギターを選択w。これだと、適度に主張できますしね。
で、仮録音してみて、違和感がなかったので、スーさんにも聞いてもらったら、「ブラシのドラムとか入れれないかな?」と言われたので、ブラシではありませんが、とりあえず、ベースとドラムを入れてみることに。
静かな曲ですので、「ドカドカ」にならないようにしつつ、ヴァース毎でパターンを変えるような感じでのアレンジで行こうと決めました。
この雰囲気には、打ち込みは合わないですし、これくらいならなんとか叩けるかなとおもったので、自分で実際に3テイクほど自分で叩いて、よさそうなのを選びました。手直しはほぼしていません。叩いたままです。
最近はドラムも結局、自分で叩いてそのまま使うことが多くなってきましたが、ドラマーがいてくれたらと思わずにはいられませんね。しかし、ベーシストもまだいません(笑)。
余談ながら、今回は、帽子をかぶってみました。これは、去年だったかに、妻が私の誕生日に買ってくれたもので、機会があれば撮影する際に使おうと思っていたので、今回は、曲想的にも合いそうなので(笑)。
<ミックスとマスタリングについて>
何しろ44年の時代差がありますので、後で録音した私の楽器類がデジタル臭くて浮かないように気は使いました。普段から、60年代70年代ぽい音を意識し、テープシミュレーター系のプラグインを、ほぼ、毎回使っていますが、今回は、強めにテープシミュレータ―などをつかって、そっち系に寄せました。
<彼女からの感想>
で、彼女からの感想は
・WOW !!!!! big humungus L-O-V-E ! thank you for the horses & what a pretty guitar you have, ! lOVE it! Richrd will love it too. You're our band from the future. XO
わお !!!!! 大きく、巨大なL-O-V-E! 「馬」と、あなたが持っている「かわいいギター」をありがとう! 大好きです! リチャードも気に入るでしょう。 あなたは未来から来た私たちのバンドです。 ハグとキス!(XOの略)
・Breathtaking & mesmerizing. Can't wait to see it when 'you' think it's ready.息を呑む、そして 魅惑的。 「あなた」が準備ができたと考えるとき、そして、それを観るが待ちどおしい。
・It's perfect! Arigato tomodachi! さすがに日本滞在経験ありですねw。
ギターがかわいい! はい、たしかにオベーションには柄がありますからね。こういう感想は女性ならではですね。
と、すごく喜んでくれているご様子で、私もとても嬉しいです。
最後に、彼女のCDは私も買いましたが、ナッシュビルのミュージシャンたちと録音したものでとてもよかったです。しかし、ナッシュビルのプロは、さすがにうまいですわ(笑)
この後も、残りのスーさんとの曲や、スチューとの曲など、引き続き、色々な曲を準備中です。
以下が、元のオリジナルです。興味がある方はどうぞ。
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