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ディープパープルからHallelujah(ハレルヤ)を、海外ミュージシャンとやってみました。

今回は、初のディープパープルです。といっても、曲は、かなりマイナーな曲です(笑)

こんな曲です。

パープル好きが多い日本でも、「次はパープルやる予定」といって、この曲を知っていた方はいませんでした(笑)。

ただ、YouTube上でカバーしている人はいますので、国内ではあれですが、海外では日本よりは知られているのかもしれませんね。

私は、シングル集で知ったんだったかな。

<曲について>
といって、これパープルのオリジナルではなく、カバーらしいです。
なので、カバーのカバーになりますが、原曲は知りませんでした。

「デレク・ローレンス・ステートメント」の「アイ・アム・ザ・プリーチャー」というのが原曲らしいです(最後に貼っておきます)。テンポなんかは変えていますが、路線自体は、原曲を踏襲している感じではありますね。

余談ながら、パープルは、この前の時期だったかに、ビートルズのカバーもやっていたりします(笑)。これも下の方に貼っておきます。

録音は69年。翌年70年に次のシングルであったBlack Nightあたりから、いわゆる知られているパープルが始まるので、これは有名ではないとは思いますが、形的には、その後のパープルにつながる部分もある曲かなと思います。

ブルージーでかつ、クラシカルで、後半にゴスペル的展開まであって、「有名ではないけど、なんだが、面白い曲だな」と思って、やってみることにした感じでした。

<経緯>
この曲は、かなり前に、うちの奥さんバージョンで仮録音したんですが、シャウトのところがキマらず、二人で聞いて爆笑するほどに「大コケ」してしまい、「これは無理だな」ということになってお蔵入りしていました。

それで、数年後に、Stuに聞いてみたら「やろう」ということになって、去年だったかにやったんですが、期間が空いていたので、私が、曲をすっかり忘れてしまっていて、それでなんとなく放置されていた感じでした。

しかしStu今回も、気合が入っていますね。
六十代半ばとは思えませんね。

それに、こういうバッキングVocalやコーラスが入っている曲は彼は得意ですからね。今回もノリノリで歌ってくれました。


<ギター>
これは、リッチーも時期的に、もうStratocasterをつかっているようですね。
その前の時期の動画では335とか使っているのを見た記憶もありますが、これのMVでは、Stratocasterを使ってました。

完コピではありませんが、概ね原曲に近い感じで弾きました。イヤモニがよく抜けるので苦労しましたが、まぁ、なんとかギリ、やれたかなと。
結構、何度も、右耳、抜けかけてなおしてますね。イヤーピースが古くなってきたのかな。もう、交換かな。

しかし、リッチー先生は、ヴィブラートが「ウニウニ」なので、指がきついですね。ちょっと楽器を一月位サボっていた後に弾くには向いてなかったかなと(笑)

おそらく、この曲では使ってないと思いますが、やっぱ、リッチーのギターをやるにはスキャロップ(今どきスキャロップは知ってる人も減ってきてるでしょうね)は欲しいですね。
※スキャロップとは、エレキギターの指板側を深く削って、ヴィブラートをかけやすく加工したやつのことを言います。リッチーで有名ですが、だいだい12フレットより高音側に加工されているのが多いですかね。

ギターは原曲と同じで、オーバーダビングして、2本入れてます。
リズムの方は57モデルの2トーンサンバーストのStratocaster
リードはピンクのStratocasterを使いました。
うちにはリッチー先生ご愛用のラージHeadのStratocasterはないので、いつものビンストです。

アンプは Fractal AxeFX2XLのMarshall JM45を使ったんだったかな。


プロモを見る限り、この曲では、珍しくメイプルのStratocasterを使っていましたね(これは弾いたふりですけど)。


余談ながら、今回、撮影している時には、全然、気づかなかったのですが、私が撮影している時に、出かけていた奥さんが帰宅し、撮影しているのを知らずに部屋のドアを開けてしまったようで、ドアの開閉がばっちり映っています。イントロの12から16秒の辺りです。ちょうどいい感じにゆっくりしまるので、演出みたいで面白いですが、偶然です(笑)。
※位置関係的に「ドアが開いた」のが観えるだけで、本人は出演していませんが。

<その他楽器>
後は、打ち込みイアン・ペイスのドラムに苦労しました。彼のドラムは、すごいんですよね。彼も60年代デヴュー組なので、ドラムはロックからの影響より、Jazzからの影響が強いドラマーです。バディ・リッチ好きのイアンですが、たしかに似てるんですよね。

イアン・ペイスの正確さは、ライブインジャパンのハイハットとか聞くとよくわかります。ライブなのに、高速・正確・ニュアンスとか、この人のドラムは凄いなと思いますね。ほぼ乱れないと言うか。その辺りは、バディ・リッチからの影響を強く感じますね。私は、ジャズ・ドラマー好きなんですが、好み的には、黒人ドラマー好きなので、その点では、バディ・リッチ自体は、そんなに好きなドラマーではありませんが、影響は強く感じますね。

今回の内の動画のドラムは、打ち込みの限界を感じる仕上がりですが、まぁ、できる限りは頑張りました。
オルガンも打ち込みです。

ベースは自分で弾きました。今回はピックで弾いてます。結構、適当に弾いてしまってますが(笑)。

<ミックス>
ミックスは、60年代のイギリスぽい、歪んだ湿っぽい音に振ってみました。

歪みは、ギターも含め、ミキサーのヘッドアンプやテープの段階で少しクリップしたのを再現するイメージで、そっちで歪ませています。ギター自体は、クランチ程度のひずみで、それほどひずませてはいません。

リバーブは、深くはかけてませんが、ルームシミュレーターとダブルかけして、雰囲気は作っています。


暑い夏向けの曲というより、秋とか冬に向いてそうな曲かもしれません。

次の曲は、明日、月曜に、撮影予定です。曲は、キャロルキングです。
それ以外の曲も、このお盆に、また何か仕込むつもりです。

こちらが、この曲の原曲です。

パープルによる個性的なビートルズのカバー(笑)
これ、やる必要ある?って感じではありますが。

始めの内は「別の曲?」と思うことうけあいです。そして、ブルージーなギターに笑います。


このように、イメージとは違ったこともやっていたりするパープルですが、Zepの違いという意味でも、Zepはファーストから確信犯的な滑りだしてたが、パープルは、初めにブレイクするまでに、結構、色々、試行錯誤してるんですよね。ちなみに、日本では、HR二強のこのバンドですが、海外では、ご存じの通り、かなり人気に差があるんですよね。

パープルのメロディックなところは日本人には合うんでしょうかね。



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