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ギタリスト列伝:1 エイモス・ギャレット(マリア・マルダーも一緒に紹介)

江藤様のコメント「この曲のここ、ギターのこの音色に驚いたなど細かいところも、いつか書いて欲しいと願っています」という、お言葉があったので、私なんかの記事でよいのかわかりませんけど、書いてみることにしました。。

「ギタリスト列伝」的な感じで、書いてみたらよいでしょうかね?(笑)。

誰から書くか?
これがむつかしいです。

ちょっとストーンズが続いてるので、ストーンズは置いておいて、別の人から、書くことにしました。まぁ、挙げたらきりがないんですが、どうしましょうかね。なやむところですが、決めました!

初回として、まず、「エイモス・ギャレット(Amos Garrett)」にすることにしました。エイモス好きの人はご存じかと思いますが、彼はカナダのミュージシャンですね。後、エイモスは日本にはファンがおおいですよね。

曲は、やっぱマリア・マルダーの「Midnight at the Oasis」での演奏ですかね。


何かで読んだのですが、この曲、彼のトレードマークであるTelecasterではなく、Epiphoneのシェラトン(カジノだったかもしれません)で録音した読んだ記憶があります。

後は、これはうろ覚えですが、ベースのようにDIでミキサーに接続して録音したとかで、アンプを使ってない説も聞いたことがありますが、こちらは不確かです。

なんでも、ギターを抱え、しばし思案した後、あのソロを弾いたとか。

エイモスと言えば、ほんとに個性的なギタリストですが、特徴と言えば、あのベンド(チョーキング。以下、ベンドと記載)ですよね。後は、ピックがサムピックですよね。

「初めて聞いたときの衝撃」は流石に忘れてしまったのですが、なんというか、つかみどころがないというか(笑)。しかし、あのベンドは強烈です、複音ベンド、上げておいてから下げるとか、ボリューム奏法を絡めてのフレーズとか、二音半ベンドとか、特徴的なフレージングとか、もはや、神業ですからね。

この曲はなんといっても、ソロが有名ですが、カッティングもえぐいし、後半にかけてのフレーズも色気たっぷり(笑)。

若いころ、一時期、ほんとにはまったギタリストです。彼が参加しているアルバムやソロは、かなり集めました。

ただ、フレージングが個性的すぎて、コピーも大変ですし、普通の曲であのようなフレーズを入れるのもなかなかできませんし。それに仮にあのように弾けたとしても曲を選ぶでしょうしね。その上、私は、サムピックがすごく苦手(指が締め付けられる感じがだめなんです)なのもあって、エイモスは好きでも、彼のスタイルそのものをやろうとおもったことはありません(というかできないですし)。

ということもあって、フレージングとかは影響を受けたとは言い難いんですが、なんといっても、右手のタッチ、ニュアンスについては彼からかなり学びましたし、研究もしましたね。そのあたりは、強く影響をけました。恐怖の二音半ベンドも彼のおかげで習得しましたし(スティービー・レイ・ヴォーンやJeff Beckからもですけど)

<エイモスの強力2音半チョーキングについて>
エイモスの特徴の一つである二音半のチョーキングを動画でみてみましょう。この部分が二音半のチョーキングです。

普通の一般的なチョーキングは1音で、つまりフレット2つ分なんですが、2音半だと、フレット5つ分。指の力がかなり必要で、それなりにトレーニングしないと無理です。この動画では3弦でやってますが、もはや、フレットの6弦側からはみ出しそうなくらいですよね。ですので、4弦や5弦では無理なんです(下向きにチョーキングするやり方はありますけど)。

ということで、おそろしく指に負担がかかりますので、練習をしたことがないギタリストだと、おそらく、2音半をいきなりやれと言われても、多分、できません。

ということで、2音半チョーキングは、やったことがなければ、プロでも厳しいかもしれません。仮にできても、連発してはかなり厳しいでしょうし、無理をしてしてやると、指の皮がずるずるに剥けるか、深爪してしまいます。後は、弦が古いと弦を切ったりする可能性もあります。
それだけの張力(テンションがかかります)。


<雑談>
ちなみに、うちの動画、こないだ自分で見直していて気づいたんですが、私、結構、ピックを使わずに弾いてる曲が多いんですよね。曲とやりたいことと相談してきめてるんですが、思った以上に、指弾き比率が高いので自分でもびっくりでした。

これは黒人ブルースのプレイヤーからの影響に加え、エイモスやJeff Beckからの影響がつよいんだろうなと自分で動画を見ていて思いました。

余談ながら、うちには、「エイモス」「ロイ(ブキャナン)」「チャック(ベリー)」と言う名の猫がいました。もちろん名付け親は私ですし、それらの猫は、その名で呼ばれていました。

私は別に猫好きではないんですが、うちの家族(私以外)が「大丈夫か?」レベルで猫好きでして、猫は、歴代いっぱいいたので、名付けました。
チャック以外は、どんな猫か忘れましたが(笑)。

<マリア・マルダーについて>
この曲が収録されているのは「マリア・マルダー」の初ソロアルバムですが、参加ミュージシャンが豪華なんですよね。彼女は、取り組み方がいいんですよね。若いころの私の中での女性ボーカルの基準は白人では、マリア・マルダーとリンダ(ロンシュタット)かもしれません。黒人では間違いなくアレサ(アリーサ・フランクリン)

リンダは王道ボーカリストですが、マリア・マルダーが基準だったというのは、ある意味、はみ出してますかね。

リンダは真のボーカリストですが、マリアの方は、ミュージシャンって感じですかね。マリアはオールドタイムミュージックの昇華の仕方がすばらしいですし、ファーストアルバム辺りは、ルーツミュージック好きな方は必ず通るアルバムかもしれません。聞いたことがない方は、ぜひ聞いてみてください。

以下、ファーストです。

このジャケットいいですね。

エイモスはこの後もマリアさんと共演していますが、バンドのメンバーというわけではないので、あくまでも1アルバムに数曲程度ですがそれでも、コンビネーションはいいですよね。エイモスが参加してない彼女のアルバムにもいいものはありますが、やっぱ、エイモスが参加するだけで「らしくなる」ところはありますよね。それくらい相性がいい。元旦那のジェフ・マルダーの頃からのコンビですからね。相性がよいんでしょうね。

マリア・マルダーでお勧めと言えば、後は、これですね。「Louisiana Love Call」92年位の発売だったはず。これは名盤ですね。
ニューオリンズ色が強く、その系統のミュージシャンがたくさん参加してます。私の大好きなセカンドラインファンクをやるなんて、当時、嬉しい限りでしたね。やっぱ彼女の目の付け所は素晴らしいです。ドクタージョンとかネヴィルのアーロンなど。エイモスも数曲弾いてます(なんかエイモスから離れつつある…笑)。

マリア・マルダーの名盤でありつつ、ニューオリンズものの隠れた名盤の一枚かなとおも思っています。

マリア・マルダーのアルバムは、ほぼ9割くらいは持っていると思います。歌い方は個性的ですし、微妙なセクシー路線(失礼)も相まって、これは日本ではありえないタイプのミュージシャンかなと感じます(日本では成立しにくいバランスですよね)

<うちのチャンネルで取り上げる予定>
「Midnight at the Oasis」は前からそういい続けていて、未だに未公開です。奥さんの歌と映像は別撮りで収録済みなんですが、、、(笑)

ということで、この曲は、実は、うちでも挑戦してるんですけど、ソロではなく、リズムギターのところと、ドラムのグルーブにどうにも納得がいかず、ずっとお蔵入りしてます。

Rakudaさん助けてください。Midnight at the Oasisのドラム、ぜひ叩いて欲しいです(笑)。

ドラムは確か、デレク&ドミノスのドラマー、名前を度忘れした。
そう、ジム・ゴードンですね。

彼のグルーブが私ではどうしても出せない。というか、私はドラマーではないので、しょうがないんですが、打ち込みでもなんか違和感がでてしまうんですよね。
彼のみならず、おそらくベースとリズムギター全体でのノリがむつかしいんでしょうね。
後、アコギの人、エイモスではないですが、彼のギターも曲者でして。
コードも美しいですね。

<エイモスその他お勧め>
エイモスのお勧めはほかにもいろいろあるんですが、他にもう一曲選べといわれたらソロアルバムの「スリープ・ウォーク」ですね。
これも危険な演奏で、もはや神業! まさにワンアンドオンリーです。
若いころに、これに挑戦しましたが、あのベンドの嵐はまともにやったら、指が壊れます(笑)すくなくとも指の皮がずるずるになります。

エイモスおそるべし、エイモス・ベンドおそろしやーー。

YouTubeにライブ動画ありますね。
というか、「手がでかい」わ。エイモスさん。


この動画がすごいですね。これは素晴らしい。右手も左手も見えます。右手の当て方が多様ですよね。ギターに対して垂直にピッキングしたり、親指以外の指でやっていることも多様ですね。それでニュアンスを出してますね。この辺りは、私も相当影響を受けました。

ということで、エイモス&マリア・マルダーの記事でした(ギタリスト列伝ではなくなってしまったかも…笑)


<おまけ①(似非情報?)>
最後に、私が若いころ、腕を競っていたジェフ・ベック好きの「O本」というギタリストがいたんですが、私が沖縄に渡ったあと、O本は、なんと、カナダに行って、エイモスに弟子入りしたとか(人づてに聞いたので、ほんとかは知りません)。ただ、その後、なぜか、スパニッシュギターに目覚め、スペインに渡り、現地の女性と結婚したとか(笑)。
まぁ、真偽は確認できないんですが、彼ならありそうなはなしだわ。
O本、元気にしてるんかな。

<おまけ②>
そういえば、私が、過去何度かコラボしてきた(今も新しいのを準備中です)カナダのSueさんも、マリア・マルダー大好きと言っていたな。
まぁ、Sueさんは同時代人ですからね。そりゃ影響は受けているでしょうね。Sueさんのチャンネルで、マリアの曲もやっていましたし。
Sueさん自身は、ジョニ・ミッチェルからの方が影響が強そうですけど、好きだとは言ってましたね。

最近、うちのチャンネル、動画あげてないのと、初めて訪れてくださる方もいると思いますので、これでも貼っておきます(Sueさんとやったマリア・マルダーはないので、ボノフの曲ですが、、、)。
Sueさん、元プロなので、歌抜群にうまいです。

今回は脱線しまくりですね。

以下、元ネタ。

今日は、何か、仕込むつもりです。


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