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ザ・ローリング・ストーンズがカバーしたチャック・ベリーの曲のリスト!(加筆)

今回は、ローリングストーンズがカバーしたチャックベリーの曲について書いてみました。
厳密には、チャック・ベリーの曲ではなく、チャック自身もカバーしている曲も入っていますが、ストーンズが元ネタとしたのがチャックベリーのですので、その定義で集めました。

これ、前から作ろうかなと思っていたんです。ネットで調べてみたんですが、このリストが意外になかったので(笑)。よく探せばあるのかもしれませんが、少なくとも検索上位にでは出てきませんでした。

takichanmamaさんとの会話から、作ってみました。


60年代のストーンズのチャックベリーのカバーはスイング感があって、かっこいいですね。60年代後期や70年代のもいいんですが、チャック・ベリー・ナンバーのカバーに限定すれば、やはり、60年代初期のがいいですね。
それに、ストーンズの選曲はやや渋めではあるかなと思います。
もちろん、一般的な有名なのも入ってますが、あえてそうではないのも選んでますよね。そのあたりがこだわりなのかなと感じます。

ちなみに、ビートルズもチャックベリーのカバーをしてますが、私は、断然ストーンズの方が好きです。なにより黒いし、グルーブがいい(笑)。
ビートルズの方は、どっちかというとロカビリー、白人的な感じですが、ストーンズの方はチャックベリーを黒人音楽としてとらえてるのがわかります。

<チャック・ベリーについて>
ギタリスト目線でいえば、チャックのギターのリズムは真似ができません。あの跳ね方はw。やはり黒人さんのそれですからね。そこはキースもできてません(笑)。

後、サウンド全体で聞くと、全体的に本家のチャックベリーの方が少しポップかもしれませんね。
ただ、おおざっぱな性格なのか、歌いながらからなのか、当時の感覚からなのわかりませんが、チャックのギターは細かいミスが多い!。もちろんそんなことはどうでもいいんですが。
でも、そういうところもキースは影響を受けてますね。

ちなみに、チャックベリーはアルバムで聞くと、曲調やリズムがかなり多様です。ヒット曲しか聞いたことがない方はぜひ、アルバムで聞いてみてくださいませ。

たとえば、いわゆる8ビートのロックンロールは少ないです。チャックの原曲のは、リズムが、シャッフルなのか8なのかわかりずらいのとか、いわゆる後年のロカビリーの人たちのようなジャストな8ビートではないものも多いですし、そもそもがジャジーな曲だったり、カントリーだったり、カリプソだったりとリズムや曲調が多様です。

後、チャックベリーの50年代のアルバムのバンドは、サブギターがボ・ディドリーだったり、ベースがウィリー・ディクソンだったりと、なかなか興味深いんですよね。

<チャックベリーナンバーがストーンズに与えた影響>
そういうことを含めて聞いても、グルーブ感でいえば、ストーンズ版の、「Around And Around」や「Down The Road Apiece」は白人バンドのカバーとしては、最上位だと思います。あのスイングはほんとに素晴らしいと思います。

ビルとチャーリーも素晴らしいですしね。

ギターはブライアンのボトムリフのリズムギターもすばらしいですし、キースもチャックベリーナンバーでは気合入りまくりですからね。
なんといっても、当時は、リード・ギターリスト・キース・リチャーズですからね(笑)。単音ではなく複音でのベンドなんかも強い影響を感じます。
キースのリフの発想の原点はこのあたりからの影響もあると思います。

これをひたすらキースとブライアンで二本ギターアンサンブルとして練習したことが、基本になってるんだと思います(二本ギターアンサンブルはチャックだけの話ではありませんが)

ミックのボーカルもいいし、ピアノが入ってる曲は、スタジオ版のはスチューで、ライブはニッキーかと思いますが、両者ともに素晴らしいです。

少しマニアックなことを書けばルート66のリフ、すでにキースお得意のSus4(ブラウン・シュガーやスタートミーアップなどのあのリフ)なんですよね。使い方は違ってますが、原点はここでもうすでに出ています。

余談ながら、ブラウン・シュガーはコードはかなり展開しますが、Aメロの部分は、実は、音の動き方、歌メロのリズムの乗せ方とか、あれは、ほぼ、まんまチャックベリーしてます(笑)。特にバイバイ・ジョニー。

一度、友人への証明用に、チャックの曲とブラウン・シュガーのそれらの部分を並べたのを創ったんですが、ほんとに似てます。これはパクリでもオマージュでもなく、自然にそうなったんだと思います。

ちなみに脱線ついでで書くと、ビッチはオーティスの歌い方とかの感触をロック風にしてると思います。

ストーンズは、そういう取り込みがほんとにうまい。ビートルズのような意味でのオリジナル性は高くないかもしれませんが、自分たちが好きな音楽を消化して、再構築するのがほんとにうまいと思います。

後、黒人音楽からの影響としてみると、ストーンズのイントロへのこだわりの原点が見え隠れしてるのも好きですね。まぁ、そこはチャックベリーナンバーだけではありませんが。
いずれにせよ、イントロとギターの追及度が高いのがいいですね。

たとえば、「Bye Bye Johnny」や「Talkin' About You」は、ちゃんと追及してないと、あのイントロはできません。不良のイメージが先行する彼らですが、音楽についてはまじめで研究熱心であったことがこれだけでもわかります!

ストーンズがカバーとして取り上げた最多ミュージシャンであることは間違いないと思います。

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以下は、記憶をもとに書いたので、間違ってる個所もあるかもです。
その場合は、後で修正します(笑)数曲抜けていたので加筆しました。
前に数えたことがあって、全部で20曲くらいあったはずなんですよ。
まだ、何か抜けているのがあったかもしれません。

以下、ストーンズのリリース順で並べました。

01.Come On                  (デヴュー・シングル)
02.Bye Bye Johnny     (米国EP)
03.Route 66         (ファーストアルバム)(チャックの曲ではない)
04.Carol          (ファーストアルバム)
05.Around And Around    (12×5) 
06.Confessin’ the Blues  (12×5)          (チャックの曲ではない)
07.Down The Road Apiece(Now or No2)(チャックの曲ではない)
08.You Can't Catch Me  (Now or No2)
09.Talkin' About You   
        (ディッセンバーズ・チルドレン)
10.Little Queenie Live   (ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト)
11.Let It Rock    Live   (ブラウン・シュガー  シングルB面)  
12.Don't Lie To Me          (Metamorphosis) これは私も忘れてました!
13.Run Rudolph Run         (キースボーカル シングル)
当時、唯一のキースのソロですが、まぁ、これは実質ストーンズ扱いでよいかなと(笑)

ここまでは、昔から正規版で出ていたものです。
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14.Sweet Little Sixteen サムガールズの頃78年のツアーから

以下は、BBC音源 これも今は正規版ですが
15.Roll Over Beethoven
16.Memphis Tennessee
17.Beautiful Delilah

18.Worried Life Blues (Live At The El Mocambo 77)(チャックの曲ではない)※これはキースが歌っているのが海賊版であったと思います。

ここまでが正規版
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以下はブートレッグ
19.Reelin' And Rockin'
20.Back in the USA (78年スタジオアウトトラック)

以下、比較用に貼っておきます。
上が、チャックベリー
下が、ストーンズです。

Come On


Bye Bye Johnny


Route 66

Carol

Around And Around

Confessin’ the Blues


Down The Road Apiece

You Can't Catch Me


Talkin' About You

Little Queenie


Let It Rock

Don't Lie To Me

Run Rudolph Run

Sweet Little Sixteen



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Roll Over Beethoven

Memphis Tennessee

Beautiful Delilah

Worried Life Blues

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Reelin' And Rockin'


Back in the USA


また、見つけたら追加します。

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