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アバのダンシング・クイーン(with Jeff Beckもどき)を妻とやってみました。

今回は、うちの過去のレパートリーからすると、少し異例なアバ(ABBA)からとなります(笑)

ロック以外では、ブルースやR&Bなどブラックミュージック系はやってきましたが、これは、私のラインではあるので、いいとして、こういうのはちょっと珍しい選曲かなと。

<経緯と方向性>
きっかけは、たまにギターとボーカル(うちの奥さん)の二人で、ライブのお手伝いしている知り合いのバンドが、この曲をやるのでギターを弾いてと頼まれて、それで私がギターを弾いたり、奥さんがコーラスをやったりということがあって「うちでもやってみようかな」となった次第です。

ABBAは流石に過去にも演奏する対象曲に入ったことはありませんでした。
あのメロディーラインと曲のインパクトは、売れているだけのことはあるというか、すごい人たちだとは思いますし、軽視しているということではないのですが、ラインが違いすぎるのと、ダンシング・クイーンはギターがメインの曲ではないのもあって、取り上げる対象に入ったことがなかった感じでした(原曲にも少しギターは入ってますし、ライブではギター有りもありましたが、そこは参考にしませんでした)。

ということで、珍しい選曲となったわけですが、今回取り上げるにあたって「どう仕上げようかな」と考えていた時に「どうせなら、ちょっとロックぽくしてみようかな」と思い、そっちの方向でやってみました

原曲の特徴的なシンセやストリングスやピアノは、そのまま再現しつつ、ギターを足した感じなので、ゴージャスさを越して、ややうるさくなってしまっている面もあるかもしれません(笑)。

ですので、映像もそれに合わせて派手目に仕上げました。

<ボーカルとコーラス>
ボーカルは奥さんが、ダブルボーカルに加え、4パートほどコーラスを歌ってくれております。お手伝いしているバンドでやる際には、うちの奥さんはコーラスを担当していましたが、今回は、全部、歌ってもらいました。
ほぼ、原曲通りかなと思います。

まぁ、良い感じで歌えているのではないかと思いますし、こういう華やかな曲は、うちの奥さんには合うのかもしれませんね。

本人曰く「首振り」はこだわったそうです。
こういうののコツは「恥ずかしがって中途半端にやらず、なりきってやること」だそうです。「なるほどw」ですね。

確かに、自分も動画編集の際は、「自分たちがやっている」と思わないようにし「他人がやっている映像を預かって編集している」と思って編集するようにしていますので、言いたいことはわかる気がします(笑)。

それでも、うちの奥さん、普段はこういうことをやるような人には全く見えないので、普段を知っている人に見せると、大体の場合はびっくりします。

それにしても、うちの奥さん、笑顔が「女性版金太郎的な健全な笑顔?」で、やっぱフロント向きだなと思います。私にはできませんわ。

関係ないですが、Thumbnail、ストーンズのこれみたいですね。

左右は逆ですがw ちょっと似てるw 顔とかがではなく、単にポーズがですけど。

<ミックス及びDAW的な部分>
今回は、ピアノ、ストリングス、シンセ、ドラムは基本打ち込みです。
VST音源はピアノがアイボリーを使いました。
馴染ましたいときや隠し味の場合は、別の選択肢をとることが多いですが、ピアノを前に出したい場合などは、これはいいですね。

ストリングスはMiroslav Philharmonik 2。これ昔から定番ですが、Stringsメインでやるのでもなければ、扱いやすいですね。キースイッチも搭載してますし、それほど重くもないし、古参ですが、未だに使えます。現代的な奴には合いませんけど。

DrumはBDF3を使いました。半分打ち込みで、半分、たたいてます。
今回は、ちゃんと叩けているわけではないので、映像は撮影してません。

シンセはオートリアのプロフェットVSで音を作りました。
ギターとベースは私が演奏しております。

久々にDAWのチャンネルが40-50チャンネルを超えたミックスになりましたね(笑)。DAWソフトが起動するにかるく5分は掛かってます(笑)。

「すごーく繊細なミックス」ではやってませんが、各ヴァースごと、楽器ごとで、音量差をつけてメリハリとダイナミックレンジを残せるように、そこそこ配慮して仕上げました。ですので、抑揚はあるかと思います。

ストリングスの音が大きいですが、これは原曲もこんな感じですので、そっち寄りにしました。まぁ、古い音ですが、どっちかといえばニアな音ですので、これは原曲を参考にしてみました。このストリングスの大きさは、やっぱヨーロッパ流ですかね(笑)。

ただ、ミックス全体は、原曲の70年代よりの音からすると、若干、80年代よりにしています。キックの強調とか、全体的な質感を「80年代に、ロック風アレンジで、Jeff Beck先生をゲストに呼んで再録音したバージョン」みたいなイメージです(あくまでイメージですよ)。

<ギター>
ギターは
1.右チャンネルのリズムギター  
 → キラキラ系のリズムギターって感じですかね。 
   コーラスエフェクトをつかってます(撮影しなかったので映像なし)
 → Stratocaster 57’sModel Amplifier Morgan JC20

2.左Channelのリズムギター
 → カッティングのリズムギター(映像あり)
  うちの奥さんの歌を撮影した際に同時にギターも演奏し、そのテイクの  
  音声を採用しました。これは、ピンクのStratocasterのです
  映像とはパンニングが逆ですが。
 → Stratocaster 56'Model  Amplifier Fender Bassman '65

3.リードギター
 → Jeff Beck先生のイメージ(映像あり)
  これは別撮りしました。白のJeff BeckモデルのStratocasterの動画です。 
  これも、音声映像同時収録です。
 → Stratocaster Jeff Beck Model  Amplifier Marshall 1987X

3.左Channelのギター(リフ的なの)
 → 
これはミックスで音を下げているのでほぼ聞こえませんが、
   厚みを持たせるために、パワーコード的な弾き方をして入れてます。
   コーラスエフェクトをつかってます(撮影しなかったので映像なし)
 → Stratocaster 57’sModel Amplifier Morgan JC20

ということで、今回はギターは合計4本入れています。

動画にもなっている左Chリズムギターはあとから聞いてみて「もっと音を間引けばよかったな」と思いましたが、奥さんの歌の映像と一緒に撮影してしまったので、やり直すのは面倒すぎるので、もう、そのまま行きました。
後、 Fractal AxeFX2XLのアンプの選定をミスって、Fender系で行くつもりがマーシャルになっていたので、音の面でも、若干、固く、曲に対してのフィット感が足りないかなとも感じてます。ですので、リズムギターの音は小さめにしています。まぁ、映像なしでレコーディングするなら、座って弾いて、もうちょっと考えて弾きますが、立って弾いてのライブ収録ですし、こんな感じでもよいかなと。

ただ、反面、右チャンネルのギターは、キラキラ系でバランスをとっておきました。

リードギターは、書いたように、イメージとしてはJeff Beck先生的な感じです。もちろん、指弾きです!

曲中の合いの手、ソロ部分、後はエンディングにわたって、うるさくなり過ぎない程度に、リードを入れた感じです。アクセントとしては十分効いてますし、これだけで、かなりロック寄りになったかなと(笑)。

フレーズとかはJeff Beck先生が使いそうな音遣いをイメージして弾いてみました。もちろん、本家のような鋭さは再現出来てませんが(笑)。
というか、曲的に、そこまでやってはやりすぎになりそうですし、これはこれでよいかなと。

<ベース>
ベースは今回も苦労しましたが、思ったほど、いい感じかと言われたら、不満はあるんですが、仕方ないですかね。
なかなか、ベースが思ったような音になりませんね。ちょっとずつは良くなってる面もあるとは思うんですが、「自分が望むような、グルーヴィーなかっこいいベースの音になっているか」と言われたら、研究の余地が大ありだなと(笑)。こればっか書いてますよね。
いえ、音はだいだいあってますし、普通には弾けてるんですけどね。

<映像>
映像は、いつも通り、マルチアングルカメラでライブ収録で撮影してます。
ただ、今回は、ちょっと遊びを入れようかと思い、著作権フリーの動画を使わせてもらって、ディスコ風な映像を背景にいっぱい入れてみました。
それほど大変な作業でもなかったので、やっていて面白かったです。

まぁ、ちょっとやりすぎ感はあるかもしれませんが、これでも、背景のデジタルでケバケバの映像の色調を少し落として、派手になりすぎないように調整はしています(笑)。

好き嫌いが分かれる処理だと思いますが、インパクトはありますし、似非ディスコ風にはなったかなと感じています。こういうのもたまにはいいかな。


ただ、タイトルでABBAのBの逆向きはやってません(笑)。そのままABBAになってます。

最後に、ロックとディスコは、当時は相容れない部分もあったとも言えるわけですが、こうして時間が下った今となっては、共に、音楽史の輝ける歴史と言ってよいと思いますし、その意味では、「今だからできる選曲、アレンジかな」と感じながらやっていました。

ただ、どっちにしても、普通に行けば、この選曲は私の中ではありえなかったので、その「たまにお手伝いしているバンドの影響による選曲」であることには間違いありません(笑)。

また、次も、もう数曲取り掛かってますので、できるだけ近いうちにアップしたいなと思っております。乞うご期待?


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