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【法人HafH】企業が #ワーケーション に期待すべき5つの効果

「ワーケーション」という言葉がコロナ後の「新しい働き方」として注目を集めています。「世界が広がる、働き方を。」をメッセージとしてサービスを提供するHafHは、立ち上げ当初のクラウドファンディングから、ワーケーションに触れ(当時は「ふるさとテレワーク」なる言葉も)、場所にとらわれず働くライフスタイルを、未来の当たり前の「生き方」の選択肢として提唱してきました。

「ワーケーション」の誤解

我々も例に漏れず、ワーケーションを独自に定義していますが(以下)、まだまだ誤解が解けません。誤解が解けない背景の1つに、ワーケーションにはいろんな効果が期待されるからひとえに語りにくいという点を感じています。今日は「企業がワーケーションを推進すべき5つの効果」について、シンプルにまとめます。

「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた新しい言葉。場所に捉われず働ける現代において、 お気に入りの場所で仕事をすることで、通勤や職場のストレスを減らし、日々の充足感をあげ、ワークライフバランスの向上を促す働き方。(HafH ホームページより

ただ、その前に、1つだけ明確にお伝えしなければならない!と感じる「ワーケーションへの誤解」は「休みなのに働かせるのか!」というアンチワーケーションに関する多くの反論の前提が、そもそもワーケーションを推進する我々のそれと異なる、ということです。センチで測る物差しを持った人と、ヤードで測る物差しを持った人が、10だ20だ、どっちが正しいと言い合っても仕方がありません。

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多くの反論の前提は、ライフスタイルを「寝る場所は、1つ」で「オフィスは1つ」で「ホテルは休暇中に泊まる場所」で、その3つが不変であるという点です。それを前提にしてしまうと公私混同=悪、暮らしと仕事場は別離されるものであるという事になってしまう。

これからの時代、「家でも働ける」し「オフィスに行かなくていい」し、「ホテルや旅館で暮らす、働く」かもしれない。デジタル技術の進歩によるテレワークの普及によって「平日から旅先のビーチや温泉で仕事ができる」時代になっているということ。無論、これが全員できるとは到底思ってませんが、そういう働き方ができる人たちは確実に増えます。世界90億人の人口のうち、60億人が労働人口とした場合、半数の30億人がリモートワーク可能になるとも言われています。

先日「私は工場の機械を夜通しチェックする仕事だから、ワーケーションなんてもってのほか」という人と会話をしましたが、工場のマシンメンテナンスも、これからはAI(人工知能)を活用したロボティクス化によって現場にいなくてもメンテナンスが可能になる未来が容易に想像できます。あらゆる仕事が自動化していく中で、どんな働き方とともに、自分の暮らしをデザインしていくのか。令和時代の世の中は、これまでと大きく変わり始めているということです。

一旦、ここで地方創生や、GoToトラベルの是々非々論といった政争は忘れましょう。「旅をしながらリモートワークする」フィージビリティが高まってきたというシンプルなファクトをみていきます。

さてここから「場所にとらわれない働き方をしたい」と、今、思っている、いないに関わらず「企業が」なぜ広げるべきかというところです。

ワーケーションを企業が推進すべき5つの効果

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「地方(地元)や海外で暮らしながらテレワークをしたい」という希望が今後も増える中で、企業側も社員の要望に(採用条件の面でも)対応を迫られることがあるかもしれません。しかし「対応を迫られる」と受け身になっている場合ではなく、積極的に推し進めるべきだと我々は感じています。

そこで、僕は上図の通り、独自に「ワーケーションを企業が推進すべき5つの効果」をまとめてみました。1つでも、ぐっと来るものがあれば、ぜひワーケーションに予算を組むことをご検討ください。

1. Health Impact(健康増進への効果)

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(注意:ビーチでワーケーションするときは日差しや砂にPCがやられないように!)

ワーケーションの効果について、最もオーソドックスに「企業の効果」と言われているのがこのHealth Impact=社員の健康増進です。これを数字で証明しようと社会実験に取り組んだ事例があります。

リンクを見ていただくとわかりますが「ワーケーション期間中は運動量が2倍程度に増えた」「ワーケーションは仕事のストレスを37.3%低減させ、期間後も5日間持続する」「ワーケーション実施中は仕事のパフォーマンスが20.7%上昇し、終了後も5日間効果が持続」と言ったポジティブな結果が次々と出ています。企業にとって社員が不健康である状態は、大きなコストになりますから、社員の健康増進のためにも、ワーケーションが一定の効果があると期待できます。

2. Business Impact(オープンイノベーション)

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普段見ない景色の中、普段出会わない人と仕事をする可能性を多分に含む、ワーケーション中のリモートワークでは、オープンイノベーションに繋がる可能性が広がります。オフィスに閉じこもらず、普段出会わない人との交流を通じて、異業種交流の機会にもなります。

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先日、HafHが主催した長崎でのワーケーションツアーでは、長崎のドローン実証実験や、潮流発電という最先端産業の現場の話を、異業種の参加者とともに開催し、業界を超えたアイデアが飛び交いました。企業内研修では得られない、予測不能なセレンディピティが、予想を超えるビジネスのタネとなるかもしれません。

3. Social Impact(社会課題へのコミットメント)

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都心で暮らし、働いていた人たちが、ワーケーションを通じて地方の社会課題に触れる機会が増えることで、解決の糸口に繋がる可能性も高まります。例えば、和歌山県田辺市では、まちぐるみで「たなべ未来創造塾」を開催していますが、東京や大阪に本社をもつ企業の会社員が、まちづくりに関わることでまちの起業をサポートする取り組みに繋がっています。

ここでは、企業研修プログラムを開発するJMAM(日本能率協会)が、企業研修としてのワーケーションプログラムを田辺市とともに開発。地域課題に触れることで企業側には人材育成の一貫として取り組むことができ、一方田辺市側も地域課題解決の糸口に繋がる可能性が広がります。

4. Green Impact(環境問題へのコミットメント)

地域に行くと、都会で暮らす時以上に豊かな自然に触れる機会が当然増えます。五島列島では、アジアから届く海洋ゴミの問題が深刻化していますがHafHの住人たちは折に触れて、五島市でビーチクリーン活動に参加しています。環境問題は、行政や地域だけの問題ではなく、SDGsの観点から企業のコミットメントが求められる時代。企業のSDGs活動としてもワーケーションを通じてその機会を増やすことが可能です。

5. Family Impact(家族関係の向上)

ワーケーションの話や、HafHの紹介をしていると「こどもがいるからなかなか難しい」といわれることが少なくないのですが「こどもがいるからこそワーケーションをしたい」という家族も一方で少なくありません。「こどもたちにいろんな景色を見せてあげたい」親の気持ちをワーケーションを通じて叶えてあげることは、子どもたちの未来にとって大切なチャンスを与えることにも繋がります。ワークライフバランスと企業が叫ぶのであれば、家族の時間をたっぷりとってもらう企業姿勢として「子連れワーケーション」を推進する価値はあると思っています。

無論、「子どもとワーケーション」は学校制度との兼ね合いを検討する必要が出てきます。学校側の受入が変わらないと難しい。これはワーケーションを政府が進めるのであれば、こどもたちの学びのあり方も一緒に変えていかねばならず、一朝一夕には改善されないことでもあります。我々も、この部分は政府に訴えていかねばなりません。

一方「在宅勤務となってしまい、終日家で仕事をしていると妻のストレスを溜めてしまっている」「子どもがいるから夜のオンライン会議が難しい」といった「在宅勤務の限界」をワーケーションが解決する場合もあります。コロナ離婚という言葉が俄かに話題となった中で、「パパケーション(ママケーション)」とでも呼びましょうか、あえて「ずっと一緒」である状態を切り離すことも、在宅勤務の中ではニーズがあります。コロナの影響が長期化する中で、在宅勤務を取り入れながら「月に数日は、在宅外勤務を認める」制度は、企業側に整備が必要になると考えます。

まずは「おためし法人ワーケーション」を。

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先の未来が見えなくなっていくなかで、企業経営における時代の変化に伴った「社員の働き方」をサポートしていくのか。

企業の(見えそうで見えない)5年後に持続可能な成長をもたらす働き方について、今、進むか、戻るか。経営者にとって、ここを1つの大きな課題として捉えている企業は、まだ多くはありません。

5年後の働き方コンソーシアムは、全国のコワーキングスペースの定額使い放題サービス「いいオフィス」をはじめ、5社でコンソーシアムを組んで、実証実験メニューをご用意しました。福利厚生として、あるいは人材育成として。そして「5つの効果」を期待して。テレワークへのチャレンジ、ワーケーションへのチャレンジを試してみませんか。このチャレンジがきっと5年後の会社を大きく変えるきっかけになると信じています。

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こちらの「企業のおためしワーケーション」プランは、自宅近くのコワーキングを使い放題にするほか、HafHを通じてワーケーションも選び放題。さらにツアー企画、航空券の手配なども行います。それでいて1人あたりの費用は毎月50,000円です。正直、驚くほどお得です。ワーケーションと言わず、正直言って、通常の出張もこれで賄うこともできます。1人1人がどういう働き方を続けることで、業務の生産性を高め、会社への貢献度や愛を高めるのか。企業側も今、試してみる価値がある価格です。

まずは先駆者たちの話を聞いてみるところから。

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いきなり前に進むには、まだよくわからないというご担当者さま向けに「実際にワーケーション実践企業」や「受入自治体」「体験者」らが一堂に集まる「ワーケーション・リーダーズ・サミット」を開催することになりました。まずは、一度、やってる人たちのリアルな声を聞いてみませんか。

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移動は、人間の本能です。これをやめ「定住」という暮らし方を選び、人々の暮らしは楽になりました。これまでは「楽にする」ことが正義だった。楽な方を選ぶのは簡単です。僕も、楽な方がいい。こんなサービスを展開しながら、いずれは「静かなビーチに一軒家を立てて美味しいコーヒーを入れる」ことが夢だったりします。

ただ、一方で未曾有の時代変革期に当たる今「今はちょっと頑張ろう」「今はもっと学ばなきゃいけない」「次の時代を見据えるために、努力を重ねないといけない」というライフフェーズにいる人もいる。その場合、「移動」を生活様式に取り込んだ時の成長速度は、何倍にも上がります。見える景色、出会う人が変われば、気づきや学びが増えるのは当然です。

つまり、ワーケーションは決して休んだりサボったりするものではなく、旅をしながら成長速度をあげられる最強の働き方メソッドになりうるということです。会社の成長に繋がる働き方に、ぜひコミットさせていただければ幸いです。

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