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数年前、膝が痛くなったので、整形外科を受診したことがあります。ますレントゲンを撮りました。最初に骨に異常がないかを調べるわけです。画像を見ながら「骨は異常なさそうですね~」と先生は言いました。「もう少し詳しく診るために、CT画像を撮りましょう」と言われましたので、私は「必要ありません」と断りました。「じゃあ、湿布出しますので・・・」と言われたので「それも必要ありません」と断りました。

こんなふうにあなたは断る勇気、ありますか? 断って人にイヤな顔をされると次行きにくいですよね。

年配の人は「断るなんてできるわけがない」と、完全に医者を信じ切っている場合が多いです。私は「なぜ断れないのですか?」と尋ねると、目を丸くしてビックリされます。そもそも医者の言うことに対して、意見するという考えはまったく持っていないのです。

それで、余計な検査料を支払うことになったり、薬漬けされていくこともあるのです。ここまで言っても、私の話を聞き入れない高齢者はとても多いです。あなたは今この文章を読みながら、どう感じていますか?

断る勇気がないとしても、尋ねる勇気はぜひ出してほしいです。ようするに「なぜ、CTを撮る必要があるのですか?」とか、「その薬はどんな効果があるんですか?」などと、医師に対して質問してほしいんです。

これも高齢者に話をすると「私のためにそんな時間取らせたら悪い。後にもたくさん患者さんが待っているのに。」と言う人があります。「何をしに行ってるんですか?」と私は言いたい。痛みがあるから病院へ行き、その痛みを取りたくて診察を受けているわけです。他人のことなんて関係ありません。納得いくまで聞くべきなんです。

それで結局、原因が分からず、薬だけ出されて帰ってきて、痛みが取れず自分が苦しんでるなんておかしな話です。痛みを取りたくて行ったところで、原因究明されず、説明もないなんてことが高齢者にはとても多いですよね。

「原因は加齢です」と言われて引き下がるなんてバカげてます。そこで「なぜ?」と質問すべきです。年を取るとなぜ痛みが出るのか? 知りたくありませんか? 私は知りたいです。医師は専門家です。分からないまま帰ってくるより、目の前に詳しく知っている専門家がいるんですから、尋ねないなんてもったいないです。何のためにお金払って行ってるんですか?

私は解決方法を尋ねたことがあります。冒頭に書いたのとは別な時でしたが、「どんなストレッチをしたらいいですか? 筋トレだったら、どんなのがいいでしょう?」と。すると先生は詳しく自分の体を使って教えてくれました。こんな器具も使うとさらに良いとかも教えてくれました。私のために時間を使ってくれたんです。分からないまま帰ってきてネット検索しなくても、尋ねるとちゃんと教えてくれるんです。もしそれを邪険にされるようなら、もうその病院へは行く必要ないと思いますよ。

ただ、診察料の清算で、明細を見て驚きました。

指導料500点

ん? しどう料? 500てん?

ようするに、私が質問して丁寧に教えてくれたことによって、「指導料として5000円が加算」されていたのです。なんというオチだ!

飲食店で、メニューにないような注文をすると「追加料金〇〇円かかりますけど、よろしいですか?」と確認されるのが普通です。病院では確認されずに、追加料金が加算されるところだと、この時思い知りました。明細しっかりチェックしましょうね。






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★整体師/りょう★ピンピンコロリのいきかた(認知症予防と健康寿命を延ばす方法)
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