私はミニマリストになれません
私は今年の2月に、部屋を片付ける際、多くの物を捨てました。ただ、それに代わる新しいものを買ってしまったので、ちゃんとした断捨離とはいきませんでしたが、ずいぶん部屋がスッキリしました。
「ミニマリスト」や「断捨離」という言葉を耳にしたことがあると思います。あなたはいかがですか?
物に対する執着心は年々変わってくるものだと思います。小学生の頃、あんなに夢中にになって集めた「メンコ」や「ビー玉」なんて中学生になると見向きもしなくなりました。高校生の時に集めたアイドル写真は20代で手放しました。
主に「収集した物」は、年と共に興味が変わるので、不要な物に変化していく傾向が強いと思います。その反面、思い出の物、思い入れのある物は、なかなか捨てられないですよね。おそらくこれは誰でも同じだと思います。
ドラマでは「バッグひとつで家出するシーン」が時々出てきます。私には無理だな~、っていつも見ていました。音楽が好きだからあれもこれも持って行きたいし、服も夏と冬を考えれば、あれこれ持って行きたいし・・・。って考えると、手提げかばん一つで家を出るなんて不可能です(笑)
部屋を整理する時に、昔のものがたくさん出てきました。まだ開封していない文房具、使い古したファイルなど、すでに10年は使っていないものがたくさん! 断捨離する秘訣は「ときめくか、ときめかないか」で分けるらしいです。でもそれって、なかなか難しいです。そもそも、最初からときめいていない物がいっぱいあります。あと、「いつか必要だから」って考えたらダメだそうですね。だから「〇年使ってなかったら捨てる」と、年数決めればいいそうなんです。これがまた難しい。開封していない新品の物もありますからね。一年使わなければ、おおむねいらない物に分頼されるそうですが、一年じゃね~(笑) でも10年使ってなければ、これはもう捨てても問題ないでしょう。でも・・・って、考えると捨てられない!(笑)
いろいろ考えて整理したけど、それでもやっぱり捨てられないものがあります。それは「一時保管」として段ボールに詰めてテープで封をします。一年後に開けて、それでいらないと判断したら捨てればいいそうです。
「ミニマリスト」として、テレビで紹介される人いるでしょ? 部屋になんにもなくて「これだけです」っていう人。「なんか趣味あるの?」と尋ねたくなります。私は絶対「ミニマリスト」になれません。だって、卓球の道具だけでも結構ありますよ。思い出の品を除いたとしても、そんなのは不可能です。
考え出すとキリがありませんが、なにもキッチリとやる必要はないと思うんです。テレビでやってるように、スッキリしなくちゃいけないわけではなく、できるところから始めればいいと思います。
お金や物をどんなにたくさん持っていても死ぬためには役に立ちません。何歳から考えるかは人それぞれですが、生きている間に整理することも大事だと思います。自分の物なんて、自分にしか必要ない物であって、身内ですらいらないと言われる物はたくさんあります。その時にはきっと家族が処分してくれると思いますが、生きているうちに整理するのもいいんじゃないでしょうか。
80歳の女性に「人生でやり残したことはありますか?」と尋ねると「主人の遺品整理」だと答えた人がいます。そのご主人さんというのは、もう25年も前にお亡くなりになっています。今でも整理できてないわけですから、この先もきっと整理することは無理でしょう。でもその女性は「整理したい」と、ずっと思い続けているわけで、それがまた生きていく糧になっているのかもしれないのです。だとしたら、それはそれでいいのかな、と解釈するようにしました。
人からすれば簡単なことや、どうでもいいことが、本人にとっては大事なこともあります。私はいま60歳。ある程度は整理しておこうと考えています。来年2月で、前回整理から一年が経ちます。「一時保管箱」〜さて、捨てることができるでしょうか?(笑)
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