耳鳴りは米国退役軍人の間で、最も一般的な兵役関連障害の一つ
アメリカ合衆国退役軍人省が発行している退役軍人への給付に関するレポート、Annual Benefits Reportの2019年版からの情報です。
退役軍人はこれまでのトータルで217万人が耳鳴りに関して障害手当を受け取っています。この数字は直近の湾岸戦争だけでなく、ベトナム戦争や朝鮮戦争、第二次世界大戦まで含んだ数字になります。
PTSDや偏頭痛など他の障害を抑えて、耳鳴りが障害手当支給人数で1位となっています。
2019年に新たに耳鳴りで障害手当を受け取った人だけ見ても、18万人の退役軍人が耳鳴りで手当を受け取っています。こちらのサイトを見ると月額あたり$152.64が支給されるとあります。ちなみに遺族に対する補償や退役軍人の年金など様々なものを合わせた退役軍人給付管理局(VBA)の年間予算は、14兆円($114 billion)に上ります。
耳鳴りとは別に難聴でもトータルで131万人受給者がおり、2019年の新規受給者も8.8万人います。
【龍成メモ】
2010年の研究では、米国で何らかの耳鳴りを経験した人は5,000万いるとされています。高血圧や喫煙との相関が高く、職業上もしくは余暇で大きな騒音に曝されることも直接的な原因になります。
地下鉄などの音量の大きい環境において予防されたい方は、Airpods Proのようなノイズキャンセリングイヤホンや、もしくは耳栓をすることをオススメします。
表紙はDZackCulverさんの写真です。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートお願いします。
頂いたサポートは心のエネルギーになり、さらに記事を書くモチベーションに繋がります。
ありがとうございますm(_ _)m