日銀のイールドカーブコントロール(WSJ)
Tokyo’s Yield-Curve Defense
WSJ | By The Editorial Board | Feb. 14, 2022 6:45 pm ET
中央銀行が無制限に国債を買う現在のイールドカーブコントロール政策は、現状一見上手く行ってるように見えるが、リスクもある。
現に、オーストラリア中銀はイールドカーブコントロールを行っていたが、無制限に買い付けなければいけない事態に引きずり込まれそうになったため、昨年2021年11月にイールドカーブコントロールを停止した。
各国がインフレ対策で利上げしている中、日銀だけが金融緩和を続けた場合、円レートの動きがどうなるのかも未知数。
イールドカーブコントロール下では、市場が「引き締め政策がより適切である」というシグナルを送ったとしても、それを日銀が受け取れないというデメリットもある。
将来米国でもイールドカーブコントロールの議論が再燃する可能性があり、日本が政策的な成功例として語られるかもしれないが、日本の政策担当者が払っている代償を見落としてはならない。
表紙はKUMI0523さんの写真です。
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