2/17 気になった記事 by Ryosei
北京冬季オリンピックのスピードスケートでの争いが韓国における反中感情を煽る
Beijing Winter Olympics speed skating spat stokes anti-China hostility in South Korea
FT | Christian Davies in Seoul FEBRUARY 15 2022
「冬季オリンピックの開会式で、中国の少数民族である朝鮮族の女性が、中国共産党の旗を持ちながら韓国の伝統的な韓服を着ていたことで、彼らの不満は沸騰したように見えた」とFTは伝えています。
そして、その後ショートトラックで韓国選手が失格になったことにより、怒りが頂点に達したようです。
韓国大統領選に関するTBSの特集でも、オリンピックに端を発した韓国の反中感情が今回の選挙に影響を及ぼしているという話がありました。
「2021年のある世論調査では、韓国人は中国のことを、日本や北朝鮮よりも好意的に見てないという結果になった」とFTの記事にもあります。
「以前は、中国とは協力できると考えていました。中国は隣国であり、多くの交流がある国だからです」
「しかし、中国は韓国の文化を自国のものであるかのように扱い、韓国の若者は、特に香港や台湾でその全体主義的傾向をはっきりと目の当たりにしています。人々は、典型的な共産主義国家の本当の顔を見なければならない」
という成均館大学の社会学教授であるク・ジョンウ氏の言葉で記事は締めくくられています。
インフレの影響:日本が国民の給与を上げるためには何が必要か
Inflation bites: what it would take for Japan to get a national pay rise
Antoni Slodkowski, Eri Sugiura and Leo Lewis in Tokyo
FTのかなり長い記事で、岸田さんが首相になり「新しい資本主義」を掲げたことで、長らくアップしなかった日本の労働者の賃金が上がるのかどうかを分析しています。
一つの大きな焦点はまさに今の時期に行われる春闘です。記事ではどの程度賃上げできるのかということに加えて、インフレを相殺してさらにそれを上回るだけの賃上げができるのかというハードルがあることにも触れられています。
また春闘に参加するのが主に大企業であり、日本の労働者の少なくとも70%は中小企業に勤めていること、また労働者の1/3が契約社員やパートタイムで働いているという点も指摘されています。
そして日本総研山田氏の「賃金を上げようと思ったら、不採算事業をなくして、収益性の高い部門を増やさなければならない。なぜなら、賃金の源泉は利益であり、そうでなければ賃金は上がらないからだ」という指摘も本質的だと感じました。
さらに「日本の労働組合は、同じ会社での雇用を守ることが最優先事項なので、そういったことには消極的です」とも山田氏は付け加えています。
大前研一「"新しい資本主義"が危険である、これだけの理由」
賃上げするほど格差は拡大する | プレジデント 2022年3月4日号
大前 研一 ビジネス・ブレークスルー大学学長
FTの賃上げ記事を読んだ後に「賃上げ」で記事検索をしていたら、この記事に辿り着きました。大前さんの以下の言葉が印象的でした。
【龍成メモ】
家にテレビがあった頃にTBSを観ることはあまりありませんでしたが、TBSのYoutubeチャネルが割と見ごたえがあり、ハマりつつあります。
記事中にリンクを貼った韓国大統領選の動画も分かりやすかったですし、変な偏りも感じませんでした。
#反中感情 #韓国大統領選 #北京オリンピック #賃上げ #春闘 #岸田内閣 #インフレ #大前研一
表紙はGeorg11さんの写真です。こちらはサンクトペテルブルクの写真ですが、はるか昔にヨーロッパに行った際、フライトアテンダントの方に「今、ちょうど下にサンクトペテルブルクが見えてきれいですよ」と言われてみたら、ブロックで構成されたようなで非常に美しい古い街並みが見られて感動した記憶があります。上空からの無料写真がなかったのですが、街並みの写真も貼っておきます。
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