あいまい日記

ややアンニュイな日でした。喜んでいるわけではなく、誰に対しても怒りはわかず、少しの悲しみもない、つまるところ脱力した楽な日でした。私は楽。

少し暖かい日でした春の日かと思うくらいの日差し夏の日のような総毛立つ空気秋の日かと思う空の高さ今は冬でした。私の冬。

北に向かって一度も立たなかった。西も東も嫌いです。だから南を向くしかない。植物みたいだ。私は南向き。

古の偉人伝はありません。ここでも、西も東も嫌いです。今の偉人伝がおいてある本棚が薄っぺらくて好きです。わたしの本棚。

上を向くと雷に打たれそう。左は嘘くさい。右を向いたら殴られる。仕方がないから今日も下向きな一日。目はずーっと下を這うミミズを見てました。下向きな、目（私の）。

タンゴはなんだか関西くさい。ジルバは絵本に出てきそう。ワルツは定番過ぎませんか。ですから私はサンバでゆきます。目だけでサンバ。私は私の目で舞を。

あいまいあいまい、あいまい日記。