全伏線、回収開始
みなさま、ご機嫌よう。ryoryoです。
四日間、ガイアックスさん主催のオンライン就活カレッジに参加して得た学びを今回は共有していきたいと思う。
1.オンライン就活カレッジに参加したきっかけ
2020年3月、アンパンマンでも勝てるか怪しいバイキンマンが大暴れし始める。このころの私は、気になる女の子が留学先から緊急帰国したという一方を聞いて、彼女の精神面のフォローをするのに精一杯だった(付き合ってもないのに)。定期的にくるラインのなかでも、今後どうするかなどの話をしていて楽しかった。このころの私は、就活など全く気にしていなかった。
しかし、バイキンマンが攻撃の手を緩めない。21卒の先輩が苦しんでいるという話をちらほら聞きながらも、私はと言えばその気になる子との電話を楽しむ日々だった。しかし、その子との電話の内容が日に日に私を焦らせる
「就活しなきゃ、、、ヤバイ、、、」
私よりも圧倒的ハイスペックの彼女が焦っている!!なぜだ!!
話を聞いてみれば、なんともう就活を始めているそうな。ESも何個か出してみたり、SPIの対策をしたり。対して私は、彼女が発する難解な単語(ESとかPRとか)にただただ圧倒されるだけだった。そして、何よりも彼女が遠い存在になっていることに寂しさを感じた。
『置いてかないで。。。。。。。。。。。(〜_〜||)』
非常に間抜けな動機ではあるが、彼女との共通の話題作りのために就活を始めることにした。
『よっしゃ、やったる!!!』
意気込んだものの、なにをすればいいかわからずすぐ挫折。
そんなときに、ゼミの先輩(なのにタメ口✖️呼び捨てしている)がこの企画に参加しているのを知り、応募した。
2.プログラム内容
ここについては他の参加者が上手にまとめてくれているので、私はさらっと述べることとする。
1日目:コーチングを使った自己分析
2日目:ESの書き方講座
3日目:企業分析
4日目:擬似面接
どれもが就活の基礎となるものである。まっさらな状態(動機が不純だったから)で参加した私は初日で西島教に入信してしまった。
3. 模擬面接での気づき
最終日のこと。久しぶりに面接された。某塾大学のAO試験に落ちて以来の面接であった。このときの相手からある質問が投げかけられた。
『あなたどうしてそんなに教育、人材界を志願しているのですか?』
一瞬回答に詰まった。その場では回答を出せなかった。思えば、生まれながら人と関わることが好きだった。大学入学以来、教育分野に興味をもち教職課程も履修してきた。しかし、なぜこれらの世界に拘っているのか言語化したことがなかった。それからの面接体験は、その答えが見つからないモヤモヤ感でうまく回答することができなかった。
それまでのプログラムで、軸を見つけてきた「つもり」だった。しかし、いざ面接に臨むとそれがハリボテのようなものであると気づかされた。
4.もがき苦しみ、ついに出た「全伏線、回収開始」
それからというもの、私はなぜ教育、人材業界を志望しているのかを考えた。
子供が好きだから?勉強が好きだから?教える魅力に気づいたから?
どれもしっくり来ない。そして働く意義まで考えるようになる。そして、一つの答えと自分の軸を、今日見つけ出した。
私たち日本人は、恵まれれば22年間の月日を「学び手」として過ごす。私は浪人しているし、さらにいまは来年休学しての留学も考えているため(落ち着けコロナ)、実質24年間を「学び手」として過ごすことになるだろう。
長いよね、この22年間って。でも、それからの人生のほうが実は長い。
私たち「学び手」はこの22年間で、社会の一員として、直接的に貢献した経験がない。それどころか、多くの社会人からたくさんの気づきをもらいながら生きてきている。バイト先の社員も、ガイアックスのメンターさんも、大学の先生も、高校の担任にもみな、社会人である。
社会人になるということは、「学び手」から卒業し、「学びを提供する側」になることなのではないだろうか。
22年間の振り返りをしていたら、私が学んだ要所要所に、「社会人」がいた。小学生のとき、日本の製造業について学ぶための工場見学でも社会人がいた。バイトでお金を稼ぐときに、心持ちも教えてくれたのも社会人だった。
要は、育ててくれた場所に倍の時間をかけて恩返しをしていくのが、社会人なのではないだろうか。こう考えるようになった。
いままでの学びは、次世代に伝えていくための「伏線」だったのだ。まだ「学び手」の私たちにはそれが独立しているように見える。しかし、これから働く場所でそれらの全て繋がり、次世代の学び手に繋いでいくことで「回収」されるのだろう。
だから、働かなきゃいけない。いままでの全伏線を回収し、次世代につなげるために。
ではどうして私は教育、人材界を志望しているのだろう。
いままでの伏線を回収し、直接、次世代につなげることができるからだ。自分が学んできたことを次世代に伝えたい。次世代の社会人を育成することで、社会に恩返しがしたい。これらが私の就活の軸になるだろう。
何も、直接的に伝えることに拘っているわけではない。社会見学で社会人が日本の製造業について教えてくれたときのように、働いていれば次世代に何かを伝える場面が必ずやってくる。
でも、より直接的に関わりたい。だから、教育業界を志望しているのだ。
5.終わりに
最終的に教育・人材業界に携わりたいが、インターンは多くの業界に出している(祈られてばかり)。大学3年生の私は、まだ「学び手」だ。教育・人材業界以外にも、いままでの学びである伏線を回収し、伝えていくことのできる場所があるかもしれない。私がより輝ける場所を探す、就職活動が楽しい。なかなか見つからないけど。
ひょんなことから参加したプログラムであったが、多くの学び(=伏線)を得られた。これから形にしていくために、自分がどう努力していくのか、ものすごく楽しみだ。
就活に真剣に向き合うきっかけをくれた彼女(付き合ってないよ)、学びの機会をくれたガイアックスさん、深く考えるきっかけをくれたカレッジ2期生には深く感謝している。これからもよろしくお願いします。
それでは、また。(定期更新します)