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【漫画】スーダンでの国際医療支援ー新米国連職員のぱにゃにゃん日記 Vol.41

サバイディー!リョーヤです。

前回の「新米国連職員のぱにゃにゃん日記」では、広大な砂漠が広がるスーダンのフィールドの様子についてご紹介しました。

今回は、そんなスーダンの砂漠のド真ん中でどんな活動をしていたのかについて触れていきたいと思います。

以前のnoteで、医療のない地域で実施していた巡回診療事業について紹介しました。

巡回診療によって約30村に医療を届けることができたのは大きな成果なのですが、それぞれの村には月に1回程度しか訪問することができず、何かあったときに村人たちがすぐに駆け込めるような体制ではありませんでした。

そこで、巡回診療に加え、3か所に診療所の建設もしました。これにより、巡回診療による定期検診やワクチン接種だけでなく、病気になった際に一番近くの病院に行くことができる体制を整えることができました。

またほかにも、助産師さんの育成や、妊産婦さんへの知識の啓発なども実施し、地域の医療の質を総合的に高める努力もしてきました。こうした研修や教育活動は、3コマ目に登場するような紙芝居形式で行ったりします。アラビア語で実施されるのですが、なかには文字の読めない人たちもいるので、イラストを多用するなどの工夫も必要とされました。

病院のようなハード施設の支援だけでなく、教育のようなソフト支援を組み合わせることが、持続的な国際協力のために大切だと思っています。


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このマンガ連載は、マンガ家の織田博子さんにご協力いただいております。織田さんのプロフィールはこちら!