庭師便り('22.2月まとめ②)
皆さん、こんにちは( ΦωΦ )
こちらでは桜も見頃となってきており、いつの間にか個体差もあれ大体5分咲~くらいに🌸(°д° )
今日は生憎のお天気だが、昨日は歩いていると暑くなってくる感じで、通り抜けた桜並木のある公園内では町の人々が朗らかに桜を観賞しておられました🌸👀
そんな本日は2月の庭師便りまとめ②📝
すっかり春らしくなってきたのに冬の話題もなんだが、個人的にはギリギリ今月内に消化できてほっとしておりますε-( ΦωΦ )ホッ
春の気配を感じ始めた2月、しかしまだ冷えるなか辺りを明るくしてくれるスイセンの皆さん🌼
何とも青空がお似合いである☀
そして見頃を迎えたエリカ🌼
こちらはジャノメエリカだが、エリカは美白など美容によいハーブです。
この花をハーブティーにする場合、特に目立つ風味が無いのでブレンド向きだと思う🍵
こちらはマンサク🌼
糸のようなユニークな花で、園には深い赤色の花も咲いていたのだが、背景的にピントを合わせるのが難しかろう...と断念した📸😂
さて、ちょい出しに紹介していた冬のバラ仕事🌹
剪定や誘引、施肥など行っていたが、仕上げにバラ園全体をマルチングしていった。
こちらのピートモスはC級となっているが、繊維の長い部分を取り除いた後に残る、細か目のものだとか。
絡まって浮いたり、風に持っていかれにくく、全体をしっかりマルチできる...とかだろうか(知らんのかい)?🤔?
ま、撒きやすいです。
ソレッ( ΦωΦ )⊃⌒Ο
バラの株元は空けておき、バラ園全体で40袋超撒きまくった。
ま、そんな冬のバラ仕事でした🌹
こちらはジャカランダ、和名は紫雲木🌳
ゆったりとした羽状複葉が美しい花木だが、ノウゼンカズラ科の植物になります🌳
そんなジャカランダさんには申し訳ないが、幹にちょっと切れ込みを。
ジャカランダは実生(種から育てた株)の場合、開花まで15年は要するらしく、謎の多い木のようなのだが、園の株は随分経っているのに一度も開花した事がなかった🤔
原生地など環境が合う場所では自然と開花するものの、こうして木に刺激を与えると花芽が作られる...とか何とか(真面目に聞いておけばよかった😅)。
二年前だったか、課長が切れ込みを入れて開花促進したのだが、次の開花シーズンに見事に花を咲かせてくれたのだ。
しかし吾輩はその年タイミングが悪くて花の姿を観ておらず、今年の梅雨時の開花を楽しみにしているのである( ˙꒳˙ ).。oO
因みに去年は冬に木が弱って可哀想だからと何もしなかったらしく、去年花は咲かなかった。
ちょこっとハーブ園🌿
ホワイトセージは耐寒性もあるし、冬の間も美しいシルバーリーフを見せてくれていた。
こちらはブラックセージことサルビア・メリフェラ🌿
吾輩のベランダの株から作った株だが、マイペースで育ってくれている。
香りはホワイトセージに比べると男前な感じです。
そしてサルビア・クレベランディ🌿
こちらも吾輩が挿し木により作った株だが、移植して何年経っただろうか🤔
株元は木質化によりワイルドになり、成長はゆったりタイプながら貫禄が生まれてきた。
ま、そんなセージたちでした。
ある時、突如登場したセロームΣ(ΦωΦ)
課長に「今まどこに置いてたんですか( `・ω・)?」と聞くと、実は園の近隣の民家から引き取ってきたらしく、そのお宅ではベランダ管理だったようだが、大きくなり過ぎて園に打診したようだった🌿
これでもトラックで運んでくる際に枝が幾つか折れてしまったらしい🚚
一般的にセロームは木立に仕立てられているが、うちのセロームさんは野放図というか、他所の株とは違った見た目をしている。
課長に「うちの、こんなんやけど大丈夫かな( ̄m ̄ )?」と我がセロームの写真を見てもらったのだが、「葉も元気そうやしいいやん~(・∀・)」らしく、吾輩はほっとしたのでありました。
...🌿ε-( ΦωΦ )ホッ
そんなうちのセロームさんの近況だが、また植物徒然記事にて紹介したい📝
先月はユニークな出来事もあった。
温室の周りにあるツルバラにマルチングしていると、一角よりはっきりとした何らかの花の香りを察知した。
しかし辺りにはボケくらいしか咲いていなかった🤔
そこで課長にその話をし、「もしや温室から香りが流れてきてるとか( `・ω・)?」と言ったら、「鼻いいなァ~。養生室からデンドロビウム(洋ラン)を出してきたからソレかな('∀`)」と言うので温室に確認に🚶♂️
そしてその花の形が変わっているデンドロビウムの花の香りを確認し、吾輩は「違う(ΦдΦ)」と答えたのだが、そこから香りの正体探しが始まったのだ👃🏻
園のオカンも加わり温室内の花の香りチェックをしていたのだが、オカンが屋根付近で開花中のユーフォルビアの花に着目👀
温室の屋根は少し開けているのだが、その隙間から香りが外に漏れ出しているのだ🤔
こちらがそのユーフォルビアの一種🌿
サボテンみたいな姿だが、すらりと伸びて立派な株であります。
課長が脚立を持ってきてくれた( ˙꒳˙ )ワクワク
まず課長が香りチェックに登ったが、「う~ん...(・_・;)」とパッとしない様子だった。
そして吾輩も確認したが、こんな可愛らしい花が咲いておりました🌼
しかしこれでは無かったのだ。
以前リュウゼツランの花が開花した際に香りチェックしたのだが、どちらかと言うとそれに似て素朴な香りで、麦芽糖のような...そんな飾らない優しい蜜のような香りだった。
我々が登って確認している間に、オカンが辺りの花を確認していたのだが、「あなた、これじゃない( ºロº)!?」と言うのでそちらを見ると...👀
課長と「えっ(°д° )?」と驚いたのだが、とにかく確認してみる事に。
まさかのカネノナルキであった(ΦдΦ)🌼
カネノナルキはもう一株あり、先にそちらが開花していたのだが、満開時に写真を撮ったが香りは無かったのだ🤔
この香っていた株の方が大きいのだが、個体差なのか株の充実によるものなのか不明ながら、確かにこれが香りの正体だった。
外まで漂うその香りだが、ややパウダリーでフローラル調の香水のような、百貨店の化粧品売り場の香りをナチュラルにしたような...表現が乏しくてなんだが、とにかくそんな香りだったのである。
これが夜強く香る場合、昼はうっすらと現れていただけの、どこか妖艶さに通じる部分が際立ってきそうだなと感じた🌌🤔
結局、株による香りの有無の理由など現時点では謎なのだが、その予想外な香りの主に驚き、課長も「勉強になったー('∀`)」と脚立を片付けていた。
ま、そんな香り事件でした👃🏻🌼
そして、冬は竹林の間伐🎋
確か二年ぶりに間引いていきました。
二年前だったか、全国でタケの開花が相次いで報告された時があったかと🌼
こちらが枯れた花です。
タケの開花株は地下茎で繋がっている一族もろとも枯れるのだが、園ではこぼれ種により新たに出てきた株だと思うが、それらからも開花が続いているのだ🤔
二年前に開花したタケたちのその後だが、他の地域でも未だ地味な開花が続いているのか気になるところであります🧐
散々間引いた後、園のオヤジと追加でちょっと切っておいた。
オヤジはタケ切るの早すぎて笑える😂
最後に間伐した時は大きく育ったものを切り、その後一部が開花→枯れて減り、二年ぶりの今年は細いもので混みあってる部分を切っていきました。
竹林には数種類のタケがあるのだが、こちらは節の詰まりがユニークなキッコウチク。
似たものにホテイチク(布袋竹)があるが、そっちの方が細いので、これは多分キッコウチクだと思ふ( ˙꒳˙ ).。oO
枯れたものやら、青いものやら。
クロチクは加工用に除けられていた。
切ってそのまま積むと嵩張ってめちゃくちゃになるので、処理しやすいように枝は別にしておきました🌿
...パンダを放ちたい🐼😂
ま、そんな2月まとめ②でした。
ラストは枯れても美しいキッコウチク✨
床の間の柱にしたい🤔
...床の間ないけど😂
Adiós ( ΦωΦ )ノ