庭師便り('21.12月まとめ・門松編)
皆さん、こんばんは( ΦωΦ )
気付けば今週も金曜日なわけで、相変わらず時の流れが早く感じられるこの頃である。
個人的には今週は眼精疲労でやられているのだが、年明けからのクラフト(裁縫)にやられたのやも知れぬ。
(´ฅωฅ`)㍋~㍋~😂
そんな今夜は、今更ながら先月の庭師便りまとめでも。
師走はなぜか撮った写真が少なすぎて話題に欠くのだが、とりあえず門松についてまとめておきたく思うのであった📝
2021年の師走のバックヤードより。
春になると吾輩はいつも、ここでお茶にするスギナを収穫するのであった🌿
またバックヤードの一角ではノジギクたちが賑わっていた。
花たちがこちらを見ていて愛らしい🌼❣️
さて、門松作りの話🎍
園では毎年「創作門松」を我々チームが用意しているのだが、それは基本的に園内にある植物を用いて自由にアレンジするというもの。
とりあえず「対」として2基作るが、それらはお揃いデザインではないし、ここ数年吾輩が片方を作っているのだった。
こちらは前年(2020年12月)作った門松だが、役目を終えた後に竹を抜いて養生させていたベース部分。
賑わいにヒメツルソバなど混植していたのだが、苔も部分的に生きていたし、全体的に「野」と化した状態に感じられた🌿
また、こちらの植物が勝手に生えていたりも👀
可愛らしいので、これは新しい門松に移植しておいたのだが😁
誤って写真を消してしまったが、門松作りの日、竹は園の親父が先に切って用意してくれており、吾輩は園内を徘徊して門松に使う植物を物色する事にした🚶♂️
まずキンメイチク(金明竹)を補充しようと思った。
数年前、全国で竹の開花が相次いだ時期があったが、竹は大体60~120年に一度開花し(種による)、その後全て枯れてしまう(地下茎で繋がっている株が全部枯れる)🎋
園でもキンメイチクと他の竹が開花して枯れたのだが、新たに種から育ってきているようだった🌿✨
園内荒らしをする吾輩😎
吾輩作の門松は地表を苔で覆ったりするのだが、今年も苔アレンジでいこうと思った。
苔も園内調達である。
温室の屋根に自生している苔を失敬するのであります😁
それを園の親父と棒で突き落としたのだが、引いて見たら笑えたので親父を一枚📸
そして通りがかった課長も「何してんの(ノ∀`)」と笑っていた( ̄m ̄)プ
というより、こんな直射日光下でも苔が青々やってるのが意外だ🤔
そうしていよいよ門松作り。
前年のベース部分をばらすのにかなり時間を要してしまったのだが、「小分けして養生しよう」と言いながらいつも忘れてしまうのだ💫
バラした皆さんや新たに追加したキンメイチク、事情があり他所から入手したハボタンなど。
キンメイチク、美しい竹です。
そして松だが、去年に引き続きまだ若いイタリアカサマツ2本を使う事にした。
「ちゃんとせな、楽水監督はうるさいからなァ( ¯▽¯ )」
と聞き捨てならぬ事を呟きながら、園の親父がニヤニヤと竹を束ねてくれた😁
一般的に門松は「挿してるだけ」なタイプが多いと思うが、ここではしっかり植え付けていく。
土も結構使うので、まずは堆肥を混ぜて土作りである。
まず竹を挿して石で固定し、土を張ってバランスを見ながら植物を植え付けていく。
ずっとしゃがみっぱなしの作業になるから、時々立って離れた所からバランスを見てみたり🤔
そんなこんなでいきなり完成🎍
白基調にしました。
逆光になってしまったが、植え付け後にシャワーでしっかり灌水して、葉にかかった土などをきれいに洗い流した後の図📸
光が入り過ぎてよく分からん一枚になってしまったが、植え付けた植物と植物の隙間は土が見えているので、乾燥を抑える目的も兼ねて水苔で土を覆った。
更に鉢の縁にもしっかり水苔を詰めておいたが、これは水をやった際に土の流出を抑える為である🚿
そして水苔の上から、温室屋根から失敬した山苔を貼った。
写真では、何故か斑入りヤブコウジの葉の上に水苔が乗っているが🤔(〃ω〃)
横手の眺め。
完成写真では分からないが、左右にオタフクナンテンの赤を加えておいた。
向かって右側には、ヘゴ板か何かにシダ類を着生させたものや、溶岩石をアレンジしておいたのだった🌿
この門松を作った後、呟き投稿で「160cmくらい」と書いたのだが、あれは吾輩の勘違いによるガセネタだった。
すんませんでしたー( ΦωΦ )🌟
😂
クリスマスも過ぎ、園内に飾られた門松たち(右側は仲間による作品)🎍
いつも160cmくらいのものを作っており、今回しゃがんで作業してる時に「それくらいあるかな?」と実物より大きく感じていた。
しかし後日改めて見たら、「え?なんかいつもより小さいな?(´ΦωΦ)?」とサイズ違いに気付いたのでありました(〃ω〃)
また吾輩が3年前に作った門松には、仲間が今年使っている黒松を使ったのだが、この松は元は盆栽を崩した株であった🌳
今年の門松は作ったのが早めだったが、年明けもまだ竹は青さを保ってくれていたε-( ΦωΦ )ホッ
何らかのダメージか、植える前からイタリアカサマツの葉色が優れなかったのだが、今年バックヤードで調子を取り戻してくれるだろうか🌳🤔
ま、そんな今年の門松でした。
大きなものを作るのは、自分のエネルギーも大きく動いているようで良いものであります😏
ラストはまたバックヤードから、別の株のノジギク🌼
朝陽を浴びて素朴可愛い姿を披露してくれておりました✨
Adiós ( ΦωΦ )ノ