「このデザイン、ひどいな」と言う前に心がけていること

この世界は不完全でありまた私たちも不完全ですから、世の中にはいわゆる「ひどいデザイン」と言いたくなるものが存在しています。あるいは単に「(自分が)好きじゃないデザイン」もあるでしょう。

ちなみにここで言う「ひどいデザイン」は、いわゆるBAD UI的なものを指しています。

で、もちろん僕も生活している中で思わず「うわ、このデザインひどいな……」と言いたくなるシーンがちらほらあるのですが、なんだかそれだけだともったいないなぁと思い始めて、最近は"ある言葉"を意識的に出すようにしました。それは

「面白い」「興味深い」

です。うわーひどいなとか、これ好きじゃないなーと思ったものに対しては、できる限り

「これ面白いデザインだなー」「興味深いな……」

と心の中で呟くようにしています。面白くなくても興味深くなくても、とりあえず強制的に呟くのがポイント。
これは自分なりにやっててけっこう面白いなと思っていて、面白いとか興味深いと「とりあえずそう認識してみる」ことで、視点が消費者とか個人から観察者に変わるんですよね。なんでこういうデザインになったんだろう、と考え始めることができる。
で、大体のデザインの良し悪しって「目に見える状態の前段階」の影響が大きいので、一段思考を上げた、広げた思考で観やすくなるんですね。そうなるとシステムやプロセスまで含めることになるので、まぁ全部妄想なんですけど、ちょっとだけ抽象的な思考ができるようになったりします。

別にこれをやったほうがいいという話ではなく、自分はこうしてみたってだけのお話でした。あんまり多用しすぎると皮肉っぽくなっちゃので、特にツイートとか表に出す時は抑えようかなーとか思ってたり。

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Ryo Yoshitake | THE GUILD
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