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インタビューシリーズ「一生青春」Vol.1 〜クリエイター せかりさんの場合〜

ご無沙汰しております。
HSP系フリーランスのりょーちんです。

以前の記事でご案内したインタビューシリーズ「一生青春」の第一弾を公開します。

私自身も所属している「おかやまデザイナーコネクト」のメンバーである、クリエイターのせかりさんにお話を聞かせていただきました。

せかりさん独自の視点など、新たな気づきもあり非常に充実した内容になっています。

【この記事に向いている人】
・起業や独立に興味がある
・副業を探している
・会社で息苦しさを感じる
・現状を変えたいけど何をしたらいいのか分からない

せかり
1996年生まれ、岡山市出身。
同志社大学卒業後、副業としてイラスト制作やブログ執筆を開始。
現在は会社を退職し、クリエイター活動をメインに挑戦している。
SNS:https://www.instagram.com/sekarikun_art/

ーでは自己紹介をお願いします。

せかり:僕は大学を卒業して5年目になるんですけど、最近までサラリーマンをやっていました。それで数ヶ月前に退職をして、今はイラストとブログを中心にやっています。イラストをいつやり始めたかというと、もともと世界史が好きだったので、サラリーマン時代から世界史の情報をまとめてインスタにアップするっていうことをやっていたんですけど、趣味でそれをやっているとだんだん稼ぎたいなと思うようになって、でも稼ぐってなると武器がないなと思ったのでもともと好きだったイラストをやってみようかなと思ってやり始めたという感じですね。あとブログもやり始めて最近少しずつ稼げるようになってきました。

―それで食べていっている感じなんですか?

せかり:食べれていると言えるかどうかは微妙なんですけど、自分1人分だけは賄えてはいます。

―すごいですね。

せかり:イラストの方ではあんまり稼げてないんですけど、今はアフィリエイトみたいな感じでブログがメインですね。

―いろんな記事を配信してるんですか?

せかり:そうですね。最初は旅行して記事を書いてたりとか、イラストの記事も書いたりしていたんですけど、稼げる記事にすることを考えるとだんだんと絞られてきましたね。

―なるほど。ありがとうございます。ここから質問なんですけど、せかりさんは人生で何を1番大切にしていますか? 例えば家族とか仕事とか、本当に色々あると思うんですけど。

せかり:そうですね。苦しみが少ない方に進むというか、ストレスができるだけないことをするということですね。

-なるほど。じゃあそれをするにあたって、今やっているイラストとかブログがそれに近いみたいな感じなんですか?

せかり:そうですね。人に気を使ってしまうところがあるんで。

ーそれはめっちゃわかります。

せかり:間に挟まれたりとか交渉するのが特に苦手です。

ー職場とかそういう環境はあんまり得意じゃないみたいな感じですか?

せかり:得意じゃないなと思って。だから1人で完結できるようなことをしたい。

ーでもそれはめっちゃわかります。僕も結構神経質で上司とか苦手なんで。1人で完結できたらそういうストレスはなくなるからいいなと思います。イラストやブログの進捗はどうですか?

せかり:まだまだやれるところはたくさんありますね。

ーでもお金が稼げるようになってるのはすごいですよね。

せかり:色々やり始めたのが2年前ぐらいからなんで、それを考えると長いなと。

―でもその時は趣味みたいな感じでやってたんですよね?

せかり:そうですね。最初は趣味で始めたんですけど、だんだん稼ぎたいなと思ってきて。でも稼ぐにはどうしたらいいかわかんないなと思って色々とイラスト書いてみたりブログやってみたりですね。

―ということはどっちかというと、イラストとかブログ自体をやりたいっていうよりかはストレスなく生きるにあたってイラストとかブログというものがいいんじゃないかみたいな順番なんですかね?

せかり:順番的にはそうですね。1人で完結できる、そこが1番。次にイラストとかだったらクリエイティブ系というか独創的なことができたらいいなとは思ってますけど、そこはまだ難しいです。

―やっぱり自分で創り上げることが好きってことですか?

せかり:そうですね。

―なるほど。今やっていることを続けて、ゆくゆくは完全に独立してフリーランスとしてやっていきたいっていう感じですか?

せかり:できるならそうしたいです。

―今の収入源はブログがメインだと思うんですけど、最終的にやっぱりイラストで稼げるんだったらそっちの方がいいですか?

せかり:そうですね。情勢的なものもありますね。文章を書くだけだったらChatGPTとかに取られちゃうんじゃないかっていうリスクもあるんで、イラストと両立できるのが1番ですね。

―仕事からまた人生全体の話に戻るんですけど、 せかりさんはどういう時に1番幸せを感じますか? 僕だったら、友達と居酒屋でお酒飲んだりとか旅行行ったりとかそういう時間が1番楽しくて幸せだなと思うんですけど。例えば寝る時が幸せっていう人もいればご飯食べてる時が幸せっていう人もいるだろうし、逆に仕事してる時が幸せっていう人もいると思うんですけど。

せかり:やったことないことを体験したり行ったことないところに行ったりとか、そういうのが好きですね。

―なるほど。だから旅とかもしてたんですか?

せかり:そうですね。

―旅してたのは学生の頃ですか?

せかり:学生の頃です。

―すごい。それは夏休みとかを利用してまとめていくのか、単発で何回も行くのかでいうとどっちですか?

せかり:1ヶ月スパンぐらいでまとめて行きます。

―やっぱりそうなんですね。旅の計画をしっかり立てるというより、その時の気分で動くみたいな感じなんですか?

せかり:そうですね。計画が苦手なんで(笑)

―僕も計画は苦手です(笑)新しいものとか新しいことを体験する時が1番楽しいというのは昔からですか?

せかり:大学生ぐらいからですね。

―大学からなんだ。

せかり:それまでは内向的というか控えめっていうか。

―そうなんですか? ということは大学の時に何かきっかけとかあったんですか?

せかり:そうですね。大学の最初の頃にあんまりうまく動けなくて。大学生のあのキラキラな感じの雰囲気がめっちゃ苦手でした。そうしていたら出遅れてしまったんで、これは動かないとなと思ってワンテンポ遅れて動きだした感じです。

―その遅れたっていうのはサークルに入りそびれたとかそういうことですか?

せかり:サークルとかもそうですね。友達作りとか。

―なるほど。それで遅れたのを取り戻そうと思って動き出したのが旅だったんですか?

せかり:旅はもう少し後かもしれないです。新しいサークルとか色々顔出してたみたいな感じでしたね。

― その時に自分から新しいことをするとか、新しい環境に飛び込んで行くみたいなことが楽しいなと思い始めたという感じですか?

せかり:そうですね。

―なるほど。元からではなくて学生時代の経験がきっかけとしてあったんですね。ちょっと話が戻るんですけど、イラストとかブログで稼いでいく目的としては、ストレスが少ない状態にするためみたいな話があったと思うんですけど、その次に仕事に求めるものって何かあったりしますか? 例えば自由度とか収入とか、仕事内容みたいなことで言うとどんなことがありますかね?

せかり:収入を上げたいです。

―やっぱりお金は大切ですよね。めっちゃ稼ぎたいですか?

せかり:金持ちになりたいとかではなくて、不安だから稼ぎたいですね。

―不安っていうのは将来がですか?

せかり:そうですね。稼げる時に稼いでおくみたいな感じですかね。サラリーマンよりはいっぱい稼いどかないと。でも今それが出来てるかっていうとできてない。1円稼ぐのってほんと難しいなと思います。例えば100万円の仕事が来るとして、交渉した時に決裂したとするじゃないですか。そうしたら0円っていう。結局1円も稼げない。ということを考えたらお金を稼ぐって大変だなと思います。

―確かに。サラリーマンのように給料がない時点で自分が何かしらの価値を提供しない限り1円も入ってこないわけですもんね。

せかり:サラリーマンだったら最低限は保証されていますけど、1人で仕組みを1から作るのはめっちゃ難しいです。

―作って軌道に乗ってしまえばいいんでしょうけどね。ちなみにせかりさんが自分の目標を達成した時が100%とだとして、今の自分って何%ぐらいですか?目標から見ての今の立ち位置というか。

せかり:3パーセントぐらいです。

―3パーセントですか!?やっぱり1番大きいのはお金がまだそこまで稼げてないということですか?

せかり:安定感ですかね。

―確かにお金が1番わかりやすい基準ですからね。最後に、このインタビュー記事を読んでくれている「なにかチャレンジしたいけど、どうしていいかわからない」と悩んでいる人に伝えたいこととかアドバイスをいただけたらと思います。

せかり:チャレンジしないならしない方がいい。

―新しい視点ですね。それはなぜですか?無理してまでチャレンジする必要はないということですか?

せかり:今そんなに苦しくないぐらいなら無理にチャレンジしてリスクを負わなくていいんじゃないかなと思います。

―なるほど。どうしてもこうなりたいみたいな具体的な動機があってチャレンジするのはいいけど別に無理してまでする必要はないっていうことですかね?

せかり:そうですね。

―新しい考え方を知れました。面白いですね。そんな中でも、せかりさんがチャレンジしたということはリスクを負ってもいいというぐらいの想いや動機があったってことですよね?

せかり:特に守るものもなかったし。

―というのは家族とかですか?

せかり:家族もそうですし、地位とかもですね。普通に平社員だったんで。

―現場監督してたんでしたっけ?

せかり:そうです。

―それこそ安定だけど、組織の中でのストレスとかから抜け出して精神的安定を図るために今の生き方にチャレンジしたみたいな感じなんですよね。結局根本にあるのは、できるだけストレスフリーで自分が心地よく生きていけたらいいかなみたいなとこなんですかね?

せかり:そうですね。そこにプラスアルファぐらいでお金があってやっていければみたいな感じなんですけどね。

ーなるほど。貴重なお話をありがとうございました。


インタビューをしての感想

せかりさんのお話の中で特に印象深かったのは、「無理してまでチャレンジする必要はない」という言葉です。

せかりさんは、現場監督という安定した収入がある状態を捨ててまでチャレンジする動機がありました。

それは、「できるだけストレスなく生きるため」です。

せかりさんのように「自分の力で稼いでいく」ことにチャレンジするということは大きな可能性を秘めている一方で、収入が不安定になるというリスクも秘めています。

一般的にチャレンジすることは非常に前向きなことであり、どんどんチャレンジしていくべきだと言われています。

私自身もそう考えています。

しかし、せかりのお話を聞かせていただく中で、闇雲にチャレンジするのではなくその動機が非常に大切なのだと気付かされました。

チャレンジすることには必ず何かしらの痛みが伴います。

その痛みを乗り越えられるぐらいの動機がないと逆にしんどくなってしまうのかもしれません。

いま自分自身が置かれている環境にある程度満足しているのであれば、無理にチャレンジしてそれを手放さないという選択肢もあるのだと思いました。

チャレンジする動機は色々あると思いますが、現状を変えてまで不確実性の中に飛び込んでいく強い覚悟が必要なのかもしれません。

せかりさんの言葉は、とにかく何でもチャレンジするという固定観念へのアンチテーゼのように思えます。


次回は、現役高校生カメラマンのyuhaさんにお話を聞かせていただきます。

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