【太陽光発電】考えられた設計をすれば、自然と見た目も良くなるのかも
本日は、設置後のメンテナンス性も考えられた(と勝手に思ってます。)見た目も良い太陽光発電設備の記事を見つけたのでご紹介します。
三井物産プラントシステムは、食品トレー容器製造を手掛けるエフピコの工場にオンサイト型PPA(電力購入契約)による自家消費型メガソーラーを設置し、運転を開始したとのことです。
流行りのPPAですが、私が注目したのは設置後のメンテナンス性も考え抜かれたと思われるパネルの配置です。
きちんと縦横に広いメンテナンス通路を設けて、全てのパネルに目が届くように設計されています。
工場は人里離れた場所にありがちなので、猿やカラス等の野生動物が寄ってきて、パネルの上にゴミや糞を残すことが多々あります。
放っておくと発電ロスにつながるため、全てのパネルに目が届き、除去作業ができるようなメンテナンス通路が理想的です。
(火災予防の観点からも消火活動のための通路を設けておくことは大切です。)
また、記事によるとパワコンはファーウェイ製を採用している、とのことなので1台50kW前後の小型分散タイプと推測されます。
おそらく、一つの四角い島(アレイ)分のパネルがパワコン1台毎に配線され、どのパネルがどのパワコンと繋がっているかが、すぐに分かるようになっているものと思われます。
こうすることで、パネルやパワコンに不具合が発生した場合でも、異常箇所の特定が容易になり、発電ロスの軽減につながります。
そういった点をきちんと考えて設計すると、自然とこのような規則的なパネルの配置になり、見た目も綺麗な発電所になるんだなぁ、と改めて感じたのでご紹介させていただきました。