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バイクタクシードライバーとお友達になる瞬間
ルワンダのキガリ市でとてもよく使われる
移動手段はバイクタクシーのようです。
現地では「モト」と呼ばれています。
初めて乗ったときはヘルメットのひもがゆるくて、
持つ取っ手もなく、補装されていない路地を通るときは
お尻が浮いて落ちてしまいそうで、
どうか事故にあわないようにと祈る思いでした。
ドライバーの服にでもすがっていたかったのですが、
現地の方が乗っているのを観察すると、
後ろでスマホをいじりながらリラックスして乗っています。
目を丸くしてすごいなと思いながら、
現地の方に倣ってバイクに体をゆだねながら乗るようにして
いまでは楽しいアトラクション感覚で乗っています。
最初は自分で行きたい場所にモトで移動するのがとても難しかったです。
理由は3つ。
①モトドライバーはほぼ現地語で話すこと
私は英語はできますが、英語が話せるドライバーはとても稀でした。
そのため、簡単な現地語を学んで話します。
②住所を伝えてもうまく伝わらないことが多い。
現地の人によく知られている場所や建物の名前を伝えて、
細かい道は行きながら伝えるようにしています。
③アジア人は一般的にお金持ちとして見られ、お金を高く請求されることが時々あること。
どのくらいの距離でいくらかかるかという
ある程度の相場感を身に着けて、
最初に値段交渉をしておく必要がありました。
下のような感じの片言の現地語の会話を交わしています。
簡単に使う言葉は別の投稿に回します。
「こんにちは」
「~~方面、~~ラウンドアバウトを通って左、そして~~ストリートで右に曲がる。」「いくら?」
「700ルワンダフラン、いい?だめ?」
承諾してもらえた場合は「ありがとう。」
高すぎる場合は断って違うモトを探します。
最初は肌の色で違う人扱いされることが
当然と思いながらも、すこし悲しかったのですが、
片言でも現地語を話して相手が「君、ルワンダ語が話せるのか!」と
嬉しそうな反応をしてくれる時、
何とも言えない嬉しい気持ちになります。
異なる文化でもこうして人と人が通じ合える
瞬間瞬間がとても貴重だなと思います。