SR600福島Day3
これまでの道中はこちら!
深夜にいわきに着いて、最低限の片付けをして眠りにつき、起きたのが6時半くらい。意外と早く起きれた。
あおむけさんのバイクのブレーキシューが雨でかなり削れていたので、いわきにあるスポーツバイクショップに寄ってから走ろうという話になる。命に関わるから。幸いにも9時開店の店が近くになるということなので、そこに合わせるように行動開始。
ホテルの朝食がビュッフェ形式だったのでお米多めに、ひじきとか魚など、炭水化物以外の栄養もしっかり取る。というのもこの二日間はエネルギー補給のために炭水化物ばかり食べていたので、帳尻を合わせようと。一応タンパク質はこまめに取るようにしていたのだけど。
パッキングを終えて出発。この日は100km/1800mUPほどなので、ほぼウィニングラン(と思ったらやはり難関が一つ待ち受けていた)
ショップはとても雰囲気の良いおじさんが経営されており、色々な話に盛り上がる。自分らの行程を伝えると結構びっくりしていた。
最終日にして最高に良い天気。自分はシクロクロス用の起毛ワンピを着ていたので、汗による脱水が心配になるくらい。
最初の登りは阿武隈ロマンチック街道。”ロマンチック”とか”メルヘン”みたいな名前のついている道は大抵その体を成していないので嫌な予感がする。
序盤から割ときつい斜度が始まる。
ここで15さんがパンク。おそらく朝のショップで空気を入れすぎていたのだと思われる。そういえばこれまでハードコンディションにも関わらず誰もパンクしなかった。
ここからしばらく急坂が続く、、と思いきや広々とした国道の登りという感じでとても走りやすかった。
このまま続くといいなと思ったら、
やはりこうなる。笑
10%から、時には18%まで斜度が高水準で変わっていく。道もかなり狭い。国道299の十国峠を連想させる道。そういえば阿武隈ロマンチック街道は国道399だった。たまたまにしては両方酷道とは、、
各々のペースで登り、先着登頂。
斜度はきついものの木に囲まれて涼しく、かなり気持ちよかった。
ここからまた長い下りとアップダウンを経て一旦コンビニ休憩。というかここしか休憩ポイントがなかったし、以降も見当たらなかったので、寄ってよかったなぁと今になって安堵している。
パラチノースも効果大。ガクンとエネルギーが切れることはなくなる印象。
ここからはひたすら田園地帯の中を小気味よくアップダウンして獲得標高を稼ぐコース。
日も傾いてきて、なかなかいい雰囲気に。
ラストPCは、シーズンは綺麗だろうなぁと感じさせる大きな桜でした。
ここからはほぼ平坦で、郡山駅に近づいて行く。10年前の自転車旅でも感じたけど、旅の終わりは非日常が終わってしまうのがなんとも淋しく感じられる。東京では味わえない山郷の雰囲気をふんだんに味わいながらのツーリングはこれまでのどのライドと比べても格別なものだった。
などと感慨にふけりながら街中を流してゴール。
改めてあおむけさん、15さんありがとうございました!
終わった後はホテルの日帰り入浴でさっぱりして、餃子で優勝。
ブルベあるあるですが、走る前にカーボローディングで食べまくり、走っている間もエネルギー切れないように食べまくり、走った後は回復のために食べまくる。
食べられるのは、才能だと思ってる。笑
ただ走行中かなり意識して食べていたので、そこまで夜に食べこむことはなかった。
そんな形で無事事故なくSR600福島終了。
思い返しても最高に濃密かつNO蜜な3日間だった。60時間というゆったりした制限時間があるとはいえ夜間の峠や雨などあり過酷な面も多々あるコンディションで600kmを走り切れたのは1ライダーとしてまたひとつ自信になった。
SR600は各地の魅力的な山岳地帯を一挙に巡ることができる素晴らしいブルベだと思う。また来シーズンもどこかを走りたいし、最難関と言われている四国山地にチャレンジしてみたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?