ツールドおきなわ2023市民200/9位
1年というのは早いもので、今年もやってきたツールドおきなわ。
2019年に初参加して以来自分の自転車活動の大きなモチベーションになっているレースだ。
昨年初めて市民210kmに参加し、先頭集団ドベの19位で完走。
https://note.com/ryonishitani22/n/n288c8ca9599a
"来年はもう一段上の戦いをするぞ"と心に決めて、この1年間は特に強く意識して練習とトレーニングを積んできた。
結果から書くと、順位を10個上げての9位フィニッシュ。
19位の次だと順当な目標は現実路線でシングルスコア。
でも、"シングルスコアは目標にするものではなく、優勝を目指すものと競い合って結果的に手に入るものだよ"と教えられたことがあった。
だから自分なりに"優勝をするにはどうしたらいいか?"を考えて取り組んできた。
勝負所に残るための地脚作りに始まり、疲れた状態でのインターバル耐性強化、最終盤で絞り出す力、スプリント…
最初は全くイメージが湧かなかった"優勝"。しかし取り組む中で少しずつ自信がつき、霧の中に輪郭がぼんやり見える程度にはイメージが湧いてくるまでになった。
そして実際に本番で優勝の可能性が0から1になった時は心が躍ったし、それが儚くも崩れてしまったゴール直後はとにかく悔しかった。
でも1日明けて、全力でやり切った結果の9位だったんだなと、今は充実感に満たされている。
前置きが長くなってしまったが、私の目から見た市民200のレポートを書いていきたい。
(レースレポだけ見たい方は目次から3にジャンプ!)
気合いの水曜入り
色々あって予定を前倒しして水曜入り。おそらく現地入りは1番早い(#自営業の強み)。
車で国頭まで行って、移動で固まった体をほぐしがてら与那〜安波を試走。
本州より5〜10度ほど気温が高くなることによるパフォーマンスの影響(心拍パワー比)をチェックしたが全く問題を感じず一安心。
疲労はすでに抜けており、学校坂の登りはほぼ昨年の集団ペースを鼻息でこなせるほどの仕上がり。これはいいぞと気分が上がった。
上りの勾配変化を頭に入れ、下りの危険ポイントも入念にチェックし、コースの理解度が深まった。
仲間と合流して念入りに調整
木曜からACTIVIKEコアメンバーの阿部さんと本田一家が合流。
手配していた民泊の家は広々としていてかなりリラックスできる雰囲気。ここは来年も使いたいところ。
阿部さんと名護から有銘の区間の往復ライドで調整走兼試走を。この日も心拍パワー比は良好で、コンディションは維持できていることも確認。
羽地の登りで最後の刺激入れにtabataを行った。ここ1ヶ月週2回行ってきたtabata。最後のトライとなるこの日は入りから終わりまでのパワーが1番高く、体の動きも大きく乱れずに行うことができた。)
金曜は午前に本田さんと3人で同じコースを流し。この日は上げることなく。前日に比べてコンディションはイマイチな感触だったが、月曜から木曜にかけてそれぞれ低ボリュームながら心拍は上げてきていた疲労も多少はあるだろうし湿度も高いからだろうと、都合よく解釈しておいた。土曜に休めばOKだ。
みんなで車で後半の重要区間のチェックも行い、コースのイメージはかなり湧いた。
土曜は雨の合間に40分だけ1人で脚回し。たまたまゆうこさんと会えてリラックスできた。"レースは本番無事に終えられればそれで充分、ここまでのプロセスが大事だからね"という言葉が非常に励みになった。
そうなのだ。スタートまでの過程でもうすでにたくさんの変化と成果を得られているのだ。だから本番は気負わずやってきたことを信じて、リラックスして安全にベストを尽くそうと。
また、お世話になってるUKYOメカニックの酒井さんに洗車をお願いして…
Lifebloodさんで施術も!準備は整った。
水曜から土曜は21時就寝。入眠前から電気を暗くしたり、アイマスクを活用することでレース前の睡眠はすこぶる良くこなせた。
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レース当日!雨で迎える本番
4時に起床して一息ついてから朝食。もはや炭水化物を取り入れる作業なので、味付け抜きの白米を3膳750kcal、ポークたまごおにぎり300kcal、リカバリープロテイン+Bの220kcalを摂った。
外を見ると雨だけでなく風も強い。普段ならゲンナリして出走すら躊躇うコンディションだが、不思議と今年は"タフなレースになりそうだなぁ“という感想程度で、何も気にならなかった。
スタート前は雨宿りしつつ仲間と談笑してリラックス。
みんなが寒い寒いと言っているなか自分は全く感じておらず、これはすでに優位かもと思いながらも口では"寒いですね"と合わせていた。お話しした方、嘘つきでごめんなさい。
GCNで走るマランゴーニとお話しできたのだが、"What's your target?"と聞かれて"To the TOP"と自然と口から出た。当日気負けしたら何もできないというのは去年の教訓だったからこそ出てしまった。
0〜50km:本部半島を回る
雨はやまぬままレーススタート。
逃げを狙う動きが何回か起きてソワソワするのは昨年と同じ。でも昨年よりも早い段階で3人の逃げが決まり、そこからは多少のペースアップはあるもののイージーペースで本部半島を消化する。自分は基本先頭が常に見えるように15番手以内に位置取りしていた。できていたはず。
補給計画通りパンやエネ餅を食べていたが、どうも腹が気持ち悪くなる手前で幸先は悪い。やはり寒さで消化機能が落ちたのか?普段はそんなことないのだが、やはり緊張か。
注意ポイントの今帰仁の下り前は3番手キープで、でも踏まないように。
無事に下りをこなしてからの海岸線で、横風に合わせたペースアップによって集団が分断されて無駄足を踏んでしまったのはこの区間の中でも印象的だ。
本部半島を終えてから58号を北上する区間に入るところでトラブル。後半戦に使う予定だったスピードウォーターを入れたボトルが段差で落ちてしまった…。
ここで少し脱線。
実はボトルの配置をシートチューブ側=グランフォンドウォーター、ダウンチューブ側=スピードウォーターにしていた。
グランフォンドウォーターは前半用、スピードウォーターは後半用。この配置は気持ちに余裕のある前半は取りにくいシートチューブ側を使って、余裕のない時は取り出しやすいダウンチューブ側が適切と考えてだった。(同じ理由で、背中の補給食は左側に固形物、右側にジェルにしていた。)
しかし実際にはいつものクセで間違えて最初にダウンチューブ側のボトルを取ってしまい、慌てて戻したのだ。この戻しが甘かったようで、コーナーの段差で落ちてしまった。
この辺の対策不足は反省のひとつ。
スピードウォーターは後半の補給の要だったが、カフェイン自体はスピードジェルでも取れるので大丈夫だろうと切り替えた。
51〜70km:雨と北風に凍えながらの海岸線北上
ある意味今回1番の鬼門はこの区間だったのではないだろうか。
雨に濡れながら強い真向かい風を浴び続ける。しかも強度は低いため体温は上がらない。スタートこそ寒く感じなかったがこのトリプルコンボはこたえた。
気持ち的にも弱気になりそうで"今日はダメかも"とすら思ったが、弱気になったらそこで終了と奮い立たせ直した。フンガワにさえ入れば心拍が上がり体温も上がるはず、そこまでの辛抱だ。
トイレストップがかかったところは…"バイク上での動作練習"の成果を発揮。乗りながら済ませた。致すために降りてから踏み直した人より消耗せずにこなせた。これぞマージナルゲイン。
国頭村に入るといよいよフンガワに向けて有力どころが前に集まってくる。いよいよだ。
71〜138km:手応えを感じ始める北部周回
フンガワは17分の登りと見せかけて前半は登り基調メインのたまにアップがあるレイアウト。つたり集団内ならほぼ脚を使わずにこなせることは試走で確認済み。実質ここは後半の10分の登りを耐えれば良い。
エントリーリストを見た段階でフンガワのキーマンになると読んでいたEMU兄弟がやはりこの後半あたりから強めのペースを作り始めた。この2人の前には出てはいけない。1本目のペースは昨年よりも30秒ほど速く、周りからはキツそうな呼吸音が聞こえてくるが自分は余裕を感じた。実際心拍も160程度だった。
集団は絞れてるかと思いきや50人ほどはいたか。全体的に脚のある人が多そうだなと思っていたが案の定だった。EMUくぼたくんも"ムダ引きでした"と苦笑い。
KOMを5番手通過して下りへ。このとき雨は本降りで路面には少し水溜まりができるほどだった。高岡さんがかなり安全なペースで下ってくださったのでここに同調して慎重に。落車でレースを終えるのだけはなんとしても避けたい。
下りを無事終えて補給もスポドリをゲット。ひとまずの危険区間を1度終えることができた。
北部周回は特筆することなくまったりと。補給計画に則りここでエネ餅と、今回のプースターであるスピードジェルを入れ始めた。
なおここでイナーメ高杉さんを含む逃げができていたことは認知しきれていなかったのは大きな反省点である。まだレースを俯瞰で見れてないと思った。
そうとも知らずトイレをこなしてから奥の登りへ。例年より少し速いペースだったが、集団が絞れるほどではなかった。チームメイトのりゅーじさんや、イナーメ北野さん、YURIFIT牧野くんなどが上げていたらしい。
下りから北部にかけてくぼたくんと井上亮さんが牽引開始、3番手につけた。
ここでsupersixの恩恵を大きく感じた。脚を止めるとうっかり前に出そうなほどの伸び。昨年より機材をリムエンデュランスモデルのCARRERA PHIBRAから、ディスク軽量エアロモデルのsupersix evoに一新したが、おきなわのコースでのこの変化はあまりにも大きい。
この辺りでPEAKSでご一緒したヤンコバさんが漢の単独ブリッジをしかけていった。強いなと思った。自分にはできない。
逃げとの差は2分だったので、まぁ学校坂には追いつくだろうと思っていた。ローテも激しくは回らず、遅すぎず速すぎずのペース。
ただ途中くぼたくんと井上さんが抜け出した時は誰も反応しなかったため、いかんいかんとブリッジ。あわよくばここに乗っていけたらとも思ったが集団はつながった。
そこからは、登りで上げるであろうくぼたくんの前には絶対に出ないようにして、少しでも脚を使ってもらうように動いた。(久々の再会なのにごめんね笑)登りに備えてスピードジェルをここで投入。
なお、ここまでの3.5hの平均心拍は126でNP214w。気温が低いのもあるがかなり調子が良いと感じた。
138〜160km:いよいよ勝負所のフンガワから学校坂!そして地獄のアップダウンへ。
"登りは強者に張り付いて守備"のスタンスだったのでフンガワは流れに身を任す。1本目よりかなりゆったりしたペースで入ってなんとも不気味だった。
クライマー勢は前方に集まっているものの上がらず。
個人的には集団を小さくしたかったので平坦で400w程掛けて引き伸ばして集団後方の人に攻撃。攻撃になったかは知らん。
斜度が上がるところでInfinity河田さんが抜け出す。イナーメ北野さんが行かせとけと声をかけていたが個人的にはNoだったところ、井上亮さんが吸収の動きをしてまたひとまとまり。
後半の登り区間で自分が前に出てしまうくらいにペースが緩かった。ここから逃げる気はなかったので集団に戻ってから、EMUまなべくん、くぼたくん、河田さんのローテでペースが上がる。
楽ではないがまだ2段階くらいは上げられそうな感触。一方で周りからは呼吸音。今日の自分はこの中でも登りだと比較優位にいるかもと思い始め、学校坂で絞る側に回ろうとここで決める。
先頭付近でKOMを通過して再びダウンヒル。2本目な分ラインも覚えているため周りより速くこなすことができた。
補給所あとの下りはおきなわで1番速度が出る危険区間なのでなるべく前々でこなしたいと思っていたところ、高岡さんも同じ意図だったのか先頭にいたので同じラインを辿って下った。下りきり前のカーブで前に出られて学校坂を先頭で入ることに成功。
この調子なら、6倍オーバーでも踏める。
ダンシングで上げてみたところにやはり井上亮さんも上げてくる。番手につけて中腹まで登る。さすがにキツイ…でも絶望的な強度ではない。
後ろの集団が離れてるし表情はきつそうなのを見た後で井上さんがさらにペースアップ。これは同調すべきか迷ってしまい宙ぶらりんになってしまった。
井上さんが前方の前待ちしていた逃げ集団にジョインしたのを見て、"まずい"と。
頂上を越してからの平坦でペースを上げた集団に単独でブリッジをするのはかなり脚を使う。結局上り切ってから後ろの集団に合流して前を追うことに。これなら上りで色気を出さずに早々に集団に戻るか、覚悟を決めて井上さんにつき切るべきだった。
なんとか逃げを吸収して、20人くらい?の集団ができた。昨年は洗濯機に放り込まれるかの如く身の丈に合わずローテに入って翻弄されて消耗した苦い経験があるので、今年は一歩引いてみた。
すると…井上さんが抜け出してるではないか。これはまずい。
追走の動きをかけるも同調するのは岩島さんや牧野くん、GINRINの選手など5人ほど。集団からは見送られた。
コーナーのたびに見えてくれと祈るが見えない井上さん。今日は井上さんが勝つんだろうなと、誰もがこの辺から感じ始めたと思う。圧倒的です。
集団と合流してローテ回らないからになんとか追いかける。でも下り基調に切り替わった後でさすがに差が詰まったのか、上り返しで背中が見えた。
安堵したがまだ油断するには早い。しかし集団は完全に安堵していた。また差が開く。
はこぶねさんもここは油断ならないと感じていたようで、再びローテ開始。再び差が詰まり、今度は確実に吸収した。スピードジェルをここで投入。
ハイスピードな下り区間、1人の選手がオーバーランして草むらに突っ込むのを見た。落車を見届けると自分も転ぶというのはニセコで経験済み。すぐに視線をコースに移してこれには吸い込まれず。失敗は活きる。
160km〜180km:人生初の単独逃げ敢行、そして因縁の有銘へ
アップダウンが終わって海岸線へ出た。ここで一息つくところなので無難にローテをしながら終盤に備えてスピードジェルを。
この緩んだタイミングで岩島さんが少し抜け出したのでついてみると後ろとの差が開いた。
ホビーレースの逃げは展開が緩んだ隙に不意に決まるという。これはまさにその時ではないか。
しかもバディは地脚の強い岩島さん。そして自分は確実にマークされてない(というか選手としての自分は認知されてないに等しいだろう)。
これは逃げのチャンスと思った。
平坦でペースを上げ始めてローテ開始。後ろは追ってこない。よし!
又吉コーヒーをほどほどのペースで登ると…岩島さんがいない!なんてこった!
でもこの千載一遇のチャンスを捨てる選択肢は自分にはなかった。この時はもう勝つことしか考えていなかった。
下りでもきっちり踏んで補給所もボトルを受け取りつつ通過。後ろはいない。
周りにはCOMの車と中継や撮影のバイクだけ。それらのけたたましいエンジン音が周りを包む。前には誰もいない。それは紛れもなくホビーレーサーの甲子園の先頭の景色だった。自分が今そこにいる。
後ろが油断をしてる隙に行かねば。登りは踏みすぎず下りでしっかり踏んで海岸線。平坦でも周りにCOM車やバイクがいるのでドラフティングがある程度効く。300wを目安に海岸線を踏み続ける。
そして2段坂の有銘へ。昨年はここで千切れたが今年は先頭で逃げている。自分は成長できたんだなと感じて嬉しかった。
だが平坦で詰まったのだろう。1段目の頂上手前で井上亮さん、まなべくん、RCC中里さん、バルバ井上カズオさんに吸収された。
しかし集団は少し遅れている。レース後に聞くとここはもう集団がかなり疲弊していたらしい。
逃げには失敗したが、結果的に前待ちに成功して有銘2段目へ。
この登りのペースはそこまで上がらなかったため頂上までこなせた。井上カズオさんがここでドロップ。下りへの切り替えしで井上亮さんがペースアップしたためつこうとするも、攣りそうな気配で踏み切れず…じわじわ離れて、表彰台パックからドロップした。
逃げで脚を使ってなければ、と考えなくもないが、集団で走って彼らのペースアップにちゃんと乗れたかというと、それはもはや分からない。
180km〜ゴール
単独追走も虚しく、マイペースにこなしていた井上カズオさんにはカヌチャでパスされてしまった。もう限界に近い。
ここまできたら1人でゴールまでやれることをやるのみ。後ろとの差より前を追うことに意識を切り替える。このままいけば4位か5位の可能性はまだまだある。
幸い居合わせた100kmオープングルペットにいた網野から井上カズオさんとのタイムギャップを教えてもらいながらお互いを鼓舞して元気をもらえた。
足攣りでまともにペダリングができなくなりそうだったが、スピードジェルを投入して一気に緩和した。
大浦海岸も単独でこなしていよいよ羽地。とにかく踏むぞと意気込んだが、後ろを見ると集団が見えていた。自分には平坦で1人で集団を振り切る脚はなかったのだ。
正直ここでもう何もかも諦めそうになった。集団に飲み込まれようかと。
でも単独で抜け出してパスしてきたチャリダーの選手(放送をお楽しみに)との速度差的に、これなら付けるぞと後ろにつく。ジリジリ離されるが、再加速はできた。
これで集団は離れていたので、とにかくこの勢いでペースを刻むことにした。
牧野くんやKさん(PEAKSの友)、エキップティラン皿谷さんも番越トンネル前でブリッジしてきたので一緒に行きたいが…もう脚がない。
離されまいと踏み続けて差をキープしつつ2連トンネルクライムをこなして下りへ。
…土砂降りの羽地ダムの高速ダウンヒルを疲弊し切った体で攻める勇気は、もはやなかった。
ドライならここはノーブレーキでいけることは試走で確認済み。でもこの水溜まりがコーナーにあるようなコンディションではもはやどんな動きをするかわからない。
冷静にこなして前を見送り、最後の右コーナーもゆっくりこなした。
平坦だけはしっかり踏んで出し切り、9位でゴールラインを超えた。
振り返り
間違いなく過去最強の状態に持ってこれたし、テーパリングもバッチリハマって当日の調子も最高だった。(ここまでの取り組みはまた別途まとめたい。)
一時は優勝/表彰台すら見えていた。
レースは水物なのでたらればを言い出したらキリがないけど…この自分史上最強の脚をもう少しクレバーに使い分けられたら、最後の羽地のあの熱い戦いには加われたかもしれない。
でも学校坂での井上さんのペースに付いたことや、慶佐次から有銘までの20分間逃げを敢行したことなど、常に前に前にいく動きを取ったことは後悔していない。(特に単独逃げは結果的にうまく前待ちになった。)
ひとえにレース経験の少なさが露呈した形にはなるが、このレースの中で考えたこと、感じたことは今後に絶対繋がるはず。
また、雨はこの日最大のラッキーだったと思う。
多くの有力選手が雨と寒さに力を奪われていた中自分の感覚としてはノーダメージに近かった。
こういう面も含めてレースは水物だしコントロールできない要因が多すぎるので、今後も当日に気負うよりその日までのプロセスを楽しむことを大事にするマインドを持ち続けようと思う。
また来年も同じように体を作り込めるかどうかは分からないから、20代最後の今年にシングルリザルトというひとつの結果を得られたことに、今はとても満足している。
今年の内容を踏まえてまた取り組みの幅も広げられるし、ベースのフィジカルもまだまだ伸ばせるはず。
また来年。今度こそはっきりと優勝を目指して挑戦します。
わたしはもっともっと強くなれる。
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