今度は7年前のジャンクMacBook Airを購入した
我が家にはMacBookがすでに2台ある。
MacBook Air (11-inch, Late 2010)と、MacBook Air (M1, 2020)だ。
私のnoteではたびたび登場してきたこの2台。
Late 2010はスペックとしては2022年現在常用に耐えないが、伝統的なシルバーに小柄な筐体が好きで手放せない。一方のM1は、スペックとしては文句の付けようがないが、Proに似た筐体が私にはどうも馴染まない、ということに最近気づいた。
そんなことを考えていた今日この頃、ちょうど仲良くしている人からパソコンがあるといいなと思ってるという話を聞いた。そこで、M1はその人に譲って、私はまたジャンクのMacBookでも使おうと考えた。
当時Late 2010を購入した大須のあるお店ではもうジャンクPCの取り扱いはしていないけれど、大須にはほかにもジャンクPCを扱うお店はいくつもある。そこで見つけたのがこちら。
通電OK、起動OK、OSなしのMacBook Air (13-inch, Early 2014)。
ということで、動作確認もほどほどに私はレジへ。
バッテリーのみでの起動はできなかったが、電源コードを接続しての起動は問題なし。SSD欠品、液晶の割れ、バッテリーの膨張など私の技術では修復が難しい問題点もなし(MacBook AirのSSDは第1世代が聞き慣れないZIF接続のものだったり、第2世代も独自仕様だったりNVMe接続非対応だったりと、難易度高めの印象)。Late 2010の時と違い充電ケーブルが付属していないが、2022年現在でもMagSafe1・2ともに販売しているので問題なし。そして最大の決め手は、メモリーが4GBではなく8GBという点。
私のジャンカー精神は「安く買って直して使う」よりも「ジャンク品をいかに純正のまま使うか」という点にあるので、電源ケーブルはもちろん純正の新製品を買う。ポイントが付くので実質安いんだと自分を納得させて、罪悪感を減らす。
こちらが今日の戦利品。
家にあったLate 2010用のMagSafeと並べてみた。
比べてみると、MagSafe2の方が外れやすい?印象を受けた。「引っ掛けても本体を落とさずに済む」というところもウリの製品なはずなので、もしかするとMagSafe2ではあえて外れやすさを高めたのかもしれない。
OSはインターネットリカバリーでサクッとインストール。
Montereyの対象から外れてしまったのでBig Sur止まり。けれどMontereyのアップグレード通知は来る。そこまで気にしていないが。
ロングセラーかつ”MacBookといえば”というデザインの第2世代13インチMacBook Airを初めて手に入れられたのは嬉しい。
使用感についてだが、ネットサーフィンや簡単な開発などの用途では十分だ。M1と比べてしまえばYouTubeのサムネイル読み込みなどで待たされる場面はあるが、それもわずか0.5秒程度のこと。また、2017年あたりのMacBook Proのレビューから、Intel製Macは熱いという先入観を持っていたが、私の用途ではファンが唸ったりパームレストが熱くなったりすることはない。Late 2010のように日本語入力でカクついたりすることもない。極めて快適なマシンだ。
なおバッテリーは膨張こそしていなかったもののヘタっており、MagSafeを抜いて5分ほどで電源が落ちる状態だった。充放電回数は1000回設計のところ300回前後にも関わらず「サービス推奨」と表示されていた。せっかくのMacBook Air、バッテリー駆動で持ち歩いて自由自在に使いたいところ。ということでAppleストアでバッテリー交換してもらった。費用は13,800円。保証は切れているだろうから自分でやってもいいけれど、やはり純正の状態で使うのが好きなので公式で依頼した。
このMacBook Air Early 2014は現在ビンテージ製品。で、いまいちAppleの言うビンテージ製品とオブソリート製品の違いがわからなかったので、この子のバッテリー交換もしてもらえるか不安だったけど、やってもらえた。ビンテージ製品は交換部品がある限りは修理してもらえるが、オブソリートは門前払い、という違いらしい。ビンテージが黄色信号、オブソリートが赤信号というイメージでいいだろう。
結果かかった費用(税込)は
MacBook Air本体 25,000円
MagSafe2 8,580円
バッテリー交換 13,800円
合計 47,380円
ジャンク品としてはかなりの額だし、Late 2010がMagSafe&何とか生きてるバッテリー付きで19,800円で入手できたのを考えるとだいぶ高い。けれど、まだまだ実用的なマシンであることを考えると悪くはないのかなと思っている。