永田諒 / CHILLNN inc CEO

1994年長野県松本市生まれ。 東京大学在学中に株式会社CHILLNNを創業し、同社のCEOを務めています。

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1994年長野県松本市生まれ。 東京大学在学中に株式会社CHILLNNを創業し、同社のCEOを務めています。

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俺たちは、宿泊マーケのルールを変えて、狂ったホテルを増やしたい。We are Hiring!!!

宿泊事業者様向けにSaaSを提供している株式会社CHILLNNのCEOおよび、ホテルプロデュースカンパニー水星CTOをしております永田諒と申します。 これまで宿泊業を中心に事業を行ってきて、SaaSを利用してくださっている施設様の数は1000施設近くになり、グループ全体での累計の売り上げは10億円に迫ってきています。 自分達は今、次なるチャレンジとして「宿泊業界のマーケティングのルールを作り変えるための宿泊予約プラットフォーム」を作っていこうと思っています。 創業当初か

    • 奪われない資産を蓄積する経営

      今日のランチ後に、業務に区切りがついてXをながめていたら、カーシェアサービスのエニカがサービスクローズするという投稿が流れてきた。その投稿をみて、サービスクローズ後にこの会社には一体何が残るんだろうなとふと気になった。 今読んでいる本に影響を受けまくりな気もしているが、企業が企業としての同一性を保ったまま価値を生み出すことができる理由は、究極的には、文化的資本によってしかない気がしている。 生産コストが下がり続けている現代においては、経済的資本はいづれ他社も獲得することが

      • ストーリーで考察する、optimusと資本主義

        テスラの「We, Robot」のイベント発表の内容が自分のTLを賑わせていましたが、例に漏れず自分も衝撃を受けました。 これってどんなふうに理解したらいいんだっけと少し考えたので、無責任に推論してみました。 シェアリングエコノミーと金融商品化昨今、あらゆる商品が金融商品化してきています。ほとんどの消費者向けのイノベーションは、既存の商品に金融を組み込むことによって起こっているといってもいいほどです。 そんな中で、optimusは、これまで人間しか持ち得なかった、労働力を

        • 専門性の身につけ方 - なぜ専門職の採用はその専門分野の人材にしかできないのか -

          昨日、縁あってGDG(Google Developer Group)が主催されていたセミナーに参加させていただき、講演を聞かせていただいてきました。 中でも、現在、ソフトウェアエンジニアリング協会で理事をされている方が話されていた「ソフトウェアエンジニアになる方法」という講演がとても興味深く、印象に残りました。 自分の中で言語化されていなかった、スキル獲得の手法について、非常に明確に言語化されており、人材採用・育成をはじめ、多くの分野で応用が可能だと感じました。 先ほど

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        俺たちは、宿泊マーケのルールを変えて、狂ったホテルを増やしたい。We are Hiring!!!

          クリエイティビティの正体

          プロダクトを構築している。 自分はリクルートの事業開発の方法論に大きく影響を受けていて、作り始める前のビジネスの検証、つまりビジネスのルールを明らかにするためのリサーチを徹底的に行っている。 最近、前職でリサーチを専門としていた大学の先輩が入社してくれた。 ここ数日、その先輩と対話をしながら、プロダクト構築において検証すべき仮説を抽出していた。 自分は理系だからかエンジニアだからか、経験を過度に抽象化して語る癖がある。というか、すぐに抽象化して汎用的な知識にしようとする

          クリエイティビティの正体

          最高のピッチだった

          昨年に引き続き、IVSが京都で開催されている。 やるべき仕事は溜まっていたのだけど、仕事は土日でも夜でもできるし、せっかく京都開催なのだからと、LAUNCHPADを観覧してきた。 運動がてら、自転車で向かったのだけど、めちゃくちゃ暑くて、倒れそうだったけど、結果、本当に行って良かった。 今日受けた刺激が消えてしまわないうちに文章に残しておく。 全ての登壇者のピッチを聴きながら、「自分がこの会社の経営者だったら次に何をするか」という問いを立て、ピッチの先を予想しながら熱心

          最高のピッチだった

          1番近くにいる人の本をよんでの書評「CREATIVE JUMP」

          共同創業者の龍崎が本を執筆した。 実はまだ読んでいなかったのだけど京都から東京に向かう新幹線の中で読み切った。 https://amzn.asia/d/aCRgKFl 多分、この本を世界で一番楽しめたのは自分だと思う。一つ一つのシーンが頭に浮かんで、ああこんなこと考えてたんだと、いちいち腹落ちしていた。 龍崎は普段ビジネス書をよまない。 だから、内容は汎用性の高いパッケージングされた知識とかではない。書かれていることは全て実体験に基づく実験と発見のプロセスである。 ビ

          1番近くにいる人の本をよんでの書評「CREATIVE JUMP」

          行動の根拠に自分の思考を置けるように。

          なんとなく日々、自己肯定感という言葉の使われ方に違和感を感じている。この言葉が、努力しないことを容認するような雰囲気を含んで用いられることがとても嫌いだ。 最近、会社の共同創業者でもある龍崎が本を出版した。 今日はその出版記念パーティーをグループ会社が運営している京都のホテルで行った。 人手が足りないとのことで、普段コードばかり書いている自分も現場に入って手伝いをしてきた。他にも会社のメンバーを一人、ヘルプとして貸し出していた。 自分が振られた役目はクロークの管理だった

          行動の根拠に自分の思考を置けるように。

          比叡山に籠ってみた

          何週か前の週末、山に篭っていた。 比叡山延暦寺で「寒行」という一般人向けの修行に参加してきたのだ。 行のダイジェストを紹介する。 朝は5時に起きて座禅をする。 ひたすら写経をし、説法を聞きお堂を巡る。 食事中は音を立ててはならない。 精進料理なので肉類は出ない。 齢29にして湯葉のありがたみを知る。(湯葉はほぼ肉である。) 食べ切ったら沢庵を使って食べ残しをぬぐい、お茶で流し込む。 体裁としては修行なのだが僧侶ほど厳しく扱われるわけではない。どちらともつかない緩やかな

          比叡山に籠ってみた

          人はなぜ旅行に行くのか?

          ずっと考えていた。机の前で。 大学在学中に会社を創業して以来ずっと観光業に携わっている。 大学時代、ありがたいことにいくつかの会社でインターンとしてプログラミングのスキルを学ばせてもらって、在学中にエンジニアとして創業した。 創業間際のスタートアップというものはどこもお金がないもので、プログラミングのスキルというのは本当に重宝した。どれだけ働いても別に報酬を払わなくてもいい自分の時間は、コードを書いてプロダクトを作るための最重要かつ有限の資産だった。 自分を信じてくれて

          人はなぜ旅行に行くのか?

          20代のキャリア戦略感想戦

          最近、会社のインターン生がキャリアに悩んでいます。頼まれてもいないのに勝手にキャリア相談に乗りながら、自分のこれまでについて思いを馳せていました。 色々失敗しながらも、まだまだ道半ばですが、なんとか生き残ってこれたなあと、しみじみと感じています。この辺で次のステップに向かう前の備忘録として、文章にまとめておこうと思いnoteを書くことにしました。 書き始めたら、結構長くなってしまいましたが、もしお暇でしたらどうぞお付き合いください。 はじめに簡単に私についてお話ししてお

          20代のキャリア戦略感想戦

          僕がCTOとして、クリエイターエコノミー以後のBtoCマーケティングについて考えていること

          先日僕がCTOを務めているCHILLNNからノーコードツールをリリースさせていただきました。おかげさまで多くの反響を頂いており、お問い合わせをたくさん頂いております。現在、CSチームの強化とオンボーディングフローの精査を進めておりますのでご案内できるまで今一度お待ちいただければと思います、、、。 さて、個人としては久々にnoteを書くのですが、僕が最近考えていることについて話していこうと思います。徒然なるままに書いていくので結構脱線します。すいません。 はじめに僕がサービ

          僕がCTOとして、クリエイターエコノミー以後のBtoCマーケティングについて考えていること

          再現性をもって事業創造する

          何冊も本を読んで、すごく運要素が強いと思っていたスタートアップを率いて勝ちに至る方法が自分の中で体系化され、迷いが晴れたので、まだ何も成功していない今のタイミングで、忘れないように書き残しておくことにしました。有料にしたのはシンプルに恥ずかしいからです。

          ¥100

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          CHILLNNの今週のアップデート

          こんにちは!CTOの永田です。 CHILLNNの今週のアップデートをお伝えします! 全ての予約に共通の質問が設定できるようになりました。全ての予約に追加できる質問機能を追加しました! 今までプランでしか質問は追加できなかったのですが、ホテルポリシーで全ての予約に共通の質問が追加できるようになりました! 質問は全て必須か必須ではないかを選ぶことができ、 - フリーテキスト - セレクトボックス(複数選択) - ラジオボタン(単数回答) の三種類から選ぶことができます。 お

          CHILLNNの今週のアップデート

          今週のCHILLNNアップデート

          こんにちは!CHILLNN CTOの永田です。 CHILLNNの今週の改善に関して報告します! 1. メールがカスタマイズできるようになりました。いままで定型文でしか入っていなかったゲスト様向けのメールに施設様からのメッセージが入れられるようになりました。 ホテルポリシーからデフォルトの文言と、 各プランでプランごとに個別の文言が指定できます。 ゲスト様に送られるメールでは、 以下のように定型文の下にメッセージが入る形で送られます。 (実際には「予約成立時」の部分に施設

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          又は、課題が一生解決しなければコミュニケーションが最小限になるという話

          こんにちは、CHILLNN CTOの永田です。 CTOといいつつ、全然システムのことではないですが、サービスのグロースに関して勉強したことをまとめてみます。 終わらないって素敵今週は、思えば、デザイン、インフラ構成等いろいろ考えていたんですが、最も大きな収穫としては、グロース の方針に関してある程度形になったことです。(とはいえまだこれに関してはあまり社内で話せていないので個人の見解になりますが。) 自分はこれまで他人のサービスは何度も作ってきたのですが、自分のサービスを

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