僕の立ち位置を4×100mリレーで考えてみた
昨日は「常に次へのバトンパス」する気持ちでいる、と書いた。
いつの頃からだろう。
気付けば、自分が1番に目立つことよりも周りを引き立てることに喜びを感じるようになっていた。
みんなの優しさを受け取りながら
それでも、今になっても何かと1番手を薦められる。
「最初に投げる?」「写真は長野さんが真ん中に…!」「最初に好きなもの、取っていいですよ!」
(誰かと2人で飲食店に入れば)「どれにします?」
(※メニュー表がテーブルに2つあってもたいていメニュー表を押さえ、僕が選び終わるのを待ってくれている)
有難いけどちょっと申し訳ない気もする。どっちが優先とかないんだけどな^^:
それでも天性のイジられキャラを自認する僕はいったん受け入れ、「投げる」など身体の特性を1番に知られた方が盛り上がる!と判断した場合を除いては、子どもや初めての人にセンターを譲るようにしている。
相手が子どもだから当然なんだけどね(笑)
本当は第2•第3走者が合っている!
相手がつないできたバトンを加速させ、次につなげる。こんなに楽しいことはない、と今は思う。第1走者が、アンカーが情報を与えてくれる。僕も次の走者に情報を伝えることができる。そんな役割を担えることが嬉しい。
でも、本当のリレーでは第1走を志願していた気がする。昔から手首を返してバトンを受け取るのが大変なんだよね。それにアンカーとしてもし逆転を許したら…。そんなプレッシャーに耐えられる自信がなかったから(笑)
でも、その適正を自覚したのもちょうどこの頃だったと思う。
引っ込み思案からのキャラ変を目指す過程で周囲から頼りにされる喜びを覚え、とにかく先生や友達に褒められたくて(何か役に立ちたくて)生徒会役員に立候補。会計や書記といった役割を経て中学時代はスリーステップで2番手の副会長までを経験。
当時から「上の人の意向を噛み砕いて仲間に伝え、組織に浸透させる」
つなぎ役が好きだった。責任を取る勇気がなかったんだよね。
そして進んだ高校でも、「同じ学校とはいえステージが違うから」とスリーステップで出世したを目指すことを決意。立候補チャンスは5期。中学同様、最初の1期は様子見(立候補せず)、そして最終となる3年前期は中学と違い、受験に専念するため出馬をしないと決めていたから、同じルートでは届かない。ここで大きな決断をした。1つ飛ばして生徒会長に立候補したのだ。
「仲間の話を徹底的に聴く。自分の意見は最後に言う」
1:7で全員女子。
次につなげる会長ではなく、チームの横のつながりを大切にする会長として、半年間を全力疾走した。
たまにはアンカーも務める覚悟で…
Try chance代表としての僕は、決して決断力があるとは言えず物足りない面も多いだろう。常にメンバーの総意を導こうとするから。
相違がないように。
そして、基本的に自分はアンカーを務めなくてもいい、と思っている。
美味しいところはチームメイトに、ゴールテープはお客さんとともに。
表舞台はそれでいい。でも、チームが苦しい時、強烈な向かい風が吹いている時のアンカーは甘んじて引き受ける覚悟だ。
なんたって4輪の愛車の馬力は立てじゃないから。
(完)
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