ココロの声をコトバに-ぜんぶはとても書けないから、美味しいとこ集めました-
本音で話せるかどうかのカギは、環境にあると思う。
その場で本音を話すことを目指した本人が、結果的に本音で話せなかったとしても、過度に自分を責める必要は絶対にない。
環境は誰が作るのか。
それは間違いなく人である。
会って話す”会話”から、より本質に迫っていくイメージのある”対話”へ。
そこに深化できるかは、「誰がいるのか」が凄く大切になってくると思っている。
イベントコンセプト
今回はこちらの4人でイベントを主催した。
共通点は「人が好き」であり「絶対に人(他者)の意見を否定しない」こと。誰かと誰かは知り合いだけど、中には初対面もいたりして。そんな関係性がまた楽しい。
参加して下さった方々はもれなく、4人の誰かと知り合いだったり。
中には「イベントをやるならもっと新しい人を入れないと意味がない」という考えもあるかもしれない。でも、一方で僕はこうも思う。
そんな安心感が、時間とともに自然とみんなの心を溶かしていったように思う。
当日の様子
「仲良くなろうと思って仲良くなったわけではなくて、お互いがもっと喋りたいと思ったから近くなっていった」
主催の4人は口々にこう語る。そしてもう1つ。
だからレイアウトにもめちゃくちゃこだわった。
役割の相談なんてそっちのけで(笑)
そんな私たちのイベントから生まれたシーンを切り取ってお届けします。
(終わったからこそ)少しだけメンバーを紹介しながら。
椅子に座る人、階段に腰掛ける人、またある時は参加者に混ざって一緒にソファに腰掛ける人、そしてもちろん車椅子に座っている人。
極めつけは階段上のソファに座り、企画者である私たちを後ろから眺める人たちもいたこと。ライブや講演を聴きに行って、後ろから彼らを見守るシーンってなかなかないですよね。
いろんな人がいるからいろんなアイデアやレイアウトが生まれる。
そんな、自然だけれど実は気付きにくいことを、みんなで試行錯誤しながら実践できたことも、今回の大きなハイライト。
もちろん、来てくれる方々がいるから自分たちがワクワクするアクションができる。この空間では空っぽになった車椅子でさえもレイアウトの一部になっていたように感じたのは、きっと僕だけではないはず。
そして、こうしたイベントには主催者や参加者だけでなくて見えないところで尽力してくれている人が必ずいるもの。
お礼にまた必ずお邪魔します。
さらに、上の写真には僕が今回特に感謝を伝えたかった人が(中央)。
大学時代、同じゼミでともにたくさんバカをして楽しく遊んだ友人が、賑やかしという名の応援に駆けつけてくれたのだ。昔を知る友達に今の大切な友達を紹介できたことも、心底嬉しかった。
今も教員を続けていて、まだまだ日本では画期的な男性の育休中とのこと。
当時はこんな真面目な先駆者になるなんて思わなかった(笑)
今も趣味でガッツリお笑いやってるけど🤣
(お礼にまたライブに顔出そう)
穏やかに晴れた土曜の昼下がり。
-ぜんぶ話して、仲良くなっちゃえば?-と投げかけた私たちも一緒になって楽しむ。それが(イベント前に)4人で話した唯一の決め事。
だから事前に役割や流れもあえて決めなかったし、それでももし役割があるように見えていたとすれば、結果的にそうなっただけ。
これってけっこう斬新な取り組みだったのかも?って、終わった今ぼんやり感じていたりする。
美央さんとの出会いはもう7年くらい前になるのだけど、その間授業に誘ってもらったり地域の軒先でご一緒させてもらったりと、ずっと仲良くさせてもらっていて。
電動車椅子の僕を、そんなどうでもいい”型”にはめようしたことは1度もなく、常にフラットに何でも聞き合える通気性抜群の優しい関係。
だから今回、関西のみぽりんからワクワクする話をもらった時にも真っ先に、実は勝手に!?JOINをお願いすることができた。
この決断が珍しく己のファインプレーだったことは言うまでもない。
誰かと協働する時に考えていることは意外とシンプルで、①まずは自分からさらけ出そう ②空気を溶かそう(ほぐそう) ③みんなができるだけ満遍なく話せるようにしよう ということ。
あとは仲間の掌の上で、気持ちよく転がるだけですね。歩けないので(笑)
この日はそんな僕の想いと裏の顔を知り尽くす、ヘルパー事業所の代表も遊びに来て下さって。これまで仲間と築いてきた今昔物語を見てもらっているようで、嬉しさと気恥ずかしさがありました。
今回、こんな素敵な場所で大好きなメンバーと知り合いや初めましての人たちに囲まれて、仲を深め、新たに仲良くなるきっかけとなるイベントができたこと、本当に貴重なひとときでした。
だからこそ最後は、ココロの声をコトバに。
「このメンバーでまたやりたい!」
(イベント撮影:須藤保塩)
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