ネコと仲よくなりたかった
近くに住む姉家族が外出していたので、わたしがその家にいる2匹のネコの世話に行っていました。
普段は月に1回くらいは姉宅に遊びに行くのですが、2匹ともまるで我関せずでわたしには近寄りもしてくれません。さすがにごはんをあげる今回はどうでしょうか。
やはり最初は警戒しているようです。私がキャップとメガネとマスクという普段とは違う格好をしているからでしょうか。部屋に入ってもまるで出てきません。一体どこにいるのでしょうか。
「マロン!オラン!出ておいで。やさしいマヌタが来たよ〜〜」
2ネコの名前を叫んでみましたが、まるで音沙汰ありません。
リビングを探すこと3分。
いました。こちらのマロンはより警戒心が強くて、みんながいても外から来た人がいるときは隠れているので、今回もカーテンの裏にいました。
「マロンよ。出ておいでよ」
呼びかけて頭をなでてあげると次第に心をゆるしてくれた感じです。
こちらのオランはまだ懐っこいので、しばらくしたら出てきてくれました。顔をこすりつけてくれます。やはり人望がものをいうのでしょうか。
最初にごはんを出したときは、このオランしか出てきてくれませんでした。でも、トイレ掃除をしていると、
茶色のマロンも「うむ、こいつは僕たちのトイレも掃除してくれるのでいい人そうだな」と思ったのでしょうか、
おずおずと出てきて、ごはんを食べてくれました。
一軒家のエアコンは付けっ放しでなかなかご身分のおふたり。ごはんを食べ終えたら、あれれ、私のことはほうっておいて、またどこかに行ってしまいました。
そのほかの掃除に取りかかる私の背中はさびしそうです。
これがネコですね。こんなそっけないネコが好きです。