見出し画像

ちょっとなに言っているかわからない

妻が家を空けていたので、ワーケションプログラムを利用して、気分転換に都内のホテルで3日間仕事をしていました。

途中オンライン会議などもありました。私の背景は部屋の品のよい内装が映るので

「いつもと違いますね」というツッコミを期待して、うずうずと「じつはいまホテルで仕事を〜」という非日常話かつ自慢話をしようとしていたのですが、いつまでたっても誰からもつっこまれませんでした。

いじけた私はオンライン会議のあと、クイーンサイズの広いベットに飛び込んで、アザラシのゴマちゃんのマネをして「キューキュー」と鳴いて、右に左にゴロゴロ身体を回転させてみたり、

はてセミってどんな鳴き方をするんだっけ?と思って、手足をばたつかせながら「ミーン、ミーン」と大きな声で鳴いて、5分後には死んだふりをしてみたりしました。

ホテルのある一室で繰り広げられている43歳のふるまい。こんな姿をもし上司やアシスタント、デザイナー、代理店、お客さんなど仕事の人たちに見られたら、、、、この窓をぶち破ってすぐに飛び降りて死ねる。思いました。

そう思うと背徳感からでしょうか。よけい「キューキュー」や「ミーンミーン」がやめられません。15分ほどベッドの上を転がりながら鳴き続けました。

ベッドの上を転がって動物のモノマネをしていると、なんだかその姿こそが私の自然な姿なのではないかとさえ思えてきました。

むしろ仕事中のこの姿を関係者にさらしたほうが、新たな一面として人気者になるかもしれない!そう思ったりもするのです。いやそんなわけありません。クビです。

「自然のまま、ありのままに生きましょう」ということばにひかれますが、まちがいなく私は自然のまま生きたらアウトっぽい気がします。なにをしでかすかわかりません。

ある程度の社会性というのでしょうか。体面を保って自分を正すことで、ようやく社会人としてのギリギリのバランスを保てているようです。ありがとう社会。ありがとう圧力。

でもせめて頭の中だけは自由でいたいですね。と思って初めたのがじつはnoteを始めたきっかけです。

考えてみれば、noteを初めた当初はもう少し狂気じみていたと思います。なにせ誰も読むことがないと思っていたのですから。

ところが少しづつ読まれるようになると、こちらでもその視線を意識するようになり、だんだんと自分を押し込んでしまい、窮屈に感じることも出てきました。

でもそれでいいのかもしれませんね。やはりどこまで逃げても結局は社会から逃れられないのかもしれません。完全に世捨て人になるならべつですが、私はまだまだ社会の中でもがき続けたいようです。

社会を意識しながら、頭の中で繰り広げられる思いにちょびっとした狂気を添えて、今後も発信していきたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!