両親の結婚記念日に想う
今日は両親の結婚記念日です。家族LINEで、「2人が結婚してくれたことに感謝します」と伝えました。人の命は有限です。もはや照れている時間はありません。伝えたいことはすべて伝えます。
でもほんと2人が結婚してくれたことに心から感謝しています。49年前のこの日、両親は結婚しました。うん、とてもよかった。何かが違ったら私もこの世に存在していなかったでしょう。
どんな出会いでどんなプロポーズだったのか知りませんが、今度聞いてみてもいいかもしれません。
私は本来、家族や血のつながりを重視しすぎる考え方があまり好きではありません。家族主義ってやつでしようか。
こればかりは親と子で相性の問題でもあります。合う合わないもあるでしょう。いくら血がつながっているとはいえ、人格も性格なにかも違います。
たとえば妻はあまり自分の家族と仲よさそうではありません。仲がわるくはないけど合わないらしいのです。
でもそれもそれでいいと思います。私だって親や兄弟が違ったらそうなっていたでしょう。
かわりに友だちがいない私に比べると妻は友人も多く楽しそうです。
人それぞれここちよい人との関係を見つけらればいいんです。
いや、べつに他者との関係を見つけなくてもしあわせな人はいます。人づきあいが嫌いで、人間関係をいっさい絶って山奥でひとり美しい詩を書く詩人もいます。
それもそれでいいんですよね。人間ってのは自分の思いが及ばないくらい人それぞれ違うんですから。
そう考えるとほんと私は、たまたま合う両親のもとに生まれてきたのでしょう。運がよかった。それだけです。
あと私めちゃくちゃ愛情を注がれ甘やかされてきたので、自分のなかにある愛情タンクが満たされて、成人以降あまりさびしいと思ったことがありません。
強がっているとかそういうレベルではなくて、そうした感情になったことがあまりないのです。
今後たとえ死ぬまでひとり山奥で暮らすとなってもなんとも思わないのではないでしょうか。どこでも順応してしまうというか。この話をすると「そんな感じする」。。周囲からよく言われます。
ああ、そうか、だからわたし20代ですぐに中国に飛ばされたんですね。。。
まあ、これはただ私が変人、、、いや不感症、、だからかもしれません。
いずれにせよ、50年前の今日、父と母が結婚してくれてよかったと思います。
それだけのことです。思いをかみしめながら、しとしと降る雨の音を聴きます。