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山道にひっそりとある、外国人がこぞって立ち寄る喫茶店「熊野野菜(TRAVELERS Hub 熊野古道)」を語りたい

熊野野菜は、世界遺産でもある「熊野古道」、その長い道の途中にある「近露(ちかつゆ)」という場所にあるカフェ。朝ごはんが評判で周辺の宿泊地に滞在したゲストがこぞって朝ごはんを食べにくるそうな。
紹介サイトはこちら↓

今回のnoteではこの「熊野野菜」を紹介していきたい。地元の人達だけでなく、熊野古道を通り掛かる世界中の人々から愛されるその理由を伝えていければと思う。

簡単な紹介ムービーを作ったので見てみて欲しい。この動画を見てもらうだけで十分伝わるかもしれない。

インタビューさせてもらったのが熊野野菜の店主「中岡さん」。中岡さんが都内の広告代理店にいた頃から、かれこれ十年来の付き合いになる。

いつもなかなかの案件を持ってきてくれる。そしてだいたいがソーシャル巻き込み系で、あまり聞いたことのない仕掛けを使った企画が多く、それを実現するためにこっちも無理難題に応えないといけなかった。その分いつも大変だったが、面白くて笑いの耐えない現場ばかりだったな。

そんな中岡さんが、和歌山で地方活性化の仕事に就くと聞いたのが3年前。完全移住して熊野野菜というカフェを立ち上げると驚きのニュースを届けてくれたのが去年のこと。

そして今年の4月から、熊野野菜さんとHuber.(CTOとして参加しているガイドマッチングサービスを提供する企業)は相互送客などを行う連携をはじめた。また新しいカタチで一緒に仕事をすることになった訳である。

詳しい経緯はHuber.広報noteをご覧ください。
世界遺産 熊野古道のあたたかさに触れるカフェでトモダチガイド #世界中の人をトモダチにしたいベンチャー

遊びに行く行くと言ってなかなか行けなかったのだが、5月にようやく「熊野野菜」を訪れてきた。聞いていた通りの田舎だった訳だが、忘れていた何かを思い出させてくれる素敵な場所だった。
木々と清流と遺跡に包まれる神道的な空気感。それなのに歩いている人の大半は外国人というダイバーシティ感。かと思いきや、すれ違う小学生が全員元気に「こんにちは!」と声をかけてきてドキッとさせられるアットホーム感。
1日滞在しただけだったが、それでも中岡さんが何故この場所を移住先として選択したのかわかった気がした。

ダイジェスト動画では伝わらない熊野野菜、そして熊野古道のこのエリアの魅力にも触れておきたい。

まずこちらは周辺の宿泊客がこぞって食べに来るという熊野野菜の朝ごはん。地元野菜を中心としたとってもヘルシーで美味しい朝ごはんだった。ベーグルのところをおにぎりに変更もできるそうで、外国人観光客にも人気とのこと。
熊野古道を訪れる外国人観光客はビーガン比率がとても高いことも理由にあって、このような野菜中心のメニューになったんだとか。

全部美味しかったんだけど、個人的にはやっぱりベーグルかな。なんせこの後わざわざお願いして焼いてもらってベーグルを大量に買って帰ったからね。ほら、これがそのために焼いてもらったベーグル達。壮観である。

お世辞抜きに今まで食べたベーグルの中で一番美味しかった。店の前にパンの看板が堂々と飾られていることからも、自慢の逸品であることがわかる。

実際、滞在している間に村の人達が何人もこのベーグルを買いに来ていた。いつもの倍は作ったらしいのだが、午後早めの時間帯で売り切れてしまった。その後も夕方まで断続的に来るお客さんが、売り切れと聞いては残念そうに帰っていくのを何度も見た。今まで食べたベーグルの中で一番というのも言い過ぎじゃなくない?

熊野野菜のある近露から車で20分くらい走ったところに世界遺産「熊野本宮大社」がある。伊勢神宮や明治神宮などと比べると小ぶりではあるが趣のある場所だった。しかし、現在の本宮大社は移設されたもので、元々はすぐ隣を流れる熊野川の中洲にあったそうだ。その跡地にも行ってみた。

これが跡地前に建てられた大鳥居。大きければいいってもんじゃないと地元民にツッコまれる程にでかい。存在感は圧倒的だけど世界遺産からは外れているらしい。新しく建てたから仕方ない。
そしてこの鳥居の中が跡地として保存されている。

森の中にある広い野原に、神様が祀られる建物の土台であったと思われる石などがそのまま残っている。写真では伝わらないかもしれないが実際にこの場所に立つと神妙な面持ちになる。不思議な空間だった。

熊野本宮大社の近くには歴史のある温泉地もある。今回行ってきたのはこれまた世界遺産として登録されているつぼ湯。湯の峰温泉の公衆浴場にある。
1組30分の貸し切り風呂で、6時からオープンするのだが、オープン直後に行けば並ばずに入れるだろうということだったが、実際6時に行ったら既に前に3組いて最大1時間半待ちという事態。
もし入りに行く方は6時より少し前に到着されることをおすすめする。

ここがつぼ湯の入口。せっかくなので入ろうと思い待つことにしたがドアの前に小さなベンチスペースがあるのみ。前後で入る人と並んで待っているのも気が引けるし、何よりこの時間はじっとしていると寒かったので、雰囲気のいい温泉地をぶらぶら散歩しながら時間を潰した。


ざっとダイジェストで紹介してきたが少しは熊野野菜、そして熊野古道の魅力が伝わっただろうか。渋谷、京都、別府に「WANDER COMPASS(ワンダーコンパス)」という観光案内所を展開してきたHuber.が新しい試みとしてはじめたTravelersHub 熊野古道。Huber.は外国人旅行者向けのサービスだが、熊野野菜さんは日本人でもウェルカム(のはず)なのでこれを読んで気になった方は是非行ってみて欲しい。


「世界と繋がるカフェ」を目指す、熊野野菜カフェ。
熊野野菜 カフェ/ KUMANOYASAI CAFE@ちかつゆ
熊野古道沿いにあるもともと酒屋さんの倉庫で営業中。
近くには近露王子や有名な枝垂れ桜、骨董屋の山形屋などがあり、村を歩いて観光してもらえます!
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定休日:火・水・木曜日
時 間:AM6時半ごろ〜13時ごろ ※気分で夕方まで営業
住 所:〒646-1402 和歌山県田辺市中辺路町近露1139
電話番号:090-3964-4141(※HPより引用)
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<サイトURL>
http://umebosi.jp
<Instagram>
https://www.instagram.com/kumanokurasi/?hl=ja

株式会社Huber.
・2015年からスタートし、今年で5年目に突入!
・鎌倉から国際交流をしたい日本人と日本を訪れる外国人たちがマッチングする場を作っています。
<コーポレートサイトURL>
https://huber.co.jp/
<Huber.紹介note>
https://note.mu/huber_pr/n/n5d110972c7e3

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