日記・昨夜の熱は下がらない
昨日のYOASOBIのライブから未だに冷め切らない。
昨夜は20時のライブ終了後の感動そのままにライブレポートを書いた。ライブレポートを書くに至ったのはYOASOBIが公式でライブレポートを募集したことに起因する。
言葉と音楽を愛する人たちにとって、なんて贅沢で太っ腹な企画だろうと思った。この企画を知った時、もし書けるなら自分も書きたいと思った。
実際に書こうと思い立ったのは、配信ライブの開場を迎えてからだった。開場の瞬間、胸に込み上げてきたのはいままでの様々なライブの記憶だった。
ライブレポートという形式を取った文章を書くのは初めてだった。手探りで、こんな情報やこんな写真があったらきっと面白いライブレポートになるだろうと、誰に指図された訳でも説明書がある訳でもない、自分だけの金脈を引き当てるような作業に胸が高鳴る。
ライブはあっという間の1時間だった。ライブ自体もものすごく面白かったし、その間にライブレポートの構成を考えるのもとても幸せだった。イメージ通りのスクリーンショットが撮れた時はかなりハイになっていた。
YOASOBIについての知識があまりない僕は、一つ一つの楽曲について掘り下げるよりもクイックレポート的にライブのありのままを拾ってそれを僕なりにどう変換して書けるかが大事だと思った。そこで、どうしても伝えたい部分をピックアップして、スクリーンショットの画像による情報の補強と、セットリストを文章の終盤ではなく序盤に提示してライブ全体の楽曲のイメージを先に読者に膨らませてもらえるような構成にした。
昨日からたくさんのライブレポートを読んだ。特にYOASOBIへの愛が溢れる文章には痺れた。もしも特定のなにかへ愛を量るとしたらまず最初にそれについての知識量は一つの指標に挙げたいと思った。
ライブを見た興奮とライブレポートを書き上げた高揚感に昨晩はよく眠れなかった。まるでマラソンをしたかのような疲労感で、少しだけ眠ったが目覚めてもなお昨日の興奮と高揚感の火は燻っていた。
そして今日の17時に公式のライブレポートが公開された。
前回のライブでも同様にライブレポートを募集して、その中で特に良いレポートを書いた方が今回のオフィシャルレポーターとして起用された。夢のある企画だと思うし、そんな夢を与えてくれるYOASOBIの発想の柔軟さは楽曲やライブの中でも輝いている。
ライブオフィシャルレポートにも相当な愛が詰め込まれていた。YOASOBIに対する愛、楽曲に対する愛、その楽曲のベースとなった小説に対する愛、それからバンドメンバーやスタッフの方々への愛。ライブは想像以上にたくさんの人々の想いによって実現する。
今回の配信ライブはアーカイブは残さないということで、音楽とライブが持つパワーを改めて全身に受けた。いまここにしか現れない瞬間を一つたりとも逃すまいと意識をステージへ集中した時、音楽は拳となり波となり風となり、そしてそれらが一体となって観客を時には襲い、溺れさせ、やがてとてつもない感動を呼ぶ。
昨日僕が書いたライブレポートです。
書いていてとても楽しかった。