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人生で初めて絵を買った
桑迫賢太郎 絵画展
「ぽつぽつと佇む色の庭を。」
於 QRAFTS
自分が日々手をかけたり眺めたりする庭の花を絵に描く時間というのは、およそこのうえない仕合わせではないだろうか。庭はたえずうつろうから、描きたいものにこと欠くことがない。それはきっとたのしいことにちがいない。
絵の求めるところにしたがって、絵が変わり、庭も変わる。たとえば、こういう絵が描きたいからあの花を植えてみようか、という風に。逆もまた然り。庭師も画家も、ここに極まれり。ということを、私はこの展示に見たような気がする。
といって、それはかならずしも絵の出来や庭の出来の話ではなく、庭と絵の実作者たる桑迫さんにしかわからない領域で極まるものがあるのではないか、という勝手な想像である。ほんとうに羨ましい。自分も早く庭がほしいと思いながら、人生で初めて絵を買った。
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