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いじめ後遺症の問題

初めまして、新卒失敗した俳優をやっているLL4MA(リャマ)といいます。僕のnoteではいじめっられていた経験からくる考え方や、社会問題に対する考え方、その他にも明るい話題ではアニメ、マンガとかバスケとかのことについて書いていきます。これからよろしくお願いします。次から本編です。

 最近調べて初めて知った言葉に『いじめ後遺症』という言葉がある。いじめ後遺症とは簡単に言うといじめの経験が原因で心の傷がずっと残っている状態のことをいうそうだ。僕はこの言葉を見たときにあることを思った。

『いじめは厳しい刑事罰を設定すべきなのではないか?』

その理由はいじめた人の人生を少なからず奪っているからである
僕もおそらくいじめ後遺症というものに該当しているように感じる。
小学五年生の時、見た目や運動音痴などが理由で馬鹿にされるようになり始めた頃、風邪をひいて一日だけ休んだ日があった。次の日学校に行って僕のクラスで唯一仲が良かった子に「昨日何かあった?」と聞いたところ

友人:○○(主犯)が自習の時間に
  「LL4MAが休んでくれて、正直嬉しい人~?」て聞いてたよ。
L :え....? それ聞いてどうだったの?
友人:みんな手上げてたよ~

僕は未だにふとしたときこの話を聞いた時のことを思い出すし、この出来事があってから虚勢を張るようになったり、人の目がとても怖くなったりしたことも覚えている。 こんな辛い経験はいじめられていなければすることもなかっただろうし、それが原因で虚勢を張ったり、人の目が怖くなることもなかっただろう。

僕はこういった経験だけで済んだが、もっと過酷な経験して、人生を奪われた人もいるだろう。本来は明るい性格であるのに、過酷な経験によって変わってしまったら、その人の人生は180度変わってしまう。その影響が重度のものであるほど、後遺症というものは重くなってくる。
例えば、いじめていた方の人間といじめられていた方の人間の二人がいるとする。いじめていた側の人間は社交性があって、だれとでも仲良くなれるような性格。一方いじめられていた側は、いじめられていたことにより、人間不信になり、一定の距離をとるようになり、人とうまく関われなくない性格。いじめていた側はその持ち前の社交性を使って、大学では彼女を作り、コミュニケーションをうまく取れることで就活も難なくクリア、人当たりも良いから周りからの評判も良い。いじめられていた側は大学に行っても人との関わりに恐怖を持っていて、上手くコミュニケーションを取ることもできない。まともに話せないため、就活も難航、暗くて何をしゃべっているかわからないから周りからの評判も良くない。もしこんな事態になってしまったら、いじめの加害者が社会へ出ていくことができるのに対し、いじめの被害者のほうが生きにくくなってしまう。これはまさに人生を奪っていることだと思う。そうしてしまった責任をとるためにもしっかりとした処罰が必要であると思う。

こういった話をすると、『いじめられる方にも原因があるのだから、厳しい処罰は必要ないんじゃない?』という意見も出てくくる。確かにいじめられる方にも原因があるのかもしれない。しかし、それはいじめて良い理由にはならない。
例えば性格が悪いや行動が奇妙なことをする人だから気持ち悪くていじめたという人がいたとしよう。『気持ち悪いからいじめた。いじめた自分も悪いが気持ち悪い相手も悪いんだ!』という主張がなされたとする。これを見てどう思うだろうか。確かにそれなら、、、と思う人もいるかもしれないが、僕は『いじめる側の人間が性格が悪いという理由でいじめられたら安易に受け入れるのだろうか』と思う。人間誰しも短所があり、欠点がある。だから、その欠点や短所を理由に自分が加害者にも被害者にもなることが容易に考えられる。もし今加害者である人間が被害者になってしまったとき、自分が言った「いじめられる方にも原因があるのだから」を受け入れることができるのだろうか。だからこそ、僕は原因はあるかもしれないが、いじめて良い理由にはならないと思う。

現状いじめで苦しむ人やいじめ後遺症で苦しむ人がいるという事実は変えられないが、いじめ後遺症をこれからの世の中から消し、人生を奪われる被害者、奪う加害者をなくすためにも、いじめは厳しい刑事罰を設定すべきであると思う。

2021/10/21 LL4MA

  


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