旗を立てる【1月11日】
僕はこれまで、リーダーという類いの人たちにたくさん出会ってきたと思います。
学生時代でいえば、委員会やクラス、生徒会。
そこからもう少し大人になると、会社のトップや、プロジェクトのリーダー。企画の立案者や、ゼミの代表、政治家もそうなのかもしれません。
とにかく、先頭に立つ人にたくさん会ってきました。
この1年、さらに多くのリーダーに出会って、ついて行きたいと思う人の特徴みたいなものを、ほんの少しだけ捉えられるようになっている気がしています。
あくまで僕の感覚なので、全てがこの通りではないのだと前提の上で、少し紡いでみようと思います。
僕にとっての尊敬する人を、明確に3人くらい思い浮かべて、その人といる時にどんな気持ちになるのかを考えると、2つくらいの気持ちを僕自身が持てる状態にあると思います。
その人と出会えてよかったと思えること
その人の力になりたいと心から思うこと
人との出会いは、人生を大きく変えます。
この人と出会えてよかった。
心からそう思えた時、これまでの辛い人生や日々が、劇的に変化したりひっくり返るようなことにはならずとも、「ここまで生きてきてよかったかもしれない」もっといえば、「今日まで生きてきてよかった」と思うことができるかもしれません。
過去は、常に今の自分の解釈です。
辛い過去や、経験は、既に起きてしまった「事実」であり、消えることは決してありません。
その一方で、その事実をどう捉えるのか、どう解釈するのか、解釈し直すのか、その主導権はいつだって「今のあなた」が握っています。
でもいくら主導権を握っているとはいっても、過去の解釈を変えてもいいかもしれない、変えたいと思えるほどのことにはなかなか出会うことができません。
でもごく稀に、そういう瞬間に出会うことができる。
それは、言葉では到底説明できない感動のようなもの、もっといえば心が震える衝動のようなものかもしれない。
もしくは、日々小さなものを受け取りながら、ふとした時にその積み上げた大きさに気づくようなものかもしれない。
そして、その衝撃や、積み上げのようなものと自分の人生を結びつけるのは、文脈なのだと思います。
私とあなたの共通する言葉、体験、価値、感情、感覚は何か。
この場に共通する言葉、体験、価値、感情、感覚は何か。
私とあなたをどう繋ぐのか。
これに尽きるんじゃないかと思います。
私とあなたに。
私と社会に。
私とこの場に。
そういう誰かと誰かに、誰かと何かに、橋をかけること、「文脈の通る旗を立てること」が凄く大切だと思います。
そうやって、旗が立っている状態で、紡がれる関係性だから、衝撃や積み上げに気づくことができる。
その経験や体験や関係性を、自分の人生、自分の話にまで持ってくることができるのだと思います。
僕にとって、ついて行きたいと思うリーダーは、こういう特徴を持つリーダーだと思います。
自分のことだけじゃなくて、周りの人、隣の人、時に社会にまで目を向けて、旗を立てられる、そんな人だと思います。
今日ふと、それを感じる瞬間がありました。
まじでかっけえんだよな。心底悔しい笑。
まだまだって自分に未熟さを感じる。
でもそれはネガティブな感情というより、まだまだやれるじゃん!って感じ。
だってそんなにかっけえ人が、一緒にやろうって言ってくれるんだから。やれねえわけがないよなって感じ。
書けば書くほど、嫉妬してきたので、ここまでにします笑。
ただ、その一方で、いいちゃんと出会えよかったと言葉を届けてくれる人もいます。一人ひとり顔が浮かびます。
その人がどんな気持ちでその言葉を紡いでくれているのか、完全に理解することはできないけど、その言葉を紡いでもらえることにも救われています。
あなたがあなたで頑張ったのに、そんな言葉まで届けてくれちゃって、どこまで素敵な人なんだい?!と思います。
かっけえ人から受け取って、自分もそうなりたいから、次の誰かに贈るつもりで頑張ると、贈った先の人のはずなのに、その人まで贈ってくるから、いつまでも「受け取ってしまっているという負債感」が消えません。
これがある限りは、自分らしく生きていけるなって思います。
よし!!今日も頑張るぞ!!
みなさんにとっても、今日が素敵な1日になりますように。