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【サウナビジネスに興味ある方におすすめ】サウナ施設開業の為の教科書

皆さんこんにちは!
佐賀県小城市にあるアウトドアサウナ「在りのまま」というアウトドアのサウナ施設のオーナーをしている南里亮磨と申します。

実はちょうど今月で、アウトドアサウナ「存りのまま」を開業してから1周年を迎えます。

ここまで、沢山の方々のサポートを頂いたおかげで1年間お店を運営していくことができたので、サポート頂いた皆さんや当施設をご利用頂いたお客様には心から感謝しております!

そして、今回この1周年の節目に久々にnoteを書いてみることにしました!


今回noteを書く理由

存りのままをオープンしてから、

「サウナ施設を作りたいが、どうしたらいいかわからないから相談に乗って欲しい」

といった内容のDMをこれまで累計で20~30件を頂いてきました。

また、実は自分もサウナのお店を作ろうと決めてから開業までかなり苦労したんですよね…

それこそ、過去には令和の虎に出てみたりとか色々懸命に模索してきたのですが、結局開業するまでに結果的に約2年ほどの時間を要したんです。

だからこそ私の気持ちとしては、

なるべく時間の許す限りそういった方達の力に少しでもなれたら...

という思いがあるんです。

ただ、とはいえこれまでそういったDMの全てに個別での対応が出来ていなかったことも事実です。

なので今回は、この開業1年という一つの節目にこれまでの振り返りも踏まえて、これから新規でサウナ開業したい人に向けて、たくさんのヒントを与えられるような内容のnoteを書くことにしました!

ぜひ、最後までご覧頂けたら幸いです。

そもそもなぜサウナは儲かるのか??

まずよく聞かれるのが、

サウナは儲かるのか??

という問いについて。

私の結論としては、

"やり方を工夫すればそれなりに利益を作ることは可能だが、収益性の観点だけで見たらサウナより儲かる事業はたくさんある"   です。

また、近年はサウナブームも相まって都市部を中心にサウナ施設が急増しています。

そんな中で、新規でサウナ施設を作ってしっかり収益を上げるのはまぁまぁ大変です。

もし、サウナをやる理由が、
「お金を稼ぎたいから」という理由だけの場合なら、私はあまりサウナビジネスをおすすめしません。

ただ、そんな中でも

"サウナで勝つチャンス"

はゼロではないです。

サウナ愛が異常に強かったり、サウナで人生が変わる原体験を持っていたりでどうしてもサウナビジネスをやりたい方は是非、最後までご覧ください。

サウナ施設開業での勝ち筋は大きく2パターン

ではサウナ施設を作っていく中で、どうやって勝ち筋を見出していくのか。

私の考える勝ちパターンは以下の2つです。

1.初期投資にお金をかけまくる(初期投資1億~)
2.お店の付加価値を水や景観などの自然に紐づける

基本的には勝ちパターンはこの2つのみだと考えています。

1.初期投資にお金をかけまくる

まず大前提として、サウナはお金持ちビジネスであるということを理解して欲しいです。

サウナブームと言われだして、もう5年以上が経過し、その間に数えきれないほどのサウナ施設が誕生してきています。

その中で、生き残っているサウナ施設は、極端にサウナ室の種類が多かったり、水風呂が深かったり、チラーで水温を極端に下げたりと、独自の色があります。

要は、どれだけ設備にお金をかけられるかで勝負が決まるという事です。

そう考えるとミニマムでも1億円は予算を組まないと、競合優位性のある施設は作れないです。

また、1番危険なのは、中途半端な予算で施設を作ってしまうことです。

これだと、競合負けして採算を合わせるのはなかなか厳しいと思います。

なので、新規でサウナ施設を開業しようと考える場合は、(特に市街地で作ろうとする場合)最低でも初期投資1億の予算を組んで計画を立てましょう。

ただ、これから起業する方のほとんどのは1億規模の資金調達はほぼ無理ですよね。

仮に奇跡的に資金調達できたとしてもうまくいかなかった時のダメージが計り知れないですよね…

でもみなさん安心してください。

そこまでお金をかけなくても(500万円程度の初期投資)競合優位性を担保した収益性のある施設作りは可能です。

それが、水や景観などの自然にお店の付加価値を紐づけた施設です。

2.水や景観などの自然にお店の付加価値を紐づける(アウトドアサウナ)

サウナ好きの方にはすごく共感して頂けるかと思うのですが、水風呂の水質が抜群に良かったり、大自然に囲まれた景観の中で外気浴ができると都市型のサウナでは味わえない満足感が得られます。

川サウナ(サウナの後の水風呂の代わりに川に飛び込める)なんかはそのわかりやすい例かなと思います。

また、水や景観などの自然に紐づいた付加価値はその事自体が参入障壁になるので、競合優位性を担保出来ます。

また、このアウトドア系の施設の場合であれば、初期投資も500万から多く見積もっても1000万程度あれば十分実現可能かと思います。

なので、新規サウナ施設開業をしたい方は、水や景観などの自然に付加価値が紐づいたアウトドア系を狙うのが1番現実的だと思います。

アウトドアサウナのメリット

水や景観などの自然にお店の付加価値を紐づいたアウトドアサウナのメリットは以下の通りです。

1.初期投資がそこまでかからない
(500万程度あれば全然お店を作れる)
2.競合優位性を担保できる
(水や景観といった付加価値は真似されにくい)
3.商圏を広く捉える事ができる

といったことが挙げられると思います。

アウトドアサウナのデメリット

アウトドアサウナのデメリットは以下の通りです。

1.雨や台風、雪などの天候や気候の影響を受けやすい
2.基本山奥に作るので通りがかりでの集客は皆無
(SNSやウェブ広告を攻略する必要性がある)
3.商圏が広くなりがちなのでリピート率は比較的に低くなりやすい傾向にある

1.雨や台風、雪などの天候や気候の影響を受けやすい

アウトドアのサウナは基本屋外なので、雨や台風、雪などの天候や気候の影響を受けやすいですし、雨な日などは利用者も当然減る傾向にあります。

パラソルなどや内気浴テントを作るなどのハード面での対策や、雨の日は少し割引をするなどのマーケの観点での対策をする事がひとつポイントかなと思います。

ただ、雨の日を例に出して考えると、佐賀県の場合の年間降水日数は約100日程度です。※年によって変動はありますが


つまり、年間の73%は雨が降らない計算なので、
この73%でしっかりお客様に来店して頂けたら十分ビジネスとしては成り立つのです。

2.通りがかりでの集客は皆無

アウトドアサウナは基本山奥であったり、田舎に所在しているので、通りがかりでの集客(機会来店)は皆無です。

つまり、InstagramやTikTokを中心としたSNSでの発信や、WEB広告、GoogleマップなどのWEB戦略がかなり重要な鍵を握ります。

また、InstagramやTikTokについては15〜20秒弱のリール動画を攻略出来るかが凄く大きなキーワードです。

このリール動画と広告を上手に掛け合わせられると集客は上手くいきます。

アウトドアサウナ「在りのまま」【福岡サウナ/ 佐賀サウナ】 on Instagram: ". アウトドアサウナ「存りのまま」 @sauna_arinomama 佐賀県小城市に位置するカップルでサウナやBBQを楽しめるアウトドア施設です。 小城ICから車で3分の好立地に所在していて、福岡市内から高速道路でお越し頂けます。 最大温度110度で全身からしっかり温まるサウナや名水百選の水風呂ももちろんですし、冬場は薪で熱々のドラム缶風呂も無料で楽しめます。 ____________________________ #佐賀 #小城 #佐賀サウナ #小城サウナ#サウナ #プライベートサウナ #バレルサウナ #アウトドア #アウトドアサウナ #キャンプ #バーベキュー #BBQ #銭湯 #個室サウナ #テントサウナ#銭湯 #銭湯 #家族風呂" 15 likes, 1 comments - sauna_arinomama on December 3, 2024: " www.instagram.com


3.商圏が広くなりがちなのでリピート率は比較的に低くなりやすい傾向にある

アウトドアサウナの場合、車で1.5〜2時間圏内が商圏になります。

そうなると、再来店頻度も必然的に2.3ヶ月に1回程度と間が空いてしまいますし、リピート率も比較的下がってしまう傾向にあります。

顧客満足度をしっかり高めるや公式LINEなどを活用して再来店誘致に繋がるメッセージ配信をするなど、リピート率を高めるためにやれる事はありますが、ここは割とビジネスモデルによる要因も強いのでなかなか難しさもあります。

以上がアウトドアサウナのメリットとデメリットです。

アウトドアサウナの場合、スーパー銭湯のような、月500〜1000万とかの売上を目指すのは厳しいですが、月100〜150(繁忙期は200〜250万)程度の売り上げ規模であれば全然作れると思います。

アウトドアサウナを作る際に抑えるべきポイント


ではここからは実際にアウトドアサウナを作る際に抑えるべきポイントを書いていきます。

【抑えるべきポイント】
1.まず抑えるべきは水
2.強いインパクトを作れるか
3.予算を割く順番は水風呂→サウナ
4.マーケティングで勝負が決まる

まず抑えるべきは水

良いサウナを作ろうと考えた場合に、水風呂の水質はめちゃくちゃ大事です。

水風呂の水質の良さこそが、お客様の満足度を高める上で最重要ですし、水こそ都市型のサウナにないアウトドアサウナの最大のインセンティブです。

なので、アウトドアサウナをやる場合、水に恵まれた場所でやることを最優先に置いて物件を探しましょう。

強いインパクトを作れるか

後ほど詳しく書いていきますが、サウナはマーケティングで勝負が決まる側面があります。

そう考えた時に、川に飛び込める、オーシャンビューを一望できるなどの強いインパクトを作れるとマーケティング施策を打つ時にかなり優位性を出す事が出来ます。


3.予算を割く順番は水風呂→サウナ

色んなアウトドアサウナ施設を見ていると、まず予算をサウナ室に割いている傾向があります。

ただ、繰り返しお伝えしますが、顧客満足度を高める上で1番大事なのは水風呂です。

失敗パターンのあるあるなのが、サウナ室に予算を使いすぎて水風呂がしょぼくなってしまうパターン。

なので、まずは水風呂から予算を組んでいきましょう!

予算がない場合は、サウナはテントでも全然オッケーです!
※うちもサウナはテントサウナです


4.マーケティングで勝負が決まる

これまで、競合優位性について色々と書いてきましたが、とはいえサウナは競合優先性を作りにくい業態です。つまり、マーケで勝負が決まるのです。

では、マーケで勝ち切るためには何が必要なのか??

ここからはマーケティングで勝ち切るための方法を書いていきたい思います。

マーケで勝ち切るために何が必要か??


【マーケティングで勝ち切るために必要な要素】
1.来店動機は何かを明確にする
2.SNSで映える強いインパクト
3.リール動画を攻略する

1.来店動機が何かを明確にする

アウトドアサウナの場合は、基本的には田舎の山奥にお店を構えるので、「わざわざ田舎までサウナに行く理由」を明確に作らないと人が来てくれません。

例)次の休みの日にサウナデートするために来店する

「何のためにうちのサウナへ行くのか」
この問いを明確にしておきましょう。

2.SNSで映える強いインパクト

川に飛び込める、オーシャンビューを一望できるなどの強いインパクトを作れると、SNS上での反響が大きく変わります。

ここもかなり重要な抑えるべきポイントです。

3.リール動画を攻略する

具体的に、SNSで認知を取ろうと考える場合、15~20秒尺のリール動画を上手に活用できるかがかなり重要なキーワードになります。

来店動機を明確にした上で、強くインパクトのあるリール動画を作っていけるかが、マーケティングでの勝ち負けを決めていきます。

最後に

そして、最後に1番大事なのは覚悟です。

サウナ施設を作って上手く軌道に乗せることは決して簡単なことではなく、相当頑張らないと上手くいかないです。

ただ、そのやり方はあるので、サウナビジネスに挑戦したい方はぜひ参考にしてみてください。

他にも書きたいことはあるのですが、書き疲れたので一旦今回はここまでにします。

また、何かご質問等があればお気軽にInstagramへDMを送ってください!

最後までご覧頂き、ありがとうございました!



















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