マンガや小説同人誌を作るならこれ!本文用紙のえらび方
こんにちは!緑陽社です。
同人誌の本文用紙をえらぶとき、どの紙が適切か迷ってしまったことはありませんか?今回は緑陽社がえらぶオススメ本文用紙をご紹介します♪
マンガと小説が混在するアンソロジーや、分厚い本、再録集にオススメの本文用紙など、作りたい同人誌の内容に沿った解説もあります。
1.マンガ同人誌にオススメの本文用紙
ザラっとしたコミック用紙が好きな方にオススメなのは「コミックルンバ 84kg」。
定番のホワイトの他にクリーム/ピンク/ブルーの4色をご用意しています!
「コミックルンバ 84kg」は、同人誌印刷所4社が共同開発したオリジナル用紙。マンガを印刷することを目的に開発された紙なので、細い線、細かなトーン、ベタも綺麗に仕上がります!
サラサラと平滑な用紙が好きな方には「上質 90kg」がオススメ!スタンダードな白い本文用紙で、クセがなく使いやすいのが特徴です。
厚手の本文用紙を使いたい場合は「上質 110kg」や「ソフトパステル108.5kg」がオススメです。ページ数が少ない同人誌でも、厚い本文用紙を使えば「しっかり感」を出すことができます!
※こちらでご紹介した紙は主に「カラーセット」「色刷表紙セット」でご利用いただけます。
※「コミックルンバ 84kg」各色、「ソフトパステル 108.5kg」は「折とじ本セット」でもご利用いただけます。
※「ソフトパステル 108.5kg」はB5サイズの本限定です。
2.小説同人誌にオススメの本文用紙
小説、詩集など文字の同人誌には「クリーム書籍用紙(淡クリームキンマリ) 72.5kg」がオススメです。コミック紙よりも薄手でめくりやすく、クリーム色味がかった色合いは目にも優しい♪
白い本文用紙をお好みの場合は「上質 70kg」をご利用ください!
「クリーム書籍用紙(淡クリームキンマリ) 72.5kg」と同等の厚みです。
※こちらでご紹介した紙は「小説本セット」でご利用いただけます。
3.ラフな質感に仕上げたい本にオススメの本文用紙
「ツルツルとした紙ではなく、優しい手触りの紙を使いたい!」…というご相談をよくいただきます。そんなときにオススメなのが「コミックルンバ ナチュラル 70.5kg」です!
こちらは、上述の「コミックルンバ 84kg」よりもやや薄手のコミック紙です。マンガ用紙のザラっと感と薄さが融合した本文用紙で、冊子全体をナチュラルな雰囲気に仕上げることができます!
紙の薄さ・柔らかさを活かして、ページ数が多く分厚くなりがちなアンソロジーにも多くご利用いただいています。挿絵をたくさん入れたい小説本などにもオススメです♪
※こちらでご紹介した紙は「カラーセット」「色刷表紙セット」でご利用いただけます。
4.マンガをたくさん集めた総集編・再録集にオススメの本文用紙
分厚いマンガ本には「モンテシオン 56kg」がイチオシです!
市販のコミックスみたいなザラザラ感と、軽くてフワフワした風合いが楽しめる嵩高(かさだか)用紙。ざらついているけれど細かなマンガ原稿もしっかり再現する印刷適性があり、めくりやすく読みやすいのが特徴です!
スタンダードなA5サイズの本にも、ちょっぴり小さめのB6サイズの本にもご利用いただけます♪たくさん描き貯めたマンガ原稿を1冊の本にまとめたいときにぜひご活用ください!
※こちらでご紹介した紙は「コミックスパック」でご利用いただけます。
5.カラーイラスト本にオススメの本文用紙
「とにかくカラーイラストを発色良く再現したい!」という方には「ハイマッキンレーアート 135kg」や「ハイマッキンレーマット 135kg」がオススメです!
オフセット印刷のインキは、紙に吸い込まれず表面に残るほど発色よく表現されます。
「ハイマッキンレーアート 135kg」や「ハイマッキンレーマット 135kg」は紙の表面にコーティングが施された紙のためカラーの再現性が高く、紙地の白色度も高いため、カラー印刷と相性ピッタリです!
「ハイマッキンレーアート 135kg」はツルッとした光沢のある紙、「ハイマッキンレーマット 135kg」はサラッとしたマット調の紙です。お作りになりたい本の雰囲気にあわせてお選びください♪
※こちらでご紹介した紙は「オールカラーセット」「A4オールカラーセット」でご利用いただけます。
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この記事でご紹介した本文用紙は、緑陽社の「資料請求フォーム」から無料でお取り寄せいただけます!ぜひ実物の紙を目で見て、手で触って、お好みの本文用紙を見つけてくださいね♪
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6.本文用紙についてのよくある質問にお答えします!
(1)薄手の本文用紙は裏面が透けちゃう?
マンガ同人誌の場合、表側の絵が裏側に透けてしまうのでは…と気になることが多いかと存じます。確かに紙が薄ければ薄いほど、厚手の紙と比較すると透け感は強くなります。
ただ、緑陽社でご用意している紙であれば、薄手の紙であっても、表側のインクが裏側に染みてしまったりベタの裏側に当たる印刷が著しく読みにくくなったりということはございません。
どの紙も印刷の再現性についてはお墨付きですので、どうぞご安心ください!
(2)分厚い本をつくるときにはどの紙がオススメ?
本の開きやすさ・開きにくさの感じ方には個人差がありますが、薄手の本文用紙ほど開きやすいと感じる方が多いかと思います。
ページ数が多いほど本の中央付近のページが開きにくくなります。
このような開きにくさが気になる場合、例えば「コミックルンバ 84kg」よりも薄手の「コミックルンバ ナチュラル 70.5kg」を選ばれる、というケースが多くございます。
なお、本の読みやすさは本文用紙の種類だけではなく、原稿の作り方にも関連します。厚手の本の場合は、ノド側(綴じ側)の余白をいつもより少し大きめにするなど、工夫次第で本のクオリティを上げることができますよ♪
(3)「本文色刷」(色インキで本文を印刷)する場合はどの紙がオススメ?
オフセット印刷のインキは透過性があり、印刷した部分は本文用紙の色が透けて見えます。このため、インキの色そのものを活かしたい場合には「コミックルンバ ホワイト 84kg」「上質 90kg」など白い紙がオススメです!
ただし、「コミックルンバ 84kg」シリーズのクリーム/ピンク/ブルーも淡く優しい色合いなので、本文色刷に適した濃いめの色のインキを使っていただければ、原稿が読みづらくなってしまうといったことはございません!
本文用紙の色とインキの色は、その本自体の印象をガラッと変える効果を持っています。作りたい作品の雰囲気や、キャラクターのテーマカラー等にあわせてご検討ください♪
【まるでマンガ雑誌】本文色刷インキのえらび方と疑似小口染め特集
(4)緑陽社のラインナップにない本文用紙を使いたい時はどうすればいい?
紙屋さんからのお取り寄せにてご利用いただける場合があります。冊子の全体的な仕様をお伺いした上で、個別にお見積させていただきますので、「カスタムコース」からご依頼くださいませ!
※コミック紙については、印刷会社各社様が独自で製造している紙もございます。このような紙はお取り寄せができませんので、何卒ご容赦くださいませ。
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