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【ラジオDJへの道】第49歩:エピソードトーク&曲紹介Vol.40「貪欲にアウトプットする話」「レプン・カムイ(ソウルフラワーユニオン)」

キリの良い40回、更新です! ※ラジオは土曜日更新できましたが、noteは日曜になっちゃいました

というわけで今回は「貪欲にインプットしよう!」という話をしてます。

というのも今週一週間はちょっぴり気持ちのバランスが悪いのを自分で自覚してて、気分が乗らなかったんですよね。なので一週間は早寝をして21時くらいには寝てらりして少しずつ回復傾向になったんですが、よりリカバリーをしようとこの三連休を使ってインプットしまくろう!と決めたわけです。

早速初日の今日は、明け方から漫画「ゴールデンカムイ」を最新話まで読み終え、そしてお昼は映画「ドライブ・マイ・カー」を映画館で鑑賞しました。

「ゴールデンカムイ」はマンガ好きなら説明不要な名作ですが、ちょうど明後日9/20まで無料で最新話までの全話を配信するという、太っ腹すぎる企画をやっていて、マンガ好きが歓喜してます。

最新話まで全話ですよ、全話! 290話あるんですよ。それが全部読めるなんて!もうこの連休絶対読むしかないでしょ。

この作品の解説サイトはたくさんあるので詳しくは譲りますが、個人的には以下のポイントが好きなところです。

①王道の冒険譚に、宝探し、仲間探し、ロードムービー要素
②アイヌの民俗学的要素や伝統グルメの解説が凄い!
③ジョジョ7部「スティール・ボール・ラン」との共通点が多い
④ifの歴史に思いを巡らせて面白い

①とか②とかについてはラジオ内でも話してますし、他のサイトでも解説があるんで置いておいて、個人的には③があまりネットで語られていないのが違和感というか。なんで?という感じなので、ここで少しまとめたいなと。

「ゴールデンカムイ」と「ジョジョ7部SBR」との共通点

①ロードムービーであること
まず分かりやすいところでいうと、ロードムービー的な冒険譚ということ。SBRについてはそもそも作品内でも「レース」という形で展開していくわけですが、ゴールデンカムイでも北海道中を移動し、樺太へ行った後にまた北海道、そして最後は函館と移動していく話になっています。
やはり「ロードムービー」はストーリー展開の王道ですよね。

②宝集めが勝負の帰趨を決する
ゴールデンカムイは24個の”宝の地図(入れ墨)”、そしてSBRは”聖人の遺体”。それらを奪い合い、最終的に集めたものが勝利(=宝)を得る、という仕掛けです。
この「奪い合う」というのがポイントで、この辺は初期の「ドラゴンボール」でのドラゴンボールの奪い合いが想起されます。

③主人公が魅力的な2人組コンビ
ゴールデンカムイでは、退役軍人とアイヌの女の子の二人組、SBRではイギリスの元騎手とネアポリス(架空の国)の死刑執行官の二人組。それぞれ目的は違うもののお互いを信用・尊敬し合い、魅力的なコンビネーションを発揮するコンビです。

④主人公側が私的な目的、相手側が崇高な目的でゴールを目指す
ゴールデンカムイでは父親の復讐と幼馴染の手術代、SBRはジョッキー復帰と恩赦が主人公側で、相手側が国の建国や合衆国の安寧というもの。ステレオタイプで考えれば主人公には崇高な、そして夢のような目的があるのが理想なわけですが、どちらも逆に敵側がそういう目的を持っているという。

⑤(おまけ)敵も味方も魅力的なキャラだらけ
これはゴールデンカムイとSBRだけの話じゃないのでおまけ扱いですが、名作の誉れ高い作品というのはキャラクター一人ひとりを深く描くので、結果として敵味方関係なくファンが増えるということになります。その意味では二つの作品とも魅力的なキャラクターばかり。なので誰かが死んでしまうと悲しくなっちゃうんですよね・・・。
ゴールデンカムイはいよいよ最終決戦、敵も味方も死んで欲しくないという読者が多そうですが、こればっかりはしょうがない。果たしてどうなるか楽しみです。

とまあこんな形でしょうか。もちろんジョジョは”スタンド”という作品のコアな部分だったり、第1部から続く”ジョジョvsDIO”の対決(SBRからパラレルワールドに突入しましたが)という歴史もあるわけで、その辺は明確に違うものの、ストーリーの構成要素としてはこれくらい一緒なんですよね。

というわけで「つべこべ言わず読め!」ということです(笑)

長くなりそうなので「ドライブ・マイ・カー」は別のnoteで書きたいと思いますが、曲はというとソウルフラワーユニオンの「レプン・カムイ」を選びました。

※プレミアム会員しか見られない動画しかない💦


「レプン・カムイ」とはシャチのこと。実はゴールデンカムイの中でも出てきます。そのシャチのことを歌ったこの曲は20年以上前の曲なんですが、改めて歌詞を見ると、ここ数日で触れたゴールデンカムイの世界が想起されますね。

「命あるうちに話しかけてよ」とか、「いつか殺された重い魂」とか。ゴールデンカムイの中でも描かれるアイヌ文化、アイヌの考え方は、命ある全てに感謝し、そしてそれを食べ物としていただくことにも感謝する、という考え方。あとは全ての物には魂が宿り、また神が授けたものという。
だからこそ作中にもあるように、キムンカムイ(ヒグマ)を殺して食べた後、”イオマンテ”と呼ばれる儀式で天に送り返すんでしょう。触れれれば触れるほど奥深く、考えさせられる文化です。


さてソウルフラワーユニオン。一時期大好きでライブにも行った記憶がありますが、ここ最近は久しく聞いておらず、今回の選曲で久々に聞きました。やっぱりいいですね。やはり民俗音楽というのは誰の心にも響くというか、気持ちが揺さぶられる気がします。沖縄出身ということもあるかもしれませんが。

今回紹介した「レプン・カムイ」はプレミアム会員しか見られないと思うんで、誰でも見られる動画の中でオススメ曲を貼っておきます。ソウルフラワーユニオンを聞きたくなった人は是非。

ではまた来週!


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