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【ラジオDJへの道】第77歩:エピソードトーク&曲紹介Vol.68「富良野で悩み留萌で悲しんだ話」「Banging the Drum(bloodthirsty butchers)」
noteの更新がこれまでで一番遅くなりましたが、第68回、(先週の)日曜の午前中に更新してます。
さて今回は4/1から四泊五日での北海道旅行についての話です。
このnoteを書いていた瞬間も北海道に居まして、細かく説明すると今は根室本線の新得駅から帯広駅へと向かう夜の鉄道旅の途中でした。
(結局最後まで更新できず、東京に戻ってからの更新ですが)
さて今回の北海道旅のメインコンセプトは「JR北海道の鉄道を有り難がる旅」です。
鉄道好きの間では有名な話ですが、JR北海道はJRグループの中で一番経営が厳しい会社。まあ東海道新幹線や東北新幹線のようにドル箱の路線が無いし、それどころか過疎化地域が多くてほとんどの路線は赤字だし、そして大雪などもあって線路の維持も大変だしで、そうなるべくしてなっているという感じで経営努力がどうという話でもないのが切ないですね。
そんな中で度々起こる地震や台風で被害が出てしまってその復旧も困難な箇所が結構あるという感じで、それらもあってここ数年で見ても実際に廃止済みなのが2路線、そして廃止(バス転換)が決定またはほぼ決定しているのが3路線あるんですね。
既に廃止済みの一つである日高本線の鵡川~様似間についてはコロナ前に乗る計画を立てていて、そこからコロナ禍に突入してしまって乗れないままに廃止になったという悲しい過去もあったんで、この3路線については何とか乗れるときに乗っておこうと思ったわけです。
その3路線というのが、以下。
・留萌本線:滝川~留萌(留萌本線の全て)
・函館本線:長万部~小樽
・根室本線:富良野~新得(現在も東鹿越~新得は代行バス)
これらを乗り潰せるようなスケジュールを組んだ、ということです。
というわけで旅の前半戦としては留萌本線に乗りまして、留萌市まで辿り着いたわけですが、その日(金曜日)は全国的に寒くて北海道もめちゃくちゃ寒い。まあ寒さは事前に調べていたんでかなりの重装備で出かけたんで大丈夫だったんですけど、まさかあれほど雪が積もっているとは。スニーカーで来てしまったことを少し後悔。
「北海道の四月を甘く見るな!」というのを今後の人生の教訓にします・・・。
そんな中、せっかくならということで、2016年に先んじて廃止になっていた、本来の留萌線終着駅であった増毛駅へと路線バスで向かいます。
増毛は江戸時代からニシン漁で栄えた町で、街中にはその当時の建物が残っていて歴史を感じさせます。江戸時代から明治時代にかけてはロシアからの脅威に備えるために幕府の命令で秋田藩の陣屋が置かれるなど、様々な人が訪れた地ですが、ニシン漁の衰退や人口減少などがあって鉄道のニーズが低くなり、留萌~増毛間が廃止となったわけです。
個人的には日本最北端となる酒蔵である国稀酒造に訪問したいこと、また留萌本線に乗れるのが最後になることを考え、せっかくならかつての終点まで辿り着きたいと思っての訪問となりました。
とまあこのまま旅行記に突入してしまっては、書くのも大変なのでいったん留萌~増毛の写真だけ載せておきますね。
増毛駅の駅舎は売店と資料室になってました。
秋田藩の元陣屋は資料館になってました。江戸時代~明治時代にロシアの脅威から守るためのものですね。色々な資料もあり見応えあり。
増毛の街並みは色々面白いです。昔ながらの面影を残した建物もちらほら。
日本最北端の酒蔵、”国稀酒造”。主要銘柄は”国稀”。北海道を旅しているとよくお店で目にするお酒ですね。
この日は仕込みはお休みでしたが、酒蔵にて様々な種類のお酒の試飲を楽しみつつ、仕込み水を飲ませてもらいました。いやあ、美味しかった。
立派な彫刻と天井画、そして文字のごとく”増毛(ぞうもう)”を望む人たちの絵馬が名物である、「増毛厳島神社」もオススメでした。木彫りの彫刻もしっかりと残されているし、絵も見事です。
留萌の二大名店といえば、「蛇の目寿司」と「カリーザイオン」。
蛇の目寿司で初めて食べた”かすべほっぺ”がお酒に合い過ぎて最高。そしてカリーザイオンの名物・豚ニラスープカレーも特徴的で最高。留萌、おそるべしでした。
北海道の旅の続きはまた次回のnoteにて。
さて今回の曲は、留萌の生んだスターの一人、bloodthirsty butchersの「banging the drum」です。
ブッチャーズの曲の中で個人的に最も好きな曲は「Flanging Sun」なんですが、ちょっとマイナーでYouTubeに無かったのでこの曲を。
ちなみに留萌市出身のミュージシャンは、ブッチャーズの3人以外だとあがた森魚に碇ポルシェ(ロマンポルシェ)、そして作曲家だと森田公一氏(「あの鐘を鳴らすのはあなた」「ハートのエースが出てこない」「ひなげしの花」「南の島のハメハメハ大王」等)に宮川泰氏(「宇宙戦艦ヤマト」「恋のフーガ」「ズームイン テーマ曲」「JRA関西G1ファンファーレ」等)が挙げられますが、留萌市の人口に対して偉大なミュージシャンがかなり多い気がしてます。
いやあ、不思議。