柿崎なつ

15歳離れた同居人と二人暮らしをしています。 歌とお酒が好き。  自分の気持ちを吐き出す場にしたいです。

柿崎なつ

15歳離れた同居人と二人暮らしをしています。 歌とお酒が好き。  自分の気持ちを吐き出す場にしたいです。

最近の記事

ひとり酒に慣れる日

大学生のころは、深夜にストロングゼロで寝酒をするのが習慣だった。 とにかく大学でのストレスが酷くて、酒なしでは寝れなかった。 その後、今の同居人と出会ってから、もう少し健全な酒の飲み方を教えてもらった。 とりあえずストロングゼロは週末以外は飲まない、週末でも1本で済ませる、もっと度数の低くて果汁の多い酒にする…など。 その代わり、飲み屋に連れて行かれた。 美味しい食事をしながら飲むお酒は美味しいんだと体感していた。 今の課題は、一人で飲み屋に入れないことである。 とにかく注

    • ふるさとってなんだろう

      写真はコロナ禍になる前に帰省したときに撮った、地元の風景である。確かこの日は同窓会だったと思う。 この地元には、上京するまでの10年間住んでいた。 逆に言うと、10年しか住んでいない。親の仕事の都合で引っ越しをする前は、別の場所に住んでいた。 私はこの地元を、ふるさとと呼んでいいのか分からない。 確かに思春期の自分に多大な影響を与えた土地なんだろうけれど。 県外からの転校生は珍しかったせいか、ずっとこの土地ではよそ者なんだという扱われ方をしていたし、こちらもその意識で生活を

      • 自分の気持ちは何処にあるんだろう。

        成人式を迎えてたとき、どんな気持ちだっただろう。 成人式の支度は実家でやった。 親とはまだ関係は一応良好だったと思う。 振り袖は着たいが父が余計な出費を嫌がるので、母が成人式で着てた振り袖にした。 小物も母が持っていたのを使った。嫁入り道具だったらしい。 母の振り袖は着物が大好きな祖母が選んだものだったので、祖母にたいそう喜ばれた。 そこに自分の気持ちはどれだけあっただろう。 本当はみんなみたいな華やかな振り袖が来たかったのかもしれない。 でも、自分の気持ちなんていつだって

        • 人生最大の賭け

          就活をするときに考えたのは、関東に居続けるのか、地元に帰るかだった。 当時の私は、神奈川のとある大学に通っていた。 今の15歳離れた同居人ともこの頃から同居人だった。(正確に言うと、私は彼の家に居候をしていた) 迷っていた理由は、地元に帰ったほうが就職できる確率が高いのが分かりきっていたからだった。 自分に特別できるものは思い浮かばないし、そんな自分が関東で就活したら埋もれるんじゃないかと本気で悩んでいたからである。 しかし、地元に帰ったとして実家との折り合いはさほど良く

          病院帰りのラーメン

          土曜日、婦人科に行ってきた。 薬を貰いに行くための、2ヶ月に一回のイベントである。 土曜日もやっている病院なんて有り難いが、とにかく混んでる。 1年も病院に通っていると診察なんて一瞬で終わるが、とにかく待ち時間が長い。 3時間掛かって病院を出ることが出来た。 そのあと、疲れたので無性にラーメンが食べたくなり。 日高屋でチゲ味噌ラーメンを食べてしまった。 昔は辛いものはそこまで好きではなかったのに、今は完食できるようになってしまった。 冬季限定にしないでほしいくらいおいし

          病院帰りのラーメン

          料理がすこし楽しくなった話

          突然だが、私が苦手なものは料理である。 野菜の皮は包丁では剥けないからどんなに人から馬鹿にされようとピーラーを使うし、こないだはピーマンの切り方が分からなくてスマホで検索した。 コロナ前は、仕事終わりによく行く居酒屋や中華料理屋などでお腹を満たしていたのだが。 緊急事態宣言による飲食店の営業時間短縮はかなり痛かった。 仕事帰りに惣菜を買うのも寂しくなってきた。 どうにかして彩りのある食卓を作りたいが、料理をするとてどうしてもやるのは仕事から帰ってから。 なるべくやるなら楽

          料理がすこし楽しくなった話

          生理が重いと思ったら病気だった話

          生理の日は基本的に体調が良くない。 何故かいつもより眠いし、腸の調子も良くない気がする。 いや、これは実は生理ではない。 ピルの休薬期間である。 正確に生理と呼べるものは、実はもう1年来ていない。 かつての私は、割と生理が重い人だったと思う。 オムツみたいな夜用ナプキンしか付けてなかったし、生理痛は鎮痛薬を一日に4回分飲んでしのいでた。 あまり自分ではすごい重い人だという自覚はなかったが、職場の同僚と同居人から病院に行けと言われた。 客観的に見たら病気に見えるのだろうか。

          生理が重いと思ったら病気だった話

          好きな服を捨てた話

          この時期の衣替えをするときに思うこと。 社会人になるタイミングでパーカーを一気に捨てたことがある。 帰省したとき、パーカーは大学生のうちだけだと母によく言われていたからだ。 母と連絡を取らなくなってもその言葉は覚えてて、学生寮を出るときに一気にゴミ袋に詰めた。 パーカーはすごく好きだった。 特に、チャック付きで前が開くものが好きだった。 とりあえず羽織れば、なんかまとまりのなかったコーディネートがしっくり来たりする。 ジャケットより安価だし、カーディガンよりなで肩が目立た

          好きな服を捨てた話

          大嫌い

          自分の価値観を押し付けてくる人は嫌いだ。 結婚がゴールとか、子沢山が幸せとか、親と仲良くとか。 料理にピーラーは使うなとか。 休日は地域を知るため習い事をしろとか。 貴方は私の何を知っているんだ。 こんなでも必要最低限見繕ってなんとか生きてんだ。 私も貴方のことを何も知らないけど、私の価値観を貴方に押し付けたことなんてしたことないはずだ。 失礼極まりない言葉は、いつも笑って受け流してる。 私の人生は私が幸せになるために生きるんだ。 とりあえず押し付けがましい先輩とは距離

          夕飯

          15歳離れた同居人と二人暮らしをしている。 今日は土曜日だが、同居人は仕事だ。 私は休みなのだが、買い物に行くついでに最寄り駅まで一緒に行くことになった。 私は、買う食材に悩んでいた。 「煮たら美味しい野菜って何かなあ。大根と白菜以外で」 「とりあえずカレーの具になってるのは大体大丈夫じゃない?玉ねぎとか、じゃがいもとか…」 私は確かにそうだと納得した。 同居人は料理が出来る。今の仕事に転職するまで、料理を作ってくれていた。 しかし、転職した結果、家に帰るのが