Ryo Jokura

ANA、リクルート、エムスリーで人事を経験。リクルートワークス研究所を経て、ラクスル株式会社で人事総務を担当してます。

Ryo Jokura

ANA、リクルート、エムスリーで人事を経験。リクルートワークス研究所を経て、ラクスル株式会社で人事総務を担当してます。

最近の記事

人事として「人事戦略」をたてる前にやるべきこと

誰にでもできることを、誰にもできないくらいやる この言葉は、2021年2月にNHKの番組「プロフェッショナル~仕事の流儀~」で放映されたふとん職人の新貝晃一郎さんの仕事場に書かれた言葉だ。 胸に刺さった。 誰にでもできることを、誰にもできないくらいやる 自分の人事での経験を顧みたとき、正直「うまくいかなった」「成果が出なかった」と思う出来事は、これが徹底できなかったことばかりだったように思う。 新貝さんの掲げるこの言葉は、どの仕事にも共通する普遍的なものだともいえるが、

    • 「事業価値」につなげる人事の取り組みをするために意識するといいのでは?と考えること

      「事業価値につながった実績を教えてください」「これまで自分が事業価値を高めた、もしくは、事業成長につながった実績を1つ教えてください」 現在(2021年1月現在)、ラクスルでは人事ポジションを幅広く募集していて、コーポレートの人事責任者として、その選考プロセスで面接をさせていただく際に、私がよく聞いているのがこの質問です。 多くの方が「うーん、事業価値ですか…。」と悩んで答えられます。また、複数の方から「城倉さんの経験を教えてもらえますか?」と逆に質問をいただくこともあっ

      • 私がCHROになるにはまだまだ足りない(と思う)こと=CHROに大切なこと?

        全体像から個別を議論する?「城倉さんは個別議論のクオリティがめっちゃ高いと思う反面、全体像がみえづらく、施策バラバラと動く印象があるので、常に全体像から個別を議論する建て付けを意識いただけると助かります」 これは、私がCOOから2週間くらい前にもらったフィードバックです(原文ママ掲載)。 このフィードバック、かなり人事の本質を突いていると思っていて、人事のキャリアを積んでいる人(積んでいこうと考えている人)にとって、大事な示唆が含まれているなあと思っています。 「全体像か

        • 人事こそROIへの意識が重要だと思う

          1月に初のnoteを書いて以来、2回目がなかなか書けず、その後、世の中がなかなか大変な状況になってしまいましたが、改めて、ゴールデンウイークで長い時間がとれたため、2本目のnoteを書いてみたいと思います。 2本目は「人事がなぜROIを考えることが重要なのか」についての私の考えを書きたいと思います。 人事の仕事は長らく「成果がみえない」とか「効果がみえない」と言われてきた仕事です。だからこそ、「人事におけるROI(投資対効果)」について考える意味があると強く思っています。

        • 人事として「人事戦略」をたてる前にやるべきこと

        • 「事業価値」につなげる人事の取り組みをするために意識するといいのでは?と考えること

        • 私がCHROになるにはまだまだ足りない(と思う)こと=CHROに大切なこと?

        • 人事こそROIへの意識が重要だと思う

          人事が大事にすべきだと思う2つの視点(という本論をはじめる前に)

          「人事に求められる役割は変わった」これまで15年近く「人事」に携わるさまざまな仕事をしてきました。 最近(といってもここ数年)、多くの人事、経営に携わる人たちと話していて、 「人事に求められる役割は変わった」 そんな声を聞くようになったなと思います。どう変わったのか。どのような人事が求められるようになったのか。 一度、自分なりの考えをまとめてみようと、筆をとりました。 自己紹介的なもの私は大学卒業後にANAに入社し、入社3年目から部門の人事に携わるようになり、人員計

          人事が大事にすべきだと思う2つの視点(という本論をはじめる前に)